【(熟・満)・峰・嶺】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
『かそみねにしき くにつとに かえるあらしと みまなくに これたちそめそ』ホ34 『ををんみき たまひたまもの ゐついろの かつみねにしき あやももは』ホ35 |
●高み。頂き。冠。
『あめにたなひく しらくもの かかるやみねの ふるあられ ひすみにこたま』ホ4 『みねにあつけて そのをして はたれまこちと たみこよろ』ホ8 『かもにていたる いかるかの みねよりとりの しらにはに』ホ20 『こゑのねのくに あちはせか みねこしささく これにめし』ホ24 『あさのまに なかみねなせは かみのなも ゐつあさまみね』ホ24 |
「みぬ(満ぬ・熟ぬ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
変態:「をね(尾根)」「ほね(骨)」「むね(胸・棟)」「うね(畝)」「やね(屋根)」「うえ(上)」「やま(山)」
類語:「ね(峰)」「ほ(穂・秀)」「を(秀・穂・尾)」「たけ(岳)」
09/12/15
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