【(合す・和す)・在す・坐す・座す・交ず】
A: 合う/合わす。在る/現る/現す。収(治)まる/収(治)める。紛れる/紛らす。匹敵する/させる。対応する/させる。
『かすかはおなし ひたにます みきはひたかみ うおきみと かるきみをきな』ホ13 『つきかとり かんきみおよひ かしまきみ つくはしほかま もろもます』ホ13 『これつよし きみはやさしく やわらかに ませはかかえて ととむものかな』ホ13 『ををんかみ こそむつきます このこやね ももつきませり』ホ16 『たちからを みそむつきます さるたひこ そむとしおれと これはまれ』ホ16 『はらせくひ あしにしたかふ いしすゑに しきますとこお いかすれと』ホ21 『またとふなんち しるやきみ いきますとこお こたえいふ』ホ24 『みこころそえて にいたなす つくしみそふの みめくりて かこしまにます』ホ25 『あまつひつきお わかみやに さつけたまいて おおゑきみ しのみやにます』ホ26 『ときにわかみや なかにます こやねはひたり みほひこは みきにはへれは』ホ27 『やよひには きひたかしまに なかくにの まつりをさめて みとせます』ホ29 『あわみやにます これよけん すへらきゑみて きさきとす』ホ29 『かしはらみやに はんへりて なかくもにいり いきますの ことにつとむる』ホ31 『あくるふゆ おくるうねひの まなこたに なそよにまして』ホ31 『めをませて しむみちかけて あなにすみ けししおはみて けころもき』ホ39 『おおかしまより みあゑなす あしうらこえて なこそはま かりみやにます』ホ39 『よなかまて かくむよいたり はらみやの おほまのとのに みこします』ホ40 『よにますことく みやすひめ きりひのかゐお もるひらへ』ホ40 『これきみは こゑやすくにの みやにます これはそのかみ とのみこと』ミ5 『もとつねの あむとやわしの つくはねお むすひまします あめみをや』ミ10 |
●他の動詞について敬意を付す。
『ををんたからの ゐもやすく やすくにみやと たたゑます』ホ序 『やよろとしへて こゑうちの いさわのみやに をわします』ホ序 『みこまこひこの すえまても あまてらします ををんかみ』ホ序 『ももなそよろの としおへて もとのひのわに かえまして』ホ序 『もとのひのわに かえまして あおひとくさお てらします』ホ序 『かみそのなかに あれまして くにとこたちの とこよくに』ホ2 『きみはその きのみによりて をかみはき めかみはみとそ なつきます』ホ2 『そのみなお うほひるきとそ たたえます くにうるはしく てりとほる』ホ3 『つくしにゆきて うむみこお つきよみのかみ ひにつけと あめにあけます』ホ3 『いしこりとめか ますかかみ いつくりすすむ』ホ4 『あもとかみ みそふのかみの まもるゆえ こたねなること おほゑます』ホ4 『ふたかみおはお たたゑます きくきりひめも あなかしこかな』ホ4 『そむほゐますも ひとひとそ おほすはめくみ あつきなり』ホ4 『わかみやに むへそたてしと あめにあけ おきつのみやに かえります』ホ4 『あまつきみ ひよりとまてお つくすゆゑ ひとにのります』ホ4 『ひのやまと にいみやつくり あめみこは ひたかみよりそ うつります』ホ6 『あまさかるひに むかつひめ つひにいれます うちみやに』ホ6 『むかしみちのく つくさねは ここにまつとて さつけまし』ホ6 『これとこたちの ことのりと ほらおとさして かくれます』ホ6 『のちかえまさん みてくるま ととむるたみお あわれみて』ホ6 『ねなとやよひの もちよりそ うつきのもちに かえります』ホ6 『いさなきは あつしれたまふ ここおもて あわちのみやに かくれます』ホ6 『あひわかみやに ととまりて やみおたします たかのかみ』ホ6 『ひるこひめ みこおしひとお ひたします ねとさほこくに かねをさむ』ホ6 『こくみいふ さしめはまこと わかつまよ きみさりますの おしてあり』ホ7 『をはちちに めはははにつく みひめこも ともにくたりて ひたしませ』ホ7 『はなこおとろき ひにやふれ かみさりますと なくこえに きみいかりまし』ホ7 『そさのをは いわおけちらし なおいかる きみおそれまし』ホ7 『つはものぬしか しめなわに なかえりましそ』ホ7 『あねとまみゑて のちゆかん はるかにくれは うたかわて いつかゑしませ』ホ7 『さすらをの かけのみやひの あやまちお はらしてのちに かえります』ホ7 『みかたちも なおわかやきて をわします』ホ8 『こたゑおしらて うかかゑは あまてらします みことのり』ホ8 『はたれやふるの ましないの たねおもとめて さつけます』ホ8 『ひととなる まふつのかかみ みるために ふたみのいわと なつけます』ホ8 『おしひとの をしほみみとそ きこしめし たかわかみやに ひたします』ホ11 『おはさりませは かうのとの まつりとるゆえ よろまろお ひたかみのかみ』ホ11 『きみここのゑの しとねおり むゑにききます みことのり』ホ11 『ををんかみ なんちさかなし あひみすと まつりはなれて よるきます』ホ15 『ここりのいもと むすはせて やまのみちのく さつけます』ホ15 『ふつぬしむかえ とことおゑ いりますのちに ものかたり』ホ16 『ひめはもろめの はらむとき いきすつつしみ をしゑます』ホ16 『ふつぬしの かとりのみちお ことことく こやねにさつけ かくれます』ホ16 『あめはれて のとかにみゆき あそひます』ホ18 『みこわかひとに あまてらす ひつきおゆつり ますときに』ホ191 『ちみちいつあれ のりのりお またくゑるそと さつけます』ホ191 『よのひつき みこおしひとに ゆつりまし あめよりいせに おりいます』ホ192 『つくはより うつりますひは をこぬしの ふそゐもののへ かしはなす』ホ21 『しなとへに ふきはらふとき ちおむかひ ともにいります』ホ21 『これにより たみおさまりて むよろとし つくはのみやに うつります』ホ21 『このゆえひひの みかまとの ゑともりかみと たたえますなり』ホ22 『むつのなは そろををとしの ちからもる ををとしかみと たたえます』ホ22 『あやにしるして をてつから ふみおみまこに さつけます』ホ24 『またとふなんち しるやきみ いきますとこお こたえいふ』ホ24 『およふみよたに はたとしに さらえなせとて さかおりの みやにいります』ホ24 『うたかひに たひやおよはに たちいてて いせにかえます』ホ24 『ををんかみ おうちにうえて いせのみち なるはなるるお はかります』ホ24 『まさたねならは うむときに さけとちかひて ここにうゑ さとにかえます』ホ24 『みところに すわかみあえは すはしりて さかおりみやに いりまして』ホ24 『みやつくりして おわします なつめのかみか うふきなす』ホ24 『ははのちおもて ひたします こやすのかみそ』ホ24 『さきにたらちを ひたるとき はこねのほらに いりますお』ホ25 『すせりみや むかしのあとに いまつくる うかわのみやに うつります』ホ25 『うつみやは おおつしのみや いまつくり これたまわりて うつります』ホ25 『たかたひらきて かえります ゆたかなるとし みよろへる』ホ25 『のちにみつほに かえませは むめひとをきみ しわかみの』ホ25 『むめひとをきみ しわかみの ほつまのみやに かえりますかな』ホ25 『きみまつはかる なおよしと かこしまみやに うつります』ホ25 『へてもあそくに またこえす かれみやつくり うつります』ホ25 『しかのかみたは またみてす つくしのみやに うつります』ホ25 『はてかみの まねくかこしま ゆきまさす きさきはちちに これおつく』ホ25 『むねあわぬまに かもつきて はやいりまして みこおうむ』ホ26 『きみにつくれは もにいりて いせにつけます ををんかみ』ホ26 『おおわにのりて うとのはま みやさきみやに いたります』ホ27 『みやさきやまの ほらにいり あかんたひらと あかります』ホ27 『みつからこれお さつけます かすかはきみに たてまつる』ホ28 『なんちよく わすれすきたる みもすそよ こふはこれそと さつけます』ホ28 『みしるしは きみのみにそえ みくさとも うちつのみやに をさめます』ホ30 『さきにさゆりの はなみとて きみのみゆきは さゆかわに ひとよいねます』ホ31 『みさほつすうた あめつつち とりますきみと なとさけるとめ』ホ31 『おくるとみ とはすかたりや わかきみも おくりおさめて みなかえします』ホ31 『もときねお よつきとなして みてつから みはたをりとめ さつけまし』ホ32 『とよのあかりの いろもよし いさともかみは くたります』ホ33 『おしひらかねよ みわのとのとお とのとおし ひらきかえます』ホ33 『みつかきの ゐそやほはつき みゆきして けゐおおかみに もふてます』ホ34 『ゐかねあゑ きみこときれて ものいわす ゐねますことし』ホ34 『あけのはら いせたかみやに いりませは おはとつかえて』ホ36 『いまよりそ ももかもふてて きたりませ われはからんと』ホ37 『みつからに かせふのまつり なしませは やはりわかやき みつほなる』ホ37 『すへらきの くしひによりて かえるいま すてにさります』ホ37 『やとよのみはた たかみくら いとおこそかに あまつかみ むへくたります』ホ38 『ねしもはひ まきむきひしろ にいみやに かえりいります』ホ38 『つくしむけんと むとせまて たかやのみやに おわします』ホ38 『ゆうひかけ あそやまおおふ かみのみけ くにもみけとそ なつけます』ホ38 『そこほなかやか まきむきの みやにかえます』ホ38 『きみききませは いまよりは やまとたけとそ なのらせと』ホ38 『かたましものお かんつよに まつろはせよと さつけます』ホ39 『つつしみうけて あたむけよ なおこたりそと さつけます』ホ39 『やまとたけ かつさにいれは さかきゑに かかみおかけて むかひます』ホ39 『ももなそこ よろみちつつく このよみて いまひのわちに おわします』ホ39 『きみそりにめし ゆきいたる さかむのたちに いりませは』ホ39 『これみたひ あつまあわやと なけきます あつまのもとや』ホ39 『かれみなつけん ききますや ゆるせはささく やまとたけ』ホ40 『まちおれと よらてゆきます ちちくやみ いままたきます きみのかみ』ホ40 『しはすにのほり いせのくに いろとのみやに おわします』ホ40 『ゐそよほなつき みそかには ひしろのみやに かえりますかな』ホ40 『やまとたけ かみにかえさの のこしふみ きみはみはたお そめませは』ミ序 『とのみこと もはかりをさむ みおほらに かみもとあけに かえますお』ミ5 『そさのをと あまのみちねと おともして ゐとせのうもち かえります』ミ5 『をおんかみ おりのみゆきに ききませは こきみもみこと みちひこも』ミ6 『やをよろの おゑてことほき さつけます つきのみことは』ミ10 『もとつねの あむとやわしの つくはねお むすひまします あめみをや』ミ10 『そのときひるこ またとけす むかしふたかみ うみませし』ミ10 『いさきよく たかゐにえませ たまいつつ わかひにむかゐ おわします』ミ逸 『みたけうるおゐ はらみます つきみつころも あれまさす』ミ逸 『たらちねのゆめ さめまして まみえあかつき ををきみの』ミ逸 『ひおへてくにに いたります みこのよそゐの ひたかみや』ミ逸 『おそれまし あわのみやにわ そたてしと あめにおくりて かえります』ミ逸 『ひことにのほる とゆけかみ あめのみちもて さつけます』ミ逸 『さつくるわかの たまつみや をしてのこして かくれます』ミ逸 『きみたるかみお うまんとて ひひめみをかみ うみまして』フ序 『しらするくにの まつりこと みこわかひとに さつけます』フ序 |
変態:「わす(和す・座す)」「みす(見す)」「むす(結す)」「めす(召す)」「もす(模す)」
派生語:「ましふ(交ふ)」「ましる(交じる)」「ますひと(益人)」「ます(真澄/枡)」「まさ(正・真)」「ますく(真直)」「たます(騙す)」「ゐます(在す・坐す)」「います(埋ます)」「やまさ(屋坐)」「うます(和す)」
【申す・(離す・放す・発す・曲す)】
B: 離れる/離す。放つ。分ける。限る。払う。発す。そる/そらす。曲る/曲げる。
『くらきねか ますひめもちこ ねのすけと そのとめはやこ こますひめ ねのうちきさき』ホ6 |
変態:「はす(派す・発す)」「うす(失す)」
派生語:「まし(申し)」「ます(枡)」「たます(騙す)」「やまさ(屋放)」「をまさ(穢放)」「かたます(佞ます)」
【(回す・廻す)】
C: 回る/回す。行き来する/させる。
変態:「ゆす(揺す)」「いす(揺す)」「おつ(復つ・変若つ)」「みす(廻す)」「もつ(戻つ)」「わつ(渡つ)」
派生語:「まさかき(回掻き・真榊)」「わたまし(移徙)」「まさくる(弄る)」
【増す・申す・(勝す・参す・全す)】
D:
正の方向に離れる/離す。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」
『たみまして あまてるかみの みかかみお』ホ序 『つきにみそわの めくりまし ややむそよかに めくりみつ』ホ14 『みたねゑて ははにますいき みもむその あすはなもふそ』ホ16 『やきたわけ これにひつきの ふたたまし よのひとからの たかはかり』ホ17 『おささすり あらさねたける これうんつ あなとるすりら ねしけます』ホ17 『たとえはくせと まいなひて さかゐまさんお とみもほし』ホ17 『とりひきまして よろこへは へりにくむたみ またつよく』ホ17 『ましてわかみは みやひより むねにとほれは あやしなく』ホ17 『もとせより またよろにます これすすお むすふかみなり』ホ23 『ひとりもとれは ともおまし むれあつまりて わたかまり』ホ23 『たとえはかわの みなもとの ひとしつくより なかれまし のたにあふるる』ホ23 『つらつらと おもせはたみの ふゆるほと たはまさぬゆえ かてたらす』ホ24 『はおなはももの ましにかく ちよおのふれと たみくわす』ホ24 『らははくは もくさかふろは ちおまして をいもわかやく』ホ24 『ときにきみ つくしはかての たらさるか てれはゆきみて たおまさん』ホ25 『みかわりいまの ひとくさの ひひたへますお つつしめと』ミ4 『さたわいやます みこみまこ ももやそとめる ををなむちかな』ミ逸 『をさめえて とにうるほせは かもしたう ましてたみおや をえてなつらん』フをえて |
●他の動詞について謙譲・丁寧の意を付す。
『したてると なしてわかくに たまつしま としのりかみと たたゑます』ホ9 『かくみたひ うたひますれは みほひこも たちうやまひて』ホ14 『ことほきおえて むつましく こやねはあめに つかえます』ホ16 『かなさきは ひおうつします ゑをやとみ かたはうけもち』ホ191 『ここにとをやの あまつかみ とくさたからお さつけます』ホ20 『やゑのたたみお しきもうけ ひきいれまして ゆえおとふ』ホ25 『おおやまとひこ すきともの あめすへらきと たたえます』ホ31 『とよすきは ささはたみやに かえります またかみのつけ』ホ36 『いせいいの たかひおかわに すすととむ たかみやつくり しつめます』ホ36 『みたまけかつき いゐのより いそへにうつし しつめます』ホ36 『やすんせて やつかれはしめ おのおのか まさにやけんお いのりまし』ホ39 『あはれひとまつ ひとにせは きぬきせましお たちはけましお』ホ40 『ちなみあひ ことほきおはり むつましく こやねはあめに つかえます』ミ逸 |
変態:「はす(馳す)」「みつ(満つ)」「むす(蒸す)」「もす(燃す)」
派生語:「まし(増し・猿)」「あらまし」「うます(熟す)」「むます(蒸ます)」「まさかり(鉞)」
【(拙す・貧す・破す・惨す)】
E:
負の方向に離れる/離す。「縮小する・減退する・落ちる・劣る・勢いを失う・静まる・敗れる・終わる」
変態:「はす(破す)」「やす(痩す)」
派生語:「なます(鈍す/膾)」
【(和)・真澄】
合わせ。直し。
『いしこりとめか ますかかみ いつくりすすむ』ホ4 |
「ます(合す・和す)」の名詞化。
変態:「まさ(正・真)」「まそ(真十)」「まと(和)」
派生語:「ますかかみ(真澄鏡)」
【枡・(十万)】
数の単位。「100,000」を表す。
『やしまなる よろますたみも うくめきて みちならえぬも ことわりと』ホ4 『かけうつすとき むますたり ひとなるはみな たみとなる』ホ8 『ひますのものま あゐぬかけ ほのほものかれ』ホ8 『すへてななます ここちみな ひとなるのりの みかかみお』ホ8 『おのかへら なんますこちに わさつけて そらつかまんと みちひねり』ホ17 『はにこころ よろますしれと みやひから』ホ17 『すへて よそやます ををんたからも みなすてに ゐおやすくぬる』ホ19 『こころゆきすく かみのよは ますよろとしの ことふきも』ホ23 |
「ます(和す/放す)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・収(治)める・比べる・計る」、裏を返して「B:
離す・分ける・限る」などの意。
同義語:「はかり(計り・量り・秤)」
09/11/18
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