をしか  ヲシカ  wosika

  

【(御使・大使)】
(神・君の)代理者。御使い。

『たまつのをしか あちひこお みれはこかるる わかひめの わかのうたよみ』ホ1
『のほるほつまの をはしりの さかにゆきあふ をしかとは』ホ11
『うほきみかとに いてむかふ をしかむしろに たちなから』ホ11
『ははやおそえて たまふのみ をしかむしろお おりにけり』ホ11
『ふつぬしこたえ わかおゐの わかひこさきに をしかにて』ホ16
をしかいたれは みそふかみ したひおしめと みことのり』ホ26
『やすにおさめて まつるのち つくしをしかの みことのり』ホ27
『みくさたからの あまをしか やとよのみはた たかみくら』ホ38
『さをしかにきて みことあけ このときをしか たたねこと』ホ40


を(御)」+「しか(如・使)
「しか」はここでは「匹敵する者・代理者」などの意。

類語:「さをしか(差使)」「さし(差使)」「をし(御使)」「をしかと(御使人)」「しか(使)」「しかと(使人)」「しかち(使人)」「やつこ(奴)」「かんつかい(神使・官使)」「みつかひ(御使)

  

10/02/23

  

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