【退・放・投・鳴・音】放ち。派生。発し。湧き。開き。
『とかもより さわたりくるひ ほそたはや かひなおまかん とはすれと』ホ40 |
【菜】はな(放)の短縮。大地が放つもの。植物。 =は(放・葉・派・生)
『ゆえにをんかみ つきにみけ にかきはほなや』ホ1 『きよなおはめは ちもきよく うしほのことし よよたもつ』ホ15 『むかしなかくに うけもちの かみかうけなお あにこゑは』ホ15 『よるなみに はゆるなろなは はたのたね』ホ15 『てこにいれきて すすなしる ももたくはえて みあえなす』ホ15 『わかつねのみけ ちよみくさ よのにかなより ももにかし』ホ15 『かししはくさく をもみたれ とくはあらひみ うるとなも』ホ15 『ここなひつきの みたねゆえ くえはめのたま あきらかに』ホ15 『このしろいけの みやことり らはななくれは たはむれる』ホ24 『はおなおはめは ちよおうる わかなもおなし にかけれと』ホ24 『ねはひとのなり ははよめな はなやゑかおよ』ホ24 『かみのりかゐは くろまめと うむきとすめと ななのよね かゐにかしきて』ホ38 『あまかみの くわにめくらす はらのなの にかきにかたち かたくなし』ミ4 『まかりかやくり うなところ かくいもかしら しむのより』ミ7 『こけふはこへな いたひらな すすなすすしろ すせりなす なみそにのそく』ミ7 『ゆみはりまつる みそのなは ぬゑあしもちか かさくさお』ミ9 |
【和・名・菜】合わせ。添え。当て。匹敵・対応するもの。「なつ(撫つ)・なつく(懐く)」から。
『なもたかき はらみのみやに たみおたし』ホ序 『きつのなとほむしさるあや』ホ1 『わかひめさとく かなさきに きつさねのなの ゆゑおこふ』ホ1 『ふたかみのなも ももひなき ももひなみなり』ホ2 『うすのにこころ またきとて なも 『これもうひにる ふることや おおきすくなき うすのなも』ホ2 『ももひなきより ささなみと なおたまふより なもささけ』ホ2 『さかつきうめる かみのなも ひながたけとそ たたゆなりける』ホ2 『みとのまくはひ なしてこお はらみてうめる なはひるこ』ホ3 『いよあわふたな おきみつこ つくしきひのこ さとうしま』ホ3 『そのみなお うほひるきとそ たたえます』ホ3 『おおものぬしか ひのかみの ゐみなのあやお もろにとふ』ホ4 『これよりもろか なおこひて おはよりとえは うひるきと みつからこたふ』ホ4 『みこのこゑ きききるときは おさななの』ホ4 『まことなお ゐみなとたたゑ あねにみつ われはよつなり これいかん』ホ4 『たまきねいわく ゐみなには たらによつきに なとのりと あわせよつなり』ホ4 『めのなみつ をのなのりよつ たたゑなは いくらもつけよ』ホ4 『これなおさんと かんかゑて ゐねななみちの あわうたお』ホ5 『たみのことはの ととのゑは なかくにのなも あわくにや』ホ5 『たまのをととむ みやのなも をとたちはなの あわきみや』ホ5 『いよつひこ うたにことはお ならわせて ふたなおもとむ あわつひこ』ホ5 『なもはなきねの ひとなりは いさちおたけひ しきまきや』ホ5 『えひゆるく くしはつけよし もものなお おふかんつみや』ホ5 『つきによせ みこはあまひの くらゐのる ひのやまのなも おおやまそ』ホ6 『なもみつきつね みそみよろ たまたちせんお かたかこふ』ホ8 『こことむすひの なにすゑて かすかとのとそ たふとませ』ホ8 『ここちかすかと さとのなも をきなかもりも たまわれは』ホ8 『ははかをさきに つるきあり ははむらくもの なにしあふ』ホ9 『くしひより すかはにきつく みやのなも くしいなたなり』ホ9 『なかれおくめる もろかなも やしましのみの おほなむち』ホ9 『わかうたの くもくしふみは おくらひめ さつけてなおも したてると』ホ9 『やとせふるまて かえらねは ななしのききす といくたす』ホ10 『なもなくて あめおなくやと わかひこか ははやおいれは むねとほり』ホ10 『たまふよろきは なめことの ちくさよろきの なおたたす』ホ10 『みよものぬし みこのなうた こもりこの あにはかんたち つきつみは』ホ10 『ことほきをゑて にしひかし ゆきかひさかの なにのこる』ホ11 『あきかえるとき またあえは ゆききのおかの なこそゑる』ホ11 『ゆるはまお とえはなもなし ふつぬしも なこそもかなに』ホ11 『なこそしる ふつのみたまの ささむかひ かゐのはまくり あふみをち』ホ11 『なこそしるへゆ ちなみあふはま なこそなる』ホ11 『いさおしは もろにすきたり きみまもれ かみあまかつと なおたまふ』ホ12 『めはななし いゑにとつけは をせのなに たかうちむろと』ホ13 『なるけもの かせみつよるお なもみこゑ きつねたぬきそ』ホ15 『ほとはにの よるはふたこゑ ゐのましそ よつなもこれそ』ホ15 『なもあかかたの とよくんぬ よよをさむれと としおへて』ホ15 『かすかとの あまのこやねは よにひいて かすかのかみと なおたまふ』ホ16 『かとりとかしま いきすみや たまふひたちの おひのなも ゐはたおひとそ』ホ16 『かしまかみ ひめうむときに ははかなお こえとなつけす』ホ16 『つきのなも たえのおくのり つつしみの ひたちおひこそ いともかしこし』ホ16 『かんかかみ やたのなのあや』ホ17 『まるかかみ あててやたみの こころゐる やたのかかみの なによるな』ホ17 『われみるに をさまるみよは なのきこゑ ひとのこころは およそこし』ホ17 『もののへお めくみたまひて をはしりに いつのなたまふ』ホ191 『ここにゐて たおひらかんと まつたつる なもにはりみや』ホ21 『ゑとのいくしま たるしまと かみなたまえは もりもなし』ホ21 『おころのかみと なおたまふ よよいかすりて あらやもるかな』ホ21 『とまよいのあは かにくるし あらはるのあは にのなあく』ホ21 『ときにきみ をこぬしかみと なおたまふ はしらなもこれ』ホ21 『このまゐつかに やつくりす これもなんちか なのほまれ』ホ21 『ひゑのなは うつろゐのかみ つきのなは しなとへのかみ』ホ22 『みつのなは かくつちのかみ よつのなは みつはめのかみ』ホ22 『ゐつのなは はにやすのかみ むつのなは そろををとしの』ホ22 『なななはみなの もとしける すへやますみの かみとなる』ホ22 『みはさためつるきなのあや』ホ23 『みよのをさまる たからもの なもやゑかきの つるきとそ』ホ23 『かねりおほめて たまふなは あまめひとつの かみとなる』ホ23 『ときにまた おおものぬしか もふさくは はたれやふるの なおもかな』ホ23 『またとふやたみ おさむれは やたなはいかん みことのり』ホ23 『あわはあわくに やはやもの あおひとくさの なもやたみ』ホ23 『これやゑかきは もののへの ななりとおのか をにこたゆ』ホ23 『くしひこなんち みまこより をこぬしかみの たまふなも』ホ23 『すへらきの やゑかきのをき たまふなも やまとををこの みたまかみ』ホ23 『なんちむらくも こよみなす かかみくもれは たまふなは あめふたゑなり』ホ24 『なんちわかなお あらわさは われもいたさん かえことす』ホ24 『さるたおほめて みおのかみ このむうすめお たまわりて そのなあらわす』ホ24 『たちからを やもにほらしむ うみのなも きはやまなかと きねはあす』ホ24 『はつにてるなは ほのあかり いみなむめひと つきのこは なもほのすすみ』ホ24 『すえはなもひこ ほおてみの いみなうつきね』ホ24 『すせりくさにて かにはきて くさかれいゆる なもすせり』ホ24 『やつみねに ゐゆきたえねは よよのなも とよゐゆきやま』ホ24 『ををんかみ はらのをきみと なおたまふ にはりのたみか ことしたふ』ホ24 『くにのなも しはかみほつま あまねくに うつりたのしむ よよゆたか』ホ24 『いまよりあにも なはやまと あすかをきみと はらをきみ』ホ24 『あすかきみ かくやまうつし みやのなも はせかわほりて』ホ24 『きみさかおりの つくるなも はらあさまみや』ホ24 『はけやまお とえはあれおさ あきといふ きのあるなにて なきいかん』ホ25 『きみのなも つくしのをきみ これここの あまつかみなり おまかせに』ホ25 『そよすすの よわひうかわの みやほめて しらひけかみと なおたまふ』ホ26 『ははよりなきさ たけうかや ふきあわせすの なおたまふ』ホ26 『みはのなも さいあいへしと いせのみは うふきにもちゆ もとおりそ』ホ27 『みそろのたつの みたまゑて なもあゐそろの かみとなる』ホ27 『かくのふみ みをやもあみお さつくなも みをやあまきみ』ホ27 『ときにおしくも なあてなし こやねふとまに うらなえは』ホ27 『ゆめにたまわる たまのなの たまよりひめお うみてのち』ホ27 『みことのりして うちつほね ゐつせひたせは みこのなも みけいりみこそ』ホ27 『なもつみはやゑ ことしろか みしまにいたり はらにゆき』ホ27 『みこもおつとめ よそやすむ みそふあつまり あくるなは つくしすへらき』ホ27 『まさかきお はこくにみやに とこたちの うゑてくになも ひたかみの』ホ28 『なもいさなきと いさなみの あめふたかみの みこなきお』ホ28 『こころひとつに くにのなも しわかみほつま あらはるる』ホ28 『あめのなも わけいかつちの あまきみと むそよろをさむ ををんめくみそ』ホ28 『をさむるたみお このことし あめにことふる かみのなも みをやあまきみ』ホ28 『こよみなは いかかなさんや ときにひめ たらちをかみに かりいわは』ホ28 『ふそひほの きなゑのはるは あめふたゑ あすすこよみと なおかえて』ホ28 『ははもうさにて かみとなる いつくしまみや いとうかみ よきおしるなそ』ホ28 『ことつくる なもいすきうち しまうみも なはいすきなり』ホ28 『かかみゑゑなる なかひとり うれひありとて これまつり うけぬうれいと』ホ28 『ことしろえめは さるたひこ たたゆるひめの なはたたら いすすひめなり』ホ28 『しいさほのすえ もたしめて ふねにひきいれ なおたまふ しいねつひこの』ホ29 『みつみさき なもなみはやの みなとより やまあとかわお さかのほり』ホ29 『にきはやひ いとみかしやお きさきとし うむみこのなも うましまち』ホ29 『かんよりになも かんやまと いはわれひこの あまきみと あまねくふれて』ホ29 『たまふなは わけいかつちの あまきみと みくさもわけて』ホ30 『といちにすみて いほのとみ みしりつひこと なおかえて』ホ31 『かはねおとえは をはこもり めはかつてひこ たまふなは』ホ31 『みつこうむ なはみなやまと ももそひめ ゐさせりひこに わかやひめ』ホ32 『なはゑわか たけひこのなか ひこさしま とわかたけひこ』ホ32 『かくよみて やまのさらなと おぼすとき たこのうらひと』ホ32 『たこのうらひと ふちのはな ささくるゆかり はらみゑて なおうむみうた』ホ32 『ふしつるの なおもゆかりの このやまよこれ これよりそ なもふしのやま』ホ32 『そみほはつみか いかしこめ うむみこのなは おしまこと いむなひこふと』ホ32 『しらうとこくみ ははおかす かないまにあり きみまねて かなおかふるや』ホ32 『かみあかめ かみなふみなす かんへして やもよろかみお まつらしむ』ホ33 『ちちかなは うしきありしと つたえきく ひしりのきみに まつらふと』ホ34 『かれつのか めしてつかえは まめありて ゐとせにたまふ なはみまな』ホ34 『いわくしらきの きみのあこ なはあめひほこ おとちこに くにおゆつりて』ホ35 『やつなたか いさおしほめて たまふなは たけひむけひこ』ホ35 『うますにやめて みとせのち なつきそむかに うむみこの なはやまとひめ』ホ36 『たたねこか まこくらまろお いわひぬし なもおおかもと』ホ37 『うちみてつくる ちつるきお あかはたかとも なおつけて おしさかにおく』ホ37 『たにはみかそか いゑのいぬ なはあしゆきか くひころす』ホ37 『むかしのひとの をおととむ をとたちはなと なおたまひ』ホ37 『ゑのなもちひと をうすみこ とのなはなひこ おうすみこ』ホ38 『あねかなお やさかいりひめ すかたよく きさひのみやに めさるとも』ホ38 『ゐほねしも そゐかひのてに うむこのな わかたりひこそ』ホ38 『たかよりか いむなたかよし なはうちと たけうちまろそ』ホ38 『ひうかみゆきに かみなかか をたねおしもめ うむこのな ひうかそつひこ』ホ38 『わかたらしひこ とよくわけ むたりをみこの なおおふる』ホ38 『はなたれか みたりまたかり なおかりて うさにたむろし なりひひく』ホ38 『ねつかいわやに ふつちくも なはあおくもと しらくもと』ホ38 『つまむかひ かみしもめくむ かみとなる くにのなもこれ』ホ38 『きみのことくの ものあらす やつこかささく なおめすや』ホ38 『つるきのなおも くさなきと あしからやまに せめいたる』ホ39 『いまたてまつる たまかさり ほめてたまわる むらのなも たまかわあふみ』ホ39 『なもあつまもり おほいそに やしろおたてて かみまつり』ホ39 『をうすもちひと とはこうす はなひこもこれ あめのなそ』ホ40 『みこなおかえて うちをさむ あめのほまれや やまとたけ』ホ40 『ひとはかみ かみはひとなり なもほまれ みちたつのりの かみはひと』ホ40 『つけにより なもあつたかみ みやすひめ いつきにくらへ』ホ40 『かしはともへと なおたまふ おほひこのまこ いわかなり』ホ40 『こやねこたえて きつのなお をしえのはつと なすゆえは』ミ1 『のちにひひめお うむときに ひるなれはなも ひるこひめ』ミ1 『すきとのに うましあしかい ひこちかみ あわせまつれは なもたかま』ミ6 『これいまはらの みやのなも としたといいて よよのなの』ミ6 『そのそとは なもとこしなえ やすみきは やいろのにきて』ミ6 『ひたるのときに たまふなわ あゆみてるめに したてると』ミ逸 『みかつちの なりわたるなの ゆみとりの もののへかみの かなめいし』ミ逸 『あおれとは しらうとこくみ ことははと よそめもおかす なおれなるかな』フあおれ 『ふのそのは をこぬのかみの こかひして なもこゑくにの ふそのゑるなり』フふその |
【汝】同上。合う人。向かう人。対する者。=なんち
『ひめおゑんやと いやといに みなはたれそと うらとえは』ホ9 『さねんとあれは おもえとも なかきけるその つきたちにけり』ホ40 |
【七】なぬ(熟ぬ)の名詞形。
『はなきねは ゐなにつつるお あねにとふ』ホ1 『うゑつきは ふそひのすすの としすてに もふそよろなち ゐもふそに』ホ4 『これなおさんと かんかゑて ゐねななみちの あわうたお』ホ5 『ひめないかしろ ゐそくらと すへてみもなそ』ホ7 『はしらにまつる ゐくらのゐ としのりたまめ むわたのな』ホ21 『あきはゐと なたそこにあり きにむきて さまくらにふせ』ホ21 『なよみより ふとのはたみの つねのはそ もはむのかたは』ホ23 『たみつうむ あそへのおかの ゐゆきやま なよさとうみて』ホ24 『うつきもちより なそゐかは ひことうかやの うふゆあく のこるのりなり』ホ26 『まこのしか ほわになすなよ かなさきは おかめおつくる そのまこの』ホ27 『かみのりかゐは くろまめと うむきとすめと ななのよね かゐにかしきて』ホ38 『よのつめなそこ つすふつめ ゐのつめこそこ つすつくも』ホ39 『こけふはこへな いたひらな すすなすすしろ すせりなす なみそにのそく』ミ7 |
【熟・延・伸・長・成】正の方向に離れるさま。
『むほなつきむか いほとみや おもむろおさむ むまさかや』ホ32 |
【熟・長・成・九】同上。「なつき(長月)」の略。 至り。完成。
『みつかきの とほなのそなか こしのをし おおひこかえり もふさくは』ホ34 『はつきもちより みゆきなる なのゐかいたる すはうさは』ホ38 |
【形・態・生・成】ナリの略で「〜なるさま・〜なるもの」の意を表す。
『やまひあらねは なからえり すみゑのをきな これおしる』ホ1 『これもうひにる ふることや おおきすくなき うすのなも』ホ2 『みこのこゑ きききるときは おさななの』ホ4 『いなやしこめき きたなきと あしひきかえる』ホ5 『はるなこたえて やつかれに ねのますひとか をしえけり』ホ8 『いかるかの みやにうつりて そのあすか うてなによもお のそむおり』ホ20 『すくなるぬしお みわけんと すくなしるしの すきうゆる』ホ23 『かくやまをきみ これきかす おうなのまつり いつこある』ホ24 『わかおほきみの あらたまの としかきふれは うへなうへな』ホ40 |
【な】同上。格助詞「の」の変態。「なる・ある」の意。
『あわなきは ねのしらやまと ちたるまて のりもとほれは』ホ2 『いさみやに うなつきあみて いさなきと いさなみとなる』ホ2 『ゐのくちの すくなみかみの たけかふに みきつくりそめ すすめけり』ホ2 『さたのあれをさ あしなつち そをのてにつき やめうめと』ホ9 『いかるかの みやにうつりて そのあすか うてなによもお のそむおり』ホ20 『うなはらひかり あらはれて われあれはこそ なんちその』ホ27 『みつみさき なもなみはやの みなとより やまあとかわお さかのほり』ホ29 『たかくあかたの ふなわたし たまきなむらの つちくもの つつらおころし』ホ38 |
【な・無・退】退くさま。無いさま。 否定。禁止。No。
『およへともよほ つきこなく みちおとろひて わいためな』ホ2 『ちちたてまつり ひたすれと ひとみおとちて つきひなや』ホ4 『てれはうらむな あけらるも ゑもへもよらす もとむなり』ホ16 『あやまるな をやつつしめよ くらきこも こまかにをしゑ』ホ17 『あつきめくみの ゆるのりお かならすうむな はやるなよ』ホ17 『そらかみのれと すめらかみ つけなておらは おやおやや あらこききてん』ホ17 『そのときかみは にこゑみて またはなとるな たたこころ しつめてきけよ』ホ17 『なかこのかたち かかみそよ ひとみぬとても ぬすむなよ』ホ17 『わたましお たみもいはふに なさけなと ははやおいれは』ホ21 『はりのねはふゆ うつきすえ すえはつくへし ねにつくな』ホ21 『わかままに たみおきるなよ たみはみな なおわかまこそ』ホ23 『わかこても をやかきるなよ わかこさす つみもやそくら』ホ23 『ゑとしかときけ くにたみお わかものにせな きみはその たみのきみなり』ホ24 『あまきみえみて なけくなと あかつちかみに これをしゑ』ホ25 『こえとかえなて たけすみに ふくめととめて はせかえり』ホ26 『つけききて ははのなけきは つきもなや かみのをしゑは』ホ27 『あすすゐそとし かんなつき やそよよろみち よそやなり』ホ28 『へのゆんは うおもこおうみ あきくたる のそみのやさき ほしおすこすな』フへゆん |
【な・無・退】同上。「な〜そ」で行為の禁止を表す。
『またみそふ みちなわすれそ』ホ1 『ここりひめ きみこれなみそ なおきかす かなしむゆえに きたるとて』ホ5 『つはものぬしか しめなわに なかえりましそ』ホ7 『そさのをいわく なおそれそ むかしねのくに ゆけとあり』ホ7 『のちのおきての うらかたそ かならすこれお なわすれそこれ』ホ7 『ほしひかり つきにおよはす うつくしも みやにないれそ』ホ13 『つきはよる つまなうとみそ うちをさむ めかけのことは なまつりそ』ホ13 『みにくきに よきみやひあり よそおひに なふみまよひそ』ホ13 『あめにこたふる をしゑなり たみかならすも これなわすれそ』ホ14 『もろともに つねにつつしみ なわすれそこれ』ホ16 『まさにはつへし あめつちか わるさなせそと さかしこそすれ』ホ17 『のほるひの もとなるゆえに ひのもとや しかれとやまと なすてそよ』ホ23 『こやねまた なふかおそれそ うけたまえ われわかけれと』ホ23 『ままにことふる をちいわく きみなうれひそ はからんと』ホ25 『かねてかつてか もうさくは きはうふみやお なのそきそ』ホ26 『みほつうなつき おおゑきみ こころないため たまひそよ』ホ26 『とてないためそ わかみたま ひとはあのもの』ホ28 『たとひおちても なうらめそ かけのまめなせ このめてる』ホ28 『きみなうれひそ たせさるは わかこころあり わかはつこ おおたたねこに』ホ33 『こといちしるし われあした くしけにいらん わかすかた なおとろきそ』ホ34 『あねのふかやか もふさくは きみなうれひそ はからんと』ホ38 『つつしみうけて あたむけよ なおこたりそと さつけます』ホ39 『よよのふみ まとまちなれは みんひとも あらかしめにて なそしりそ』ホ40 |
【な】推量・未来を表す「ん(ぬ)」の未然形。
『われけかれなは ひめおゑて ともはちみんと ちかいさる』ホ7 |
【な】推量を表す助動詞に付いて願望・命令を表す。
『つねにまもりて とりおかふ たみのからかれ あらしなと』ホ21 『われひめみこお まふけらん たちからわこお まねかんな』ホ16 |
11/03/04
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