【ず】打消しの助動詞。「さる(離る)」から。
『つきはおくれて みそたらす まことみそひそ』ホ1 『よつきのかみは くにさつち さきりのみちお うけされは』ホ2 『あめなるみちは めもあらす みつよをさまる』ホ2 『みとせいつくに たらされと いわくすふねに のせすつる』ホ3 『うたひはらめと つきみてす ゑなやふれうむ ひよるこの』ホ3 『これもまた このかすならす あしふねに なかすあはちや』ホ3 『ゐよのうた ことおむすはす ことあけも めはさきたてす』ホ3 『くしひるのこは ととめすと あめにおくりて』ホ3 『あめのみちゑて ひとくさの なけきおやわす かみあらす』ホ4 『ふたかみのまえ おちととむ おもわすいたく ゆめここち』ホ4 『とこいりの めはことあけす をのよそい めかしりとつく』ホ4 『かくましわりて はらめとも とつきにうます』ホ4 『めはのらす ふたをやふたつ をにうけて こおうむゆえに』ホ4 『ここりひめ きみこれなみそ なおきかす かなしむゆえに きたるとて』ホ5 『そのよまた かみゆきみれは かなまこと いれすはちみす』ホ5 『うるわしや かくなささらは ちかふへお ひひにくひらん』ホ5 『あわきみよ わかれおしくと つまおくる をうとはゆかす ゆけははち』ホ5 『おのれはさらす ははよりそ ゐゑすていつる ひめもまま』ホ7 『いさなきの うふやにおちと おはなれは まつりたゑすと みことのり』ホ7 『いさなきは まつれとおとの くらきねは まつらす』ホ7 『おけはいかりて ひたしせす うちにつくれは とよひめに ひたしまつらし』ホ7 『ゆるせはかかゑ くにおたす まいないつかみ まめならす』ホ8 『ややしるまこと はたれとは あめにもおらす かみならす』ホ8 『いるやもうけす かみのやは かならすあたる はたれみの わさやあらはす』ホ8 『はたれのものの わさならす にけんとすれと かみいくさ』ホ8 『かえさすは かみもとらんそ みかつちか わらいていわく』ホ8 『いかりひの あおたまはけは すすみゑす』ホ8 『さすらても はたれもはなけ みつたらす かかんなすかも てたてつき』ホ8 『かれのんてんも あにきかす ひつきとわれは あわもてらすさ』ホ8 『もろうたふ はたれいかりて やのあられ かみのたみめに やもたたす』ホ8 『なんちやつこと なすへきや なるやといえと ものいわす』ホ8 『くしきねあわの さささきに かかみのふねに のりくるお とえとこたえす』ホ9 『あめかせひてり みのらねと あたたらくはり うゑさせす』ホ9 『このかみもまた まめならす たかてるひめお めとりつつ』ホ10 『なかめたかわす こかねさく ひさみるやまと たたゑたまゐき』ホ11 『はたれうたかひ かそえせす わさもみたれは ををんかみ』ホ12 『さにあらす たたにつくれは かれきなり みたまあれはそ』ホ12 『たとふれは しほのあちあり はからねは あちなしやけと しほならす』ホ12 『めはよにすめる ところゑす うましみやひの ゑいにおれ』ホ13 『うますはよその めおめとれ をせのおなかに いもありと』ホ13 『わかかんはせも あえみえす はちはつかしく あめにこふ』ホ13 『いまきくすすか わかゐみな きみたまわれと わけしらす またときたまえ』ホ13 『きみにてもほし たみはなお すすかのふみお みさるかや』ホ13 『いわくはくさや おのこくさ ゐねあわならす』ホ13 『まれにうまるも まつしくて やつことなりて みおしのき ひとたのします』ホ13 『つちかせの ちまたにしゐの くるしみか けものとなるそ かみうたす』ホ13 『こおもてよ もしつまうます たねたえは めかけめおきて たねなせよ』ホ13 『かすかまろ しからすとめて たらさらは うえはほとこし うけんかや』ホ13 『いわくきたなし ほとこしお うけはほゐとそ きかさるや』ホ13 『なおからされは ひとならす よにありなから そのわさに』ホ13 『かすかまたとく ほしさるは すてすあつめす わさおしれ』ホ13 『あめつちひとも わかさるに ういのひといき うこくとき』ホ14 『めははやく をはつつまれて しちならす たましまかとに いゑりなす』ホ14 『われむかし ひのわにありて てらせとも ひとみおうけす みちひかす』ホ14 『いしたまの ふなるはつきす あらかねの みつはほねりて いろかわる』ホ15 『ををんかみ なんちさかなし あひみすと まつりはなれて よるきます』ホ15 『ときこぬかれは くるしみて たまのをみたれ あにあえす』ホ15 『ここにこもりの みたねふみ あめつちいまた わかさるに』ホ16 『むなさわき つらにのほせは ゑたひゑて ひめもすなやみ みけたへす』ホ16 『のちうくるひの ましわりは めまつめくりて をおつつむ をはしちならす』ホ16 『きみかめくみも ついわすれ うらむねたむの にはさくら さかすはしれよ』ホ16 『はらみこお かみくたくゆえ たねならす かたわうむなり』ホ16 『きみのこころと わかはなと あふやあわぬや あえしらす』ホ16 『てれはうらむな あけらるも ゑもへもよらす もとむなり』ホ16 『そのひとは またたちもたす つゑうたす ひとうちころす ゆえもなし』ホ16 『はねさきみれは ふそよすち かすそなわれと つねあらす』ホ16 『みかつちも よろこひけふの ぬのおらん いわくはふたゑ あらざるか』ホ16 『なすゆえしらす あめのはお きるもおそれて くちんとす』ホ16 『おとろきわれは みちのおと こやねのをやも わかをやと かえものうけす』ホ16 『かしまかみ ひめうむときに ははかなお こえとなつけす』ホ16 『をしゑぬものは とみならす をしゑうけぬは たみならす』ホ17 『ものしるとても うくめかて とのみちひきに ゐらさらんおや』ホ17 『あめしるききの はなもみも わかみのみちと しらさらめ』ホ17 『そのときは いたきむくひも あらされと のちのやまふは あまかつち』ホ17 『ぬすみもひとか しらされは たからうるとそ おもえとも』ホ17 『ひとたひかくし ふたぬすみ みたひそこなひ あらためす』ホ17 『これもみくさの うつわのり あらていかんそ ゑさらんや』ホ17 『まつふしこふと わたかまり ちよおふるとも ましならす』ホ17 『をやのこころも としはけし あえしのはすて にはかかせ』ホ17 『にふきこは そのあらかせに ふきうたれ いたみしのへは なおからす』ホ17 『はつよりも よからてわさお かえすとも ももちをしゑて おほゑすは』ホ17 『うつほにすめと そらとはす はにふみおれは こたえしる』ホ17 『せくくまり ぬきあしなすも つちのかみ めくみによりて またつけす』ホ17 『もろこえと きみのいかりに またゆりす かなしきのちの いさおしと』ホ17 『いさむとも ぬすむこころは みやひより ゐくらにつけて やすからす』ホ17 『ときはかまわす あまきには よこしむさほる こころさし』ホ17 『いろほしも みちもてなせは あやまたす よこよらはやむ』ホ17 『もろともに まさかきふその あまるころ わいためあらす』ホ18 『はたたかみなり やまさらは ほおこほさわそ ひなおりと いのり』ホ18 『むまはうまれて ものしらす あたはしるとき のりおつそ』ホ191 『またいつのりは はせるとき しとなめくらお しきおひて はるひゆるめす』ホ191 『たとひとふとも のるひとの ゆくりなけれは あえとはす』ホ191 『ゆえはあめつち わかさるに あめのみをやの あほおあめ』ホ191 『ひとぬきのをと こころゑは たとひはすれと のちおちす』ホ191 『うはのあおりお うつとても つなつよけれは むまとはす』ホ191 『しはしはまつり きこしめす これそらくもり あらさりき』ホ192 『みなみのむまは ちいさくて としなれはやく ねかうすく いさおしならす』ホ192 『きぬはもちひす ちちみぬの ちちめるゆふて やたふたつ』ホ192 『いつかけは はるひゆるめす ちとしめて』ホ192 『ひととせも へさるおせめは よのはちは なんちのこころ けかれより』ホ20 『きみあやからは われおらす あかねほのほに つみすとも』ホ20 『まろかねはめと けかれゑす かくいいかえる』ホ20 『かくつちたつお はにやすに よろこうませと たつならす あなにうれふる』ホ21 『にわとりは かおうけなきて つあかゑす こぬかおこえは』ホ21 『うれへはうれふ おのかかお つけすゆらすは からすなり』ホ21 『もしはしら つかはしもつけ かみはねそ ねはたちつかす』ホ21 『みこのたまふは ゆみのこと あれとのちため すてられす』ホ21 『ときみまこ しるしささけて のちおこふ あめはたあしく ゆるされす』ホ21 『これにはにすも うつをまた のちことたてん ゆるしたまえや』ホ21 『をたふせす にわやけかれお われにたす ゆえにちかむる』ホ21 『たつならされは すてらるお ををくぬかみの つけにより』ホ22 『ほこなきゆえは すなほにて のりおまもれは ほこいらす』ホ23 『くにみたるれは たもあれて みつほのほらす まつしきお』ホ23 『これみなもとお たたさねは おおみつなして ふせかれす』ホ23 『おおみつなして ふせかれす これしらすんは をさまらぬなり』ホ23 『もとちからゑぬ いねのみは はみてもこえす やふやくに かてたらさるそ』ホ23 『たみやすからす かれつねに たみのゐやすき ゆふおきる』ホ23 『うますめは よそめそあにも せもからす とかみもむそか』ホ23 『うまさるは よそうめはあに たらちうつ とかみもむそか』ホ23 『あめのりお たみひとくみか みたれても をさめくらねは はたおれす』ホ23 『むかしみたれす おこらぬお あらこおきては いつくんそ きみゑみいわく』ホ23 『おこるたのしの みつるとき うゑとしころは みのらすて まことにうゑる』ホ23 『しかれと まてのいきかれお しらすをしえん しかときけ』ホ23 『はたれかわさは ちかつけす ゆみやにやふり ちかつけは たちうちはらふ』ホ23 『こころいる いれものなれは やたかかみ つるきはあたお ちかつけす』ホ23 『あわくにの やにいてやしま しらすれは やはやつならす』ホ23 『ふかくおもえと またとけす いまやふやくに これおしる』ホ23 『またたらすわれ ふたかみの たまふさかほこ さいわひに』ホ23 『ときにくしひこ おそれふし しはしこたえす』ホ23 『なんちらまつり おこたらす ほつまなるとき やたやすふらん』ホ23 『つらつらと おもせはたみの ふゆるほと たはまさぬゆえ かてたらす』ホ24 『ひらはのおたは みつたえす たかたはあめの ふらぬとし たねおほろほす』ホ24 『めくりこえとも ををんかみ ゆるさすここに かりすまゐ』ホ24 『かかみをみ すえほろふれは たみはなれ ひつきふまれす』ホ24 『これにめし しらやまみねお みめくるに ななめにならす』ホ24 『おおちおとろき われたとひ あらたなすとも これしらす』ホ24 『またひめは こおうむひより はなたえす ゆえにこのはな さくやひめ』ホ24 『はおなはももの ましにかく ちよおのふれと たみくわす』ホ24 『かくやまをきみ これきかす おうなのまつり いつこある』ホ24 『なんちはこのた こはおえす つまにならぬと けふさりて』ホ24 『ときにいみなの ゆえあれは うかわおこえと ゆるされす』ホ25 『ととせになりて みねこもる たみつもたえす くにゆたか』ホ25 『ときにきみ つくしはかての たらさるか てれはゆきみて たおまさん』ホ25 『ともにむなしく さちあらす ゑはゆみやかえ ちおもとむ』ホ25 『とはちおとられ よしなくて にいちもとめは ゑはうけす』ホ25 『とよにきはひて むよろとし へてもあそくに またこえす』ホ25 『しかのかみたは またみてす つくしのみやに うつります』ホ25 『しはらくも やすまてたみお たすゆえに きさきつほねも みこうます』ホ25 『はてかみの まねくかこしま ゆきまさす きさきはちちに これおつく』ホ25 『はてかみうとに もふさくは きみたのさすや しからすそ』ホ25 『しからすそ つほねはあれと こおうます かれにすておき』ホ25 『ははよりなきさ たけうかや ふきあわせすの なおたまふ』ホ26 『にしのみやより やましろに いたりてとえと ひめはいま おりてのほらす』ホ26 『しはしはめせと とよたまは みつやおいてす あくるとし』ホ26 『またこれいかん かつらはそ いつれかくるや またかけす』ホ26 『これはちににて はちならす しかときけ こおうむのちは』ホ26 『こおうむのちは ちなみたつ なそゐかにたす つつします さらたちたせす』ホ26 『かつてかみ かねてもふすお のそくはち なんちにあらす』ホ26 『ひめははち おちいりいわす みほつひめ みゆきおくりて ここにあり』ホ26 『かくやまをきみ ははとめし こはめせとこす ふとたまの』ホ27 『すへいれて もものをしての なかにあり あやしけけれは あちみえす』ホ27 『あるしのおけの ととまりて おもはすをのこ うみそたつ』ホ27 『ひめみこお もろかみこえと うなつかす たかののもりに かくれすむ』ホ27 『ちちかなけれは いみなせす いつものみこと ひとかよふ』ホ27 『さてしりぬ まつるさきたま とこにすむ いやかみすます』ホ27 『なんちふたりも なからえす いつせはこなし たけひとは よのみをやなり』ホ27 『ときにゐそすす みやにはゑ つらつらおほす うゑすして はゑるもあめよ』ホ28 『なんちまた かかみのとみは かろからす かみおみやこに ととむへし』ホ28 『またとふなんち たおすつや ほろしていわく ちはすてす うゆおおそれて』ホ28 『つくはとみ このことみなり とみおもて またきみとせす』ホ28 『ゆえはあすかお おちたとき まめおわすれす このゆえに』ホ28 『おゐゑとふたゑ ひふみあり いまわれひとり うけさると ちちにそくやむ』ホ28 『なんちよく わすれすきたる みもすそよ こふはこれそと さつけます』ホ28 『みをやすへらき みこなきお おしくもいのる そのふみお こえとさつけす』ホ28 『さをしかやれは みここたえ くらとかわさは われしらす』ホ28 『おちこちも うるはふくにの きみありて あれもみたれす あめのみち』ホ29 『しほつちの をきなすすめて にきはやか いかんそゆきて むけさらん』ホ29 『みなしかりとて やおえひく あたもせまらす みふねゆく』ホ29 『かみにこたえは ゆかすとも くにむけつるき くたさんと かみもうめなり』ホ29 『うかぬしめせは あにはこす おとはもうてて つけもふす』ホ29 『ねつきゆみはり しきひこお ききすにめせと あにはこす』ホ29 『のちうつも よしとたかくら おとしきと やりてしめせと うけかはす』ホ29 『たけるとも ふつくきれとも なかすねか たたかいつよく あたられす』ホ29 『あしなかくもの おおちから いわきおふりて よせつけす』ホ29 『かかみとみ つきほろふれは たみはなれ ひつきふまれす』ホ30 『ふそとしさみと こしうしろ はつほをさめす またむかふ』ホ31 『たかくらしたは たちぬかす みなまつろえは みことのり』ホ31 『めせはきさきに とかめられ ゆりひめとなり とのいせす』ホ31 『すへらきとわく むかしゑす いまのむいかん そのこたえ』ホ31 『なおりみたりは わかみやに とえとこたえす もにいりて もろはにまかす』ホ31 『あにかこはみて おくりせす われらまねくも いつわりそ これはからんと』ホ31 『よそほひは あひらつひめと わにひこと とはすかたりお なしはへる』ホ31 『するかみや はふりはらのゑ たてまつる みこもふせとも きみうけす』ホ31 『そのゆえは あめのみまこの さくやひめ みつこうむより のちきかす』ホ32 『みはのあやくさ ちよみかや もろくわんとて にてにかし たれもゑくわす』ホ32 『かんたから いつもにおさむ ゐそみとし にしなかおえす』ホ32 『うつしこを こたえめいなり ははならす いわくいせには』ホ32 『なんちかまつり いさめすて おもねりきみお あなにする こころきたなし』ホ32 『きみいかん わかみをやかみ はなれんや けかれはますと いいおはり』ホ32 『かえれときみは これきかす みけぬしをやこ つくみおる』ホ32 『みとかみと きはとほからす とのゆかも うつはもともに すみきたる』ホ33 『ややいつおそれ やすからす あまてるかみは かさぬひに』ホ33 『ゆあひして すかにいのりて つけもふす われうやまえと うけさるや』ホ33 『きみなうれひそ たせさるは わかこころあり わかはつこ おおたたねこに』ホ33 『いくひかさけに みあえなす きみのみうたに このみきは わかみきならす』ホ33 『ややをゑされと とおつくに あらひとのりお またむけす』ホ33 『をしえうけすは ほころはせ をしてたまわり いくさたち』ホ33 『さきあらそいて はにやすか いるやあたらす くにふくか いるやはあたる』ホ34 『ももそひめ おおものぬしの つまとなる よにはきたりて ひるみえす』ホ34 『なんちしのひす わかはちと おほそらふんて みもろやま』ホ34 『あまつひつきお われつきて あめのおふひも やすからす』ホ34 『めをあやまりて ついてせす ゑやみおこりて たみをえす』ホ34 『ひとなりみれは きみならす さらにかえりて みやこちと うらしまたつね』ホ34 『あめうしにもの おほせやり あらしとゆけは うしみえす をきなのいわく』ホ34 『ふりねうたれて いつもおみ おそれてかみの まつりせす』ホ34 『たみわさはもと たのむとこ かうちさやまは みつたらす わさおこたれは』ホ34 『ゐかねあゑ きみこときれて ものいわす ゐねますことし』ホ34 『しはすうむみこ ほんつわけ あえものいわす』ホ35 『つくれはあにお ほろほせり つけさるときは かたむけん』ホ35 『ときにさほひこ いなきなし かたくふせきて くたりゑす』ホ35 『きさきとみこお たすへしと あれといたさす やつなたか ひせめになせは』ホ35 『うますにやめて みとせのち なつきそむかに うむみこの なはやまとひめ』ホ36 『ほんつわけ ひけおひいさち ものいわす これなにゆえそ』ホ36 『かれそろあつく たみゆたか いまわかよにも おこたらす かみまつらんと』ホ36 『みとせのち とよすきよはひ ももみつて みつえならすと みならわせ』ホ36 『おほろけの ものならすかれ こにもゑす そのぬしおまつ』ホ36 『きみとけす まてにとふいま わらんへか かまはたはなに』ホ37 『すへらきこれお しろさすて みきたまわれは のむときに』ホ37 『そのたから あにはなれさる たくいかと よつてささけて おさめおく』ホ37 『きみかしこみて またとわす おのつといたる あはちしま』ホ37 『はりまのいなひ をいらつめ うちめのときに こそうつき はらみてうます』ホ38 『きのくにに かみまつらんと うらなえは ゆくはよからす みゆきやめ』ホ38 『ひめおもえらく いせのみち かよえるのりも つやならす』ホ38 『きみにもふさく やつかれは とつきこのます みあらかに めすもよからす』ホ38 『ひそかにめしつ ととまりて かえことなさす ことしそひ たけはやたなり』ホ38 『ことしそひ たけはやたなり きみとかめ みやこにいれす』ホ38 『あふみつき くまそそむきて みつきせす おしてささけて みかりこふ』ホ38 『しらはたお ともへにかけて わかたくひ たかはすあめの めくみえん』ホ38 『ゆるさすゆえに くにまろも たきえみおなけ ことことく ほろひをさまる』ホ38 『もろおあつめて たけるとす ほこさきあたる ものあらす』ホ38 『ささひととかす さはなれは たみのいたみそ ほこからす むけんとあれは』ホ38 『くまのかた おさくまつひこ ゑとおめす ゑひこはくれと おとはこす』ホ38 『ひのくれて つくきししれす ひのひかる とこえさせとの みことのり』ホ38 『たくひおとえは ぬしおゑす ひとのひならす しらぬひの くにとなつくる』ホ38 『すへてゑみしの くにこゑて まつろはされは とるもよし』ホ38 『われはこれ くにのつわもの もろひとも われにはすきす したかえり』ホ38 『きみのことくの ものあらす やつこかささく なおめすや』ホ38 『ほつまのゑみし かすめると たれひとやりて むけなんや もろひといわす』ホ39 『いつかおよはん たとえとみ いたわるとても むけさらん』ホ39 『のやまおはしる わさおえて あまなるみちに まつろはす』ホ39 『ゆくにさわらす せめはかつ すなはちしれり みはわかこ まことはかみの』ホ39 『われくらく むけさるみよお つかしめて たえさらしむる なんちこそ』ホ39 『あたのさかいに ゆきのそみ まつろはさらは うつへしと』ホ39 『さきにたしまか のこしふみ くにそまされは かくのきお ゑんとおもえは』ホ39 『いくさくたれは ひたかみか まねくもとひこ うなつかす』ホ39 『まつろはされは ころすゆえ おおんたからか みかりこふ』ホ39 『もろおとろきて もとむれと ついにゑされは なみなきて みふねつきけり』ホ39 『たけひのいわく かみのみこ なんちおめせと まつろはす かれにうつなり』ホ39 『そのときくにお たまわりて そよのはつこの われまては よそのたうけす』ホ39 『それのきみ あすかおうちて くにおとる かみにたかえり かれなれす』ホ39 『たけひほほゑみ これなんち ゐなかにすんて さわおみす』ホ39 『ことよきににて あたらすそ しかときくへし これとかん』ホ39 『しほつをきなか これゆきて むけさらんやと すすむゆえ』ホ39 『そのつみつもり いくらそや ぬけみちありや わかきみは かみならすやと』ホ39 『たひおそく しかれはこたえ ゆきおもく つかれねふりて くれしらす』ホ39 『たけひのいわく うたのこと またとふかれは あわならす なにのうたそや』ホ39 『かけはしつたひ むまゆかす くもわけあゆみ うえつかれ』ホ39 『をおろちなして よこたわる かみとはしらす やまとたけ おろちにいわく』ホ40 『おはりにかえり みやつめの ゐゑにいらすて いせのみち』ホ40 『すへらきは ゐもやすからす あちあらす ひめもすなけき のたまわく』ホ40 『ゑそゐたり いやまいあらす やまとひめ とかめみかとえ すすめやる』ホ40 『わかたりひこと たけうちと うちにまいらす かれめして とえはもふさく』ホ40 『いわくをやこの ゆくりなふ わかれあわねは わすられす』ホ40 『あつさたす たらちのめくみ うまさるや おりかそえうた』ホ40 『いまのてにはに なつらえて かたちとわさと そのあちお とくとゑされは』ミ序 『なかみしか いわすつらつら おもみれは みなかぬしより』ミ4 『くにみこと よたひかわりて とこたちの みよはかわらす もはかりよ』ミ4 『あめつちいまた ならさるに あめのみをやの なすいきは』ミ6 『ふそよにうめる たみくさの あなにすまえは ひとならす』ミ8 『またそらさむく うるおえす ややなめつくる』ミ7 『あいぬあひきの なかれきは けりなおよくき ことならす』ミ10 『そのときひるこ またとけす むかしふたかみ うみませし』ミ10 『あめのやわしは それならす うゐのあわねは なりはゐお おしすくるなり』ミ10 『むすふてに あさことうたふ ゐくとせか いまたかかさす このおして』ミ10 『ふたかみおもゐ はからすも ひかりおゐたく ここちして』ミ逸 『みたけうるおゐ はらみます つきみつころも あれまさす』ミ逸 『ふのやまに おもひつくみの とりゑなみ みにいたつきの いるもしらすて』フふやま 『ものきにの のりはおろかに あらためす もとおをこせは われもきにけり』フもきに 『もにぬえる みははたやすく あらためす もとのわかみに くらへぬうなり』フもちり 『ものおれは ほこのひひきお おそれみて よそかおいわす みすきかすおれ』フもおれ 『をぬうなる みははもすそも ほころひす つうしよこへの いともかしこし』フをぬう 『をのおれは くもるかかみも あからさま おれすはねすみ なこやかむらん』フをおれ |
【す】「する(為る)」の終止形。合わす。為す。
『つきのをえ なかれととまり みかののち みのきよけれは ひまちすと』ホ4 『いさなみと よもつひらさか ことたちす』ホ5 『ゆつりにくるお おひつめて ちたりとらゑて きらんとす』ホ8 『たみのかて けししゆるせは こゑつのり みなはやかれす』ホ9 『もやきりふせる あおはかり さけてかんとお さらんとす』ホ10 『かのちこお あめにおくれは かみのまえ えたそろはねは さらんとす』ホ12 『ときにあまてる ををんかみ よつきのあやお をらんとす』ホ14 『とつきくらいし そふつきは つきみちうまる みたねこれなり』ホ16 『なすゆえしらす あめのはお きるもおそれて くちんとす』ホ16 『うかかゑは いせのをんかみ きこしめし ゆるせはしかの かえことす』ホ20 『のちにみまこと たちからと いさわにかえり かえことす』ホ20 『あかねほのほに つみすとも まろかねはめと けかれゑす かくいいかえる』ホ20 『なんちしれ こわおにわとす かれにわや しらてけかるや』ホ21 『このまゐつかに やつくりす これもなんちか なのほまれ』ホ21 『あめのかみ つきなくまつり つきんとす かれいさなきに のたまふは』ホ23 『かえことす みまこよろこひ うのはなも またかさしゆく』ホ24 『あたたねならは ほろひんと ひおつけやけは あつかりて はひいてんとす』ホ24 『てれはゆきみて たおまさん かれむめひとお をきみとす』ホ25 『あまのとも あけてむれてる わかひめか まりにわかみつ くまんとす』ホ25 『なんちなきさに おちんとす みたねおもえは たけこころ』ホ26 『ははちちひめは のちのよお いせにはへれは ををんかみ ゐおおなしくす』ホ27 『みつからゆきて まねけとも うなつかぬよし かえことす』ホ27 『あるしとふ すすなえありや かつてなし ておむなしくす』ホ28 『さるたうけとり とわんとす はやめおとちて こたえなし』ホ28 『おおものぬしか うたんとす たかのをきみは おとろきて』ホ29 『かくやまの はにのひらてに ひもろけと かみのをしえに なさんとす』ホ29 『ゑゑなんちとて はもりあえ ままにいたりて わかあには あたすともふす』ホ29 『あわみやにます これよけん すへらきゑみて きさきとす』ホ29 『わかみやに おくりはかれは たきしみこ ひとりまつりお とらんとす』ホ31 『さゆかわゆ くもたちわたり うねひやま このはさやきぬ かせふかんとす』ホ31 『あにいかり ゆきおひいると きらんとす やゐみこてあし わななけは』ホ31 『ゐとしゑやみす なかはかる むとしたみちる』ホ33 『なんちらめくみ ひとしくて つきしることの ゆめすへし』ホ34 『きしとへは たかよりのほる うちまろも うちみやにゆき ことほきす』ホ38 『もろおあつめて たけるとす ほこさきあたる ものあらす』ホ38 『おもきひきてに めしいれて ひまおうかかひ とりこにす』ホ38 『ことはしめとて しはすやか かくかこたてて しるしとす』ホ39 『わかきみの いつおやまとに たてんとす われきみのため たつとなり』ホ39 『いままたきたり とらんとす これもかみかや すへきみよ』ホ39 『やそおももとす かすいかん こたえはかなめ またくはる もとうたおふそ』ホ39 『かみとなる なすことなくて いとなみす うたはおはりえ』ホ40 『みつからきたり にきてすと ややひさしくそ いたましむ』ホ40 『これとけす つみにおつるお いふきかみ ひきてかみとす』ホ40 『すのやまは むへもとみけり さちくさは みつはよつはの とのつくりせん』フすやま |
【す】使役の助動詞。「しむ」「さす」の変態。
『むかつひめより このうたお みそめおまてに たたつませ』ホ1 『くりかえし みもむそうたひ とよませは むしとひさりて にしのうみ』ホ1 『きみとみのみち とのをしゑ さかりもとらは ほころはす』ホ3 『いよつひこ うたにことはお ならわせて ふたなおもとむ あわつひこ』ホ5 『しこめにおはす よしあしお しれはあしひく よもつさか』ホ5 『さほこより つはものぬしか かくみやに ききすとはせて』ホ7 『かんみむすひの しかりてそ なんちかさりて まとわすや』ホ7 『おけはいかりて ひたしせす うちにつくれは とよひめに ひたしまつらし』ホ7 『まなゐにありて みすまるの たまおそそきて たなきねお もちにうませて』ホ7 『うおろちか ほのほおはきて おとろかす かなさきしはし たちかえり』ホ8 『かたまろか みなときゆるし わらなわお さわになわせて』ホ8 『うけのみたまお まもらせよ もしもたかはは すみやかに たまたちなせよ』ホ8 『むらくもおおひ くらませは しなとおまねき ふきはらふ』ホ8 『はたれむせんて このはして つふてあられに たみせめる』ホ8 『みかたひれきて かくいれて うちこほさせは』ホ8 『はたれもひれし まはすはゐ みておとろけは かんかゑて』ホ8 『ほらかゐふかせ まひれけし かくむさほらせ これおうつ』ホ8 『こことむすひの なにすゑて かすかとのとそ たふとませ』ホ8 『つかはすひとは あまくにの あめわかひこと きわまりて』ホ10 『やめるかをやに かなわぬは おとにつかせて あことなせ』ホ13 『くらむすひ ととめてしかる わかこのみ にすてのつらお みかかせ』ホ13 『くにもりたみの さとしにも つくまなさせる いせのみち』ホ13 『やすやすと さくらのははの みとりこお かつてにかけて いてやうません』ホ14 『ここりのいもと むすはせて やまのみちのく さつけます』ホ15 『かかはあきのね いつくしに かかけあかせる こころさし』ホ16 『うちみやの あおめのいふり けおさます そはのことしろ まめなれは』ホ16 『そむよろやちの ものおして ひとのたましゐ よろこはす』ホ17 『すへかみそらに しらせぬは あらこすりなる これみうん さそらききてん』ホ17 『おのかとき さかりあさむく むくひあり ゆえおきかせん』ホ17 『またつよく ねかえはいかる とものおみ せまるおゑらみ わけかえす』ホ17 『むらとのいきお めくらすも いろにおほれて らみからす これみのかかみ』ホ17 『くもりさひ うはわるなかこ みかかんと やたのかかみに むかわせて』ホ17 『いとまあらせて くにめくり よのあしはらも みつほなる かみのみうたに』ホ17 『まこにたつなお ひかせおき むまのみきより ふみのほり』ホ191 『うちあおたれて かせふくみ はねとなるとき とひこさす』ホ191 『むまくるはせぬ わかこころ ひとつらぬきの たつなひく』ホ191 『かくつちたつお はにやすに よろこうませと たつならす あなにうれふる』ホ21 『うれへはうれふ おのかかお つけすゆらすは からすなり』ホ21 『ままこさす つみふもなそか いもいさす つみふもなそか』ホ23 『かねりにほこお つくらせて ときものきれは よつきなし』ホ23 『めをふみわけて かひなくる をさめくらせて ゆふぬのも きぬもをるなり』ホ23 『ふものかは しまにさすらす みけたかは かみつめぬきて いれすみし』ホ23 『かわかみの みつおかけひに はこはせと これもくつれは』ホ24 『あめみまこ かもふねはやく とはさせて おきつにつけは』ホ24 『なにことも おたみおたてて にいたみの かけははらより つくなわす』ホ24 『ひろさわお おおたにほらせ くにとなす あまねくとふる ほつまふり』ホ24 『たまかさそろえ たままりも むたりにもたせ みつささく』ホ25 『うさのあかたに はやらせて さつきのもちの はるいわひ』ホ25 『とよたまの あゐみやいりと よろこひて あやにうつさせ おるにしき』ホ26 『いしへして ひかせおおやに つくらせて いとなみなりて』ホ27 『なんちおは あおかきやまに すませんと みやつくりして そこにおれ』ホ27 『わかつまの さしくにわかめ もろともに すませてぬしは つくしたす』ホ27 『ものぬしふれて もののへら かすかのかみお みちひかす』ホ28 『くまのむら いわたてこえて おきおこく つちかせふねお たたよはす』ホ29 『あたねして わけつちやまの みをやかみ みかまつらせて あたおうつ』ホ29 『ものぬしかかえ くすあみお ゆひかふらせて ややころす』ホ29 『やしろつくらせ めのふそか まつるおおみは かんなみそ』ホ29 『はらみのためし うちみやと たたゆもとなり みかさりお たみにおかませ』ホ30 『あめとみに かもおうつさせ みをやかみ まつるはりはら とりみやま』ホ30 『あたねおかもの たけすみの まつりつかせて くにつこそ』ホ30 『わかひこに ゆみつくらせて まなうらに まかこのやしり きたわせて』ホ31 『かんやゐみこに ゆきおはせ ぬなかわみこと ゑといたる』ホ31 『かみよのためし みかさりお たみにおかませ ははおあけ みうえきさきと』ホ31 『あめののりもて おかませて まかりおこよみ あらためて』ホ31 『かさりおかませ うつきゐか みうゑきさきと ははおあけ』ホ31 『かさりおたみに おかませて しきなかはゑか なかひめお おおすけきさき』ホ31 『あめのみまこの のりおもて たみにおかませ ははおあけ みうえきさきと』ホ32 『よそほひお たみにおかませ やよひなか はらみやまえと みゆきなる』ホ32 『そのわけときて まつろわす いささわけえは ひこさしま こしくにおたす』ホ32 『あめのみまこの ためしなり かさりおたみに おかませて』ホ32 『たみにおかませ ははもあけ そふのきさきも さきにあり』ホ32 『たみにおかませ ははおあけ みうゑきさきと ももふそひ』ホ33 『いしこりとめの まこかかみ あめひとかみの まこつるき さらにつくらせ』ホ33 『ふたみやお さらにつくらせ むとせあき おおくにたまの かみうつし』ホ33 『おおたたねこに まつらさは ひとしくなれて とつくにも まさにまつらふ』ホ33 『きみさかえんと たのしみて いきしこをして うらなはす』ホ33 『そのあちうまし しはすやか かみまつらせて みゆきなる』ホ33 『おさといとけの みちもあけ たみにおおする いとまあけ』ホ34 『きさきまつ みこいたかせて しろおこえ きみにもふさく』ホ35 『みとせのち とよすきよはひ ももみつて みつえならすと みならわせ』ホ36 『ゐそすすはらの くさからせ おちこちやまの きおきらせ』ホ36 『かもやしろ さらにつくらせ ねつきもち みをやわたまし』ホ37 『あまのおさかへ ちのへきへ たちはかせへの としなへお あはせたまわる』ホ37 『みかさりお たみにおかませ わかみやの はつこよみなる』ホ38 『ひきてもの ひきてあさはき めしよせて これにひかせて もろくれは』ホ38 『おとへかや そのくにつこと おちのこの とりいしかやと ちなませて』ホ38 『あさしもの みけのさおはし まへつきみ いやわたらすも みけのさおはし』ホ38 『おもてよつらね まめみさほ まてにかよはす うらよつれ』ホ39 『はつはかしらの ゐをしてえ めくらしつらぬ そのつきは』ホ39 『かわあひののに おほみやお たててまつらす ひかわかみ』ホ39 『かくかこお やむねにささけ ことをさめ ほつまのよよの ならはせや』ホ39 『ふみこえゆけは いふきかみ つららふらして かおうはふ』ホ40 『きつおむけ ことなれはみお ほろほせる かれらやすます ひもなきと』ホ40 『ぬのおしひめに いたたかせ そふたんやわけ さきかりに』ホ40 『あまかみの くわにめくらす はらのなの にかきにかたち かたくなし』ミ4 『をしゑおたみに ならはせて くにとこたちの かみとなる』ミ8 『やかみはひとの たまのをお ふくみふらせて なからゑお むすひやわせは』フ序 『ふのはらの みやはたからお はらませて したうほつまの たみそうみける』フふはら 『ものねせは ゐけとむろとに をうなむち たわらわらはせ みきそつくれり』フもえて 『をのはらは みちもつるきも かけさしと もとめさいわう をはらさしかみ』フをはら |
【す】尊敬の助動詞。「しむ」「さす」の変態。
『よよにつたはる かんむりは あまてるかみの つくらせて』ホ序 『さをしかやつの をんみみに きこしめさるる あさまつり』ホ序 『たけきこころに およかせは たつやみつちの ちからゑて』ホ序 『そむほゐますも ひとひとそ おほすはめくみ あつきなり』ホ4 『ゐのらすみその にいなめの かんみはおれは とのけかす』ホ7 『あまつこと まつるとほかみ ゑひための やもとのかみの まもらせき』ホ22 『くにつまつりは きつをさね むろそひかみの まもらせき』ホ22 『つらつらと おもせはたみの ふゆるほと たはまさぬゆえ かてたらす』ホ24 『なきさにおちて おほるるお たけきこころに およかせは』ホ26 『あまてるかみも かえらせは あのみちまもる ひともなし』ホ27 『いまよりは やまとたけとそ なのらせと いいつおはれは』ホ38 『あつたかみ つけてきみには かくみはた をさせたまへは』ミ序 『にふのかみ あめのおしゑに ややさめて やわしわらはす』ミ10 『いさきよく たかゐにえませ たまいつつ わかひにむかゐ おわします』ミ逸 『ひよのまにまに まもらせは このふとまにお もとうらと』フ序 |
【為・仕】「す(為)」の名詞化。
『ひめはゆけやに かくしいれ すさはやすみの ひめすかた』ホ9 |
【直・近・添・親・素・清・澄】(1) 近いさま。和合。親密。(2) 直ぐなさま。曲り無きさま。調和。
『すくなるぬしお みわけんと すくなしるしの すきうゆる』ホ23 『すゆんちり ことほきすくに みおたもつ よよなからえの ゐわひうた』ミ10 『すのやまは むへもとみけり さちくさは みつはよつはの とのつくりせん』フすやま 『すのはらの まつりゆたかに ことふけは はらとうるわう たみそいたけり』フすはら 『すにぬうは そろまなみつの たままつり めかにうすらく かたちぬうなり』フすぬう 『すのおれは けかれおとかむ みのやみも ほつまにあくる にけやおそれん』フすおれ 『すのそのの ももおたまわる にしのはは こゑたのしみの ふかきことほき』フすその 『すのゆんは きのうつたまと みのはこと かはいよこまお きわむほきなり』フすゆん |
【添】同上。添い。妻。
『すのねせは すへやますみの かみまつれ つまのみさほも ねたみねせれは』フすねせ |
【住・据・巣】同上。 住むこと。居住。住まい。暮し。据える器。 =すえ(据え)
『いつしこかたな いつしほこ ひかかみくまの ひもろけす いてあさのたち』ホ35 『すのこけの とかめはあるし めのこけは をころまつりて ゐおやかえらん』フすこけ 『すのゐさは きりそめのきお なかはしら かみはかしきの ゆうにゐさめて』フすゐさ |
【垂・衰・下・地・小・少・陰】負の方向に離れるさま。
『たねはたね うむすきさかめ まめすめらの そろはもはめそ』ホ1 『うひちにの すひちおいるる さいあひの そのもとおりは』ホ2 『すのちりの すられのみつの ことふきに なておさまりし すちりかみなり』フすちり 『すおえては きりひにさむる ひえあれと なかれのふねに さおそゑにける』フすえて 『すのよろは をけのとんとの かゆうらに のりゆみはしら うたうよろこひ』フすよろ 『すのつるの ひとをはしもに めくりきて みつのねかひの はるやきぬらん』フすつる 『すのなわの うむたまのをの ほしなれは あめのまつりも ほしやうむらん』フすなわ |
【酢】同上。「すゆ(饐ゆ)」の名詞化。
『たまこつむ やすきひもなく みつおこひ あるはすおこひ』ホ16 |
【島・洲・州・筋・条】分割したものの一。区分。区画。=しま(島)・しゐ(州)
『やわしてあわお ゑなとして やまとあきつす あはちしま』ホ3 『ゐすことは ゐくらにひひく ねおわけて わのあはうたお をしゆれは』ホ9 『のちにわかひめ ひたるとき やくもゐすすき かたかきお ゆつることのね』ホ9 『あかめはくちに もとちゑて たいおいけすに まつへしと』ホ25 |
【子・素・数】同上。集合して物事を成す小さい構成要素。分かれ。分子。回数。
『あたたまる ときにとつけは こおはらみ いきすこえみめ そなえうむ』ホ14 『そのつつす かそえてなかお つほかなめ このうたつつき かそえもの』ホ39 |
【繁・騒・聳・優・精・早・過】正の方向に離れるさま。
『すにむくは きみはなやかに たみおこる のちのわさわひ すてにむくなり』フすむく |
【据・巣】(何かを)据える・合わす・収めるもの。器。 =すえ(据え)
『いつしこかたな いつしほこ ひかかみくまの ひもろけす いてあさのたち』ホ35 |
【す】語源不詳だが鳥を表す。「からす」「うぐいす」「ほととぎす」「きぎす」「もず」
『まつれはくろき とりむれて からすとなつく』ホ6 |
10/09/13
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