【和・合・収・治】おふ(合ふ・和ふ)の名詞化。 和し。調え。治め。和合。調和。
『ひかりむち おてにくにたま のりめくる おとはほおこほ』ホ18 『しなかおいちお おほやまと くにたまかみの いはひぬし なさはむけへし』ホ33 『はしにみほとお つきまかる おいちにうつむ はしつかや』ホ34 |
【小・子】わけ(分け)の意。姫の斎名に慣例的に付される。 =こ(子・小)
『なにこひめ またこなにひめ なにおとも おなにともつく』ホ4 『ともすえひとは はさまたに のこしいすしま ふとみみか またおおめとり』ホ35 |
【劣・乙・落・下・小・果】負の方向に離れるさま。
『せみのおかわに みそきして ちのわにたたす みなつきや』ホ10 『はやすいと よるあまおふね あひわけか とえはくにかみ うつひこそ』ホ29 |
【穢・汚・尾・下・末】同上。 =ゑ
『まかりなおさん かんなおひ おおなおひかみ うみてみお いさきよくして』ホ5 『ことひきはらに おはよえた おきてかわちの ふるいちに またよはおつる』ホ40 |
【埴】オの母音。埴を表す。
『あいうえお うつほかせほと みつはにの ましわりなれる みなかぬし』ホ18 『あはうつほ いはかせうはほ えのみつと おのはにゐつね ましわりて』ミ10 |
【押・追・離・放・遠・発・起】離れるさま/離すさま。
『ともなれはこそ おちにとふ われおなきみに あやまつは』ホ10 |
【上・兄・熟・老・養】正の方向に離れるさま。
『なにことも おたみおたてて にいたみの かけははらより つくなわす』ホ24 |
【央・皇・奥】同上。 中心。中核。
『ゐものみは をせのおなかに おることく なせはみさほそ』ホ13 『おのころの よつはわにあひ くにをさむ』ホ18 『ををんかみ おうちにうえて いせのみち なるはなるるお はかります』ホ24 『あまのおさかへ ちのへきへ たちはかせへの としなへお あはせたまわる』ホ37 『もろくれは ふつくころしつ みゆきして とよのなかおに かりみやこ』ホ38 |
【お】推量。意志・勧誘の助動詞「う」「ん」「よう」の変態。
『あにかこころね いさめおも きかぬおしれは さほひめの なかこわななき』ホ35 『ものそのは うけもちのたの つとめおも なかとにならは うえややむらん』フもその |
11/03/31
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