やま  ヤマ  yama

  

【(和・治)】
A: 合う/合わすさま。やわし。和合。調和。秩序。治め。政治。

『あしひきはやま ほのほのは あけぬはたまは よるのたね』ホ5
『ここりのいもと むすはせて やまのみちのく さつけます』ホ15

 
やむ(和む)」の名詞化。

変態:「やわ(和)」「あわ(合)」「ゆひ(結)」「なめ(嘗)」「なえ(嘗)
類語:「みやひ」「まつり(政・纏)」「やまと(和)

 
 

【(熟・上・栄・大・央)】
D: 正の方向に離れる/離すさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・中心にある」さま

『あめのかたちは いわをやま ひつきもくにも はらこもり とはやゑにきて』ホ14
『たちからを やもにほらしむ うみのなも きはやまなかと きねはあす』ホ24
『このあきみつほ ちからなす かれやまはとの みはとなす』ホ24
『へのやまは きさきみさほの さわまちて まつもおえれは あいもののやまフへやま

 
やむ(熟む)」の名詞化。

変態:「あま(熟・甘)」「うま(美・甘・旨)」「むへ(宜・諾)」「うえ(上/宜・諾)」「ゑ(熟・上・愛・笑・恵・吉)
類語:「みやま」「まつり(祭)

  
 

【山】
成長発展したさま。高く大きいさま。高み。

『まこほのあかり かくやまの あすかのみやに をわします』ホ序
『あわなきは ねのしらやまと ちたるまて のりもとほれは』ホ2
『ささなみと なおたまふより なもささけ そのかみいまに ささけやまホ2
『うみてうみかわ やまのさち きをやくくのち かやのひめ のつちもなりて』ホ3
『かれにはらみお おおひやま とよけかかゑて わかひとと いみなおささく』ホ3
『このふたはしら うむとのは あまのはらみと つくはやまホ3
『たかみむすひと くにすへて とこよのはなお はらみやま かくやまとなす』ホ4
『うらなひて つきかつらきの いとりやまホ4
『いつるわかひの かかやきて しらやまひめは うふゆなす』ホ4
くらゐのやまの いちゐさく よになからゑて さくもつは かみのほすゑそ』ホ4
『むかしたまきね ちかいして かつらきやまの やちみそき』ホ4
『みくまのの みやまきやくお のそかんと うむほのかみの かくつちに』ホ5
ひのやまと にいみやつくり あめみこは ひたかみよりそ うつります』ホ6
『つきによせ みこはあまひの くらゐのる ひのやまのなも おおやまそ』ホ6
かなやまひこか うりふひめ なかこおすけに そなゑしむ』
ホ6
『くらこひめ みおたてやまに おさむのち ははこおすてて つにおくる』ホ7
『はたれしむみち なすわさに やまかわあふれホ8
『またはたれ いよのやまより きしゐくに わたりせむるお』ホ8
『ひよとりくさの ことくなり みつからやまに ひきのほる』ホ8
『みなくひしまり まかるもの やまにうつみて』ホ8
『いきのこる ももささやまに つつかなす かなてからせる あやまちと』ホ8
『はるなははみち やまも かゑてむらくも ほのほふき』ホ8
やまたにいたり きしとへは はるなははみち のもやまも』ホ8
『なかはやましろ はなやまの おとはひかしの あすかのへ』ホ8
やまのさすきに やしほりの さけおかもして まちたまふ』ホ9
『むかしなかやま みちひらく かなやまひこの まこむすめ したてるおくら』ホ10
『なかめたかわす こかねさく ひさみるやまと たたゑたまゐき』ホ11
『つちははにみつ かつはには やまさととなる』ホ15
やまにうつほの とほりなる あらかねのあわ すすなまり』ホ15
『にしのははかみ またきたり ころやまもとは おろかにて』ホ15
『くにとろの はにみつわけて はにはやま みつはうみなり』ホ16
『うひこにゑ にあかるやまそ のてむすひ のかせにかわく くこはにに』ホ18
『しのたまやまに したたりか なかれうみなる』ホ18
しらにはやまに からすとふ くまのとおもひ みやうつし』ホ20
『かつやまいりは つゑさゑそ きをのふはいむ』ホ21
『なななはみなの もとしける すへやますみの かみとなる』ホ22
『たとひなかあめ あふれても やまはしけきに もちこたえ』ホ22
『くしひこは やまとやまへに とのつくり よおかんかえは』ホ23
みもろのやまに ほらほりて あまのさかほこ さけなから』ホ23
『いせきたて つつみきつきて やまみつお とりてたかたお ひらかんと』ホ24
『みまこよろこひ くにはこし やまはみねこし そのかえに』ホ24
『たけやかかみの みおのつち つむみかみやま いせきつく』ホ24
『ゐつあさまみね やまたかく みつうみふかく ならひなし』ホ24
『よろくひいわく わかきみの やまおやふさの ゐゆきなす』ホ24
『そののちに きみこのやまに のほりみて なかこやすめり』ホ24
『やつみねに ゐゆきたえねは よよのなも とよゐゆきやまホ24
『あめみまこ またやまめくり ねにひゑて はらいたむとき』ホ24
『なんちやまくひ やまうしろ のおほりつちお ここにあけ』ホ24
『ひとゑたにたり ひゑのやま そのいけみつか たのそろに』ホ24
『つかるには ぬまほりあけて たみつうむ あそへのおかの ゐゆきやまホ24
『かつしまや かつみねやまと しまあいに かつうおなれは』ホ24
『とふひのおかに やまとかわ ほりてつくれる みかさやまホ24
『ゐよのいふきは あめやまに うつしたおなす』ホ24
『つねにかりして たのしめは やまさちひこと』ホ25
『にしなかくにの やまおもて いせきつつみに あらたなす』ホ25
はけやまお とえはあれおさ あきといふ きのあるなにて なきいかん』ホ25
『しかれとやまは かふろなり いまにきこりの いとまあき』ホ25
『またやまかけも みめくりて ところところに いせきなし』ホ25
『ゑはゆみやとり やまにかる とはうみにいり つりおなす』ホ25
『しるしはうろこ みつにやま うつしてかえす みつやまの たいはこれなり』ホ25
『まみゆおり もかなとすてて くちきかわ のほりやまこえ』ホ26
『にしよりみなみ やまこえて みつはのみやに おひつきて』ホ26
『たつのこは ちほうみにすみ たつたしる ちほやまにすみ たつふると』ホ26
『とよたまは わけつちやまに もはよそや としのまつりも みあえなす』ホ26
やまうみと とみことたまは はにすきの なめゑにつけて』ホ27
わかやまくいか もふさくは をしかとならて こぬゆえは』ホ27
『みきさきと なりてうむみこ かんやまと いはわれひこの みことなり』
ホ27
『なんちおは あおかきやまに すませんと みやつくりして そこにおれ』ホ27
みやさきやまの ほらにいり あかんたひらと あかります』ホ27
『をにふにまつる かものかみ あひらつやまは みをやかみ』ホ27
『またひとなると をおきれは よろのをたうの やまそはこさき』ホ28
『みつみさき なもなみはやの みなとより やまあとかわお さかのほり』ホ29
やまちけわしく すえたえて のにしちまひて すへらきの』ホ29
たかくらやまの ふもとには ゑしきかいくさ いはわれの かなめによりて』ホ29
『なかすねひこは やまさきに かわふねこはむ ものぬしか うたんとすれは』ホ30
『あめとみに かもおうつさせ みをやかみ まつるはりはら とりみやまホ30
『こしうしろ やひこやまへに つちくもか ふたわるゆゑに』ホ31
『さゆかわゆ くもたちわたり うねひやま このはさやきぬ かせふかんとす』ホ31
『あすそふかあさ すわはふり はらやまのゑお たてまつる きみこれおほむ』ホ32
『いまやまさわの ゑあわせは わりふたあわす よきしるし』ホ32
『におうみやまお うるほせは ちよみるくさも はゆるそと たのしみたまひ』ホ32
『ふしつるの なおもゆかりの このやまよこれ これよりそ なもふしのやまホ32
『ひるはひとてに よはかみの おおさかやまの いしはこひ』ホ34
『おちこちやまの きおきらせ もとすえもとし まなかもて』ホ36
『かんかしひめは ひとのかみ みつかひききて しつやまの さかきおぬきて』ホ38
『たけきおえらみ つちもつて やまおうかちて くさおわけ』ホ38
『つはきいちより ねきやまお こすときあたか よこやいる』ホ38
『またたなひくは あおかきの やまもこもれる やましろは いのちのまそよ』ホ38
『けむひせは たたみこおもえ くのやまの しらかしかゑお うすにさせこのこ』ホ38
『たおれぬさきは あさひかけ きしまねにあり ゆうひかけ あそやまおおふ』ホ38
『やつめおこえて まえやまの あわみさきみて きみいわく』ホ38
やまあらし かたましものや ちまたかみ なかにゑみしら めをませて』ホ39
『つるきのなおも くさなきと あしからやまに せめいたる』ホ39
『きみやまのひは ゆきやすみ わかきみにいふ』ホ39
『おほみやお たててまつらす ひかわかみ いくさうつはは ちちふやまホ39
『しなのきそちは やまたかく たにかすかにて つつらおり』ホ39
『やまとたけ おはよりたまふ むらくもお ひめかやにおき いふきやまホ40
『あまてらす きみおこゑちに なからゑと ををひやまさの としたみや』ミ4
『はつひまつりは ふとまかり やまのかやくり うみのめも』ミ9
あのやまの なかうつろゐか あわのすな こほしのゑなの むねそあみける』フあやま
いやまなる たかきはそひえ おりやせん おりによそうて ゐやまなるへし』フいやま
『ふのやまに おもひつくみの とりゑなみ みにいたつきの いるもしらすて』フふやま
『もにむくは やまとふもとの かたちより こころはなれて たからむなしき』フもむく

 
やむ(熟む)」の名詞化で、「熟・上・栄・大」と全く同じ。

類語:「いわ(岩)」「いわを(巌)」「みやま(雅)」「みね(峰)」「ね(峰)」「ほ(穂・秀)」「を(秀・穂・尾)」「たけ(岳)」「いわひ(祝・斎)」「のやま(野山)
反対語:「さわ(沢)
派生語:「のやま(野山)」「やましろ(山背)」「なかやま(中山)」「ひさみるやま(日栄見る山)

  
 

【疚・(病・闇・止・穢・忌・倦・罷・飢・粗・倦・弱)】
E: 負の方向に離れるさま。「落ちる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」さま

『あしひきはやま ほのほのは あけぬはたまは よるのたね』ホ5
『ちぬのやまきて ゐつせかる きのかまやまに おくらしむ』ホ29
へのやまは きさきみさほの さわまちて まつもおえれは あいもののやま』フへやま

 
やむ(病む・止む・罷む)」の名詞化。

変態:「やみ(闇・病)」「よみ(黄泉)」「うみ(倦み・膿)」「やれ(破れ)」「あら(粗)」「やば(やばい)」「よわ(弱)
派生語:「やまし(疚し)」

  

09/12/12

  

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