やを  ヤヲ  yawo

  

【(熟・弥・弥大)・八百】
正の方向に離れるさま。「増す・高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま

『みやこには きみむつましく やをかふり つくしのそやと』ホ27
『むかしふたかみ あわうたお ひことにうたひ やをよろかミ10

 
やゆ(弥ゆ・栄ゆ・熟ゆ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「増す・高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
また「や(弥)」+「を(大・多)

変態:「やも(八百)」「やゑ(八重)」「やふ(藪)」「やま(山)」「いや(弥)いわ(岩)

 
 

【八方】
八方。あらゆる方面。

やをのあらひと いまなれて もろたのしめは かんかえて』ホ34

 
や(八・弥)」+「を(端・方)

変態:「やも(八方)」「よも(四方)

  

10/01/10

  

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