うてな  ウテナ  utena

  

【(茹で態)・台】
高いさま。高楼。高殿。

『いかるかの みやにうつりて そのあすか うてなによもお のそむおり』ホ20
『ひめもすに みやのうてなの くろところ なかつはしらの ねにすみて』ホ22
『よそおひは こかねをかさり たまうてな うるしいろとり』ホ24
『かもあみすてて ゆきいたる そをはてかみの みつかきや うてなかかやく』ホ25

 
「うて(茹て)」+「な」
「うて」は「うつ(茹つ)」の名詞形。「うつ」は「ゆつ(茹つ)」の変態。
ここでは「D:正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・高まる・中心にある・至る」などの意。
」は「〜なるもの」の意。

類語:「おおとの(大殿)」「みとの(御殿)」「たかみや(高宮)」「かんみや(尊宮)」「みやつや(見和つ屋)」「にゐみや(和宮)」「おなか(央中)」「みや(宮)」「との(殿)」「たち(館)」「やかた(館)」「やしろ(社)」「くにかけ(国懸)

  

09/09/29

  

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