【四】寄す。合わす。熟む。
『ゐくらむわたを ねこゑわけ ふそよにかよひ よそやこゑ』ホ1 『をはきみの くにをさむれは きつをさね よもとなかなり』ホ1 『しかれとちちは すすよそほ はははみそひほ あめのふし』ホ3 『ゐよのうた ことおむすはす ことあけも めはさきたてす』ホ3 『さるもももくら ふむかゐそ つかむのむそて よもそくら』ホ7 『はなこのよもさ つくのゑは さかおあかせよ』ホ7 『なかつきはみめ しむそよへ こゑのよそやち あわのかみ』ホ14 『はなもみも あめのままなり みつはくふ ふよはくわぬそ』ホ15 『みよつきなれて いつかけも なれといそくは あやしあり』ホ192 『こやねとは かすかとののこ くしたまは みむすひのよこ』ホ20 『なかつはしらの ねおかかえ またよところの もりもかね ともにまもれよ』ホ21 『ゆふのはは たていとやもり をさよもは やそりひとよみ やりひとて』ホ23 『このゆえは あやにしこりは おさはやも ひとはによたり みちふもり』ホ23 『ねはこねうすき くきひとり よゑゐはひとみ こしろはな』ホ24 『よたりのすけに ようちめと よおしも そゑて つきのみや』ホ28 『さきにみこ みたりうむとき しなのより よしなあかたの ぬしきたり』ホ28 『つくしのたねこ もおをさめ よかみまつりて あうゑもろ』ホ30 『よみちのいく さ たつへしと すえふかにたつ よものをしゑと』ホ34 『おもてよつらね まめみさほ まてにかよはす うらよつれ』ホ39 『よのつめなそこ つすふつめ ゐのつめこそこ つすつくも』ホ39 『きつよちのあや』ミ1 『かれにいまとく よかのはた したえはういに みおをさむ』ミ1 『としおこゆれは たらちねの よそふみそみの をゑくまも』ミ1 『くにみこと よたひかわりて とこたちの みよはかわらす もはかりよ』ミ4 |
【夜・世・穢】負の方向に離れるさま。陰。水埴。月。夜。暗。汚穢。この世。地。
『かかなえて わけいかつちの あまきみと なつけたまわる よのは
しめ』ホ序 『よにあらわせる そのふみは ほつまつたゑに まさるなし』ホ序 『いまよにのこる いゑいゑの ふみもそれそれ かはりある』ホ序 『そろにみのりて ぬはたまの よのかておうる おんたから』ホ1 『なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよ きかな』ホ1 『いさなみは よのくまなすも わかをゑと』ホ3 『くらゐのやまの いちゐさく よになからゑて さくもつは かみのほ すゑそ』ホ4 『そのよまた かみゆきみれは かなまこと いれすはちみす』ホ5 『このあちお ぬはたまのよの うたまくら さめてあかるき まえことは』ホ5 『よのみたれ これみなそれの あやまちと おもえはむせふ はやかえ れ』ホ9 『ささきみそ とひゆふまつり からすつか やひやよいたみ もおつと む』ホ10 『めはよにすめる ところゑす うましみやひの ゑいにおれ』ホ13 『よおをふる はしめおわりの つつまやか みちをしゆれは』ホ13 『めをおむすひて ひとこころ よにかえるとき すくなれは』ホ13 『なおからされは ひとならす よにありなから そのわさに』ホ13 『ひるはちのほり よはなみの のほるひつきの ひとめくり』ホ14 『うけもちの かみかうけなお あにこゑは ひようるたねお わにくたす』ホ15 『やきたわけ これにひつきの ふたたまし よのひとからの たかはかり』ホ17 『ひるはひとかも あきらかて よはかとにこる むしはみも』ホ17 『よのひつき みこおしひとに ゆつりまし あめよりいせに おりいます』ホ192 『したはるは うわはるのおと あよみたま たかきのななこ』ホ20 『ひととせも へさるおせめは よのはちは なんちのこころ けかれより』ホ20 『みなひとよみき さいおふる むねとはしらね つちおうつ』ホ21 『くらやめのあは かにやめる おほろよのあは なかくらし』ホ21 『きみよおこめて とさときて にはりわたりは かきくもり』ホ21 『あめよりくたす ひよみかみ ふたかみこれに やまさなす』ホ21 『しなとのかせに おしはらひ よもあけかたと しらすへし』ホ22 『いねやせて たみのちからも ややつきて よにくるしむそ』ホ23 『みかしはささく あしつひめ ひとよめされて ちきりこむ』ホ24 『とりたすき あめにささけて またにしの ははかみやけと よにのこる』ホ24 『なんちよおすて みちかくや ひめはおそれて かかねとも』ホ26 『おきつとり かもつくしまに わかいねし いもはわすらし よのことことも』ホ26 『おきつとり かもおをさむる きみならて よのことことお ゑやはふせかん』ホ26 『わけつちかみに いのるよの ゆめにたまわる たまのなの』ホ27 『またとわく よにちなむかや ひめこたえ なにものなれは おとさんや』ホ27 『ちちというとき やはのほる わけいかつちの かみなりと よになり わたる』ホ27 『わかやそよろも ももとせも よのたのしみは あいおなし』ホ27 『やもかみお めしてわれよお いなまんと さるたにあなお ほらしむる』ホ28 『よにのこすうた つねにきく さをしかやたの わかかむり』ホ28 『よのみみの あかはあもとの さをしかに きよめたまひて』ホ28 『あすすこよみお もろうけて このよのわさお かんかみる こよみこれなり』ホ28 『わかみやそのよ もはにいり よそやよいたり いさかわに』ホ31 『とみもよおさり かりとのに をやにつかふる まことなるかな』ホ32 『むとせあき おおくにたまの かみうつし なつきそむかよ』ホ33 『あすのよは あまてるかみの みやうつし とよのあかりの いろもよ し』ホ33 『このよのゆめに われはこれ おおものぬしの かみなるか』ホ33 『こほやよひ もちのよゆめに かみのつけ かしきほこたて かみまつれ』ホ33 『ももそひめ おおものぬしの つまとなる よにはきたりて ひるみえす』ホ34 『ひるはひとてに よはかみの おおさかやまの いしはこひ』ホ34 『はつきそひ かみあかりとそ よにふれて きみとうちとみ もはにいり』ホ34 『われたとひ よにあるとても しむかれて なにおもしろと』ホ35 『さこくしろ うちにわたまし そなかのよ みたけはしらお をさめしむ』ホ36 『はなむしろ みおあけみきの たわむれや よふけゑゑれは』ホ38 『にゐはりつ つくはおすきて いくよかねつる』ホ39 『かかなえて よにはここのよ ひにはとおかお』ホ39 『あつたかみよおいなむあや』ホ40 『よなかまて かくむよいたり はらみやの おほまのとのに みこします』ホ40 『よにますことく みやすひめ きりひのかゐお もるひらへ』ホ40 『かみおくるとき よおいなむ ちりひるめしと のこるなり』ホ40 『そのよのゆめに つしまもり しらいとりなる やまとたけ』ホ40 『なからひよよに たのしみて つくれはかえす みはよもつ』ミ4 『としわけのよは まめおいり みなおにやらふ』ミ7 『ゆみつきのよは ゐのみつに ぬえあしもちか かたをゑお』ミ7 『ゑもとのかみの わかるよは ゐりまめうちて おにやらゐ』ミ9 |
【代・節・曜・治・結・家】(1)治め。政。まとまり。系。統。連続。期間。(2)一区分。一区画。
『きみかよの すえのためしと ならんかと』ホ序 『いそのはの まさこはよみて つくるとも ほつまのみちは いくよつきせし』ホ序 『むそよろとしの よおしりて いかつちわくる いつのかみ』ホ序 『いまのよは たたふよろとし いきなるる』ホ1 『あめななよとこみきのあや』ホ2 『かみそのなかに あれまして くにとこたちの とこよくに』ホ2 『よつきのかみは くにさつち さきりのみちお うけされは』ホ2 『あめなるみちは めもあらす みつよをさまる』ホ2 『ゐつよのかみは おおとのち おおとまえなり』ホ2 『むよのつき おもたるのかみ かしこねと やもおめくりて たみおたす』ホ2 『とこよかみ きのみひかしに うゑてうむ はこくにのかみ』ホ2 『たかみむすひの ゐつよかみ いみなたまきね とようけの』ホ2 『をさむゐつよの みむすひの ゐみなたまきね もとあけお うつす』ホ4 『ひとりはんへる ふりまろは むよやそきねの よつきこそ』ホ4 『たかみむすひの ゐつよきみ ひことにのほる あまつみや』ホ4 『もろかんたちも しかときけ きみはいくよの みをやなり』ホ6 『みよものぬし みこのなうた こもりこの あにはかんたち つきつみは』ホ10 『よおつくものは ゆつりうけ はしえてとつき むつましく』ホ13 『かすかとく むかしとよけの みことのり われみよおしる』ホ13 『はつのよは くにとこたちそ あめにゆき みるもとあけの もりさため』ホ13 『ふたよむすひの もよろほき ゆきてたまのを なすおきく』ホ13 『よろのよわひの みことひこ ややちよたもつ たみもみな』ホ14 『きよなおはめは ちもきよく うしほのことし よよたもつ』ホ15 『くにさつち うむうけもちの やよのまこ いまのかたなり』ホ15 『くにとこたちの よにはまた ほこなきゆえは すなほにて』ホ23 『こころゆきすく かみのよは ますよろとしの ことふきも』ホ23 『うひちにのよは おこそかに かさるこころの ことふきも ももよろとしそ』ホ23 『のちのよに いやをさまれは うゑしらて おこるたのしの みつるとき』ホ23 『ほこるよは あめのにくみに あめかせの ときもたかえは』ホ23 『くしひこは やまとやまへに とのつくり よおかんかえは』ホ23 『つるきをみ すえほろふれは ものへわれ よおうはわるる』ホ24 『ははちちひめは のちのよお いせにはへれは ををんかみ ゐおおなしくす』ホ27 『まこのしか ほわになすなよ かなさきは おかめおつくる そのまこの』ホ27 『うまれさかしく なからえも ちよはももよと なりか れて』ホ27 『つるきとみ つきほろふれは ものふわれ よおうははるる』ホ30 『みよわのなおき いさおしに なおりものぬし かみたまふ』ホ30 『わかよにあたり をえあるは まつりととかぬ とかめあり』ホ33 『なおりてやすく このみよお はつくにしらす みまきのよ』ホ34 『かれそろあつく たみゆたか いまわかよにも おこたらす かみまつらんと』ホ36 『ひしろのよくまそうつあや』ホ38 『かたましものお かんつよに まつろはせよと さつけます』ホ39 『おははあたかも かみのよの よはきしそこれ』ホ40 『むへうけたまえ ありつよの あひちたにまつ きみかひるめし』ホ40 『しかれとかみよ ゐまのよと ことはたかえは みちさかる』ミ序 『ひもつきもなり こよのほし あめとこたちと わのそひも』ミ序 『あめなかぬしの もはかりよ あめのめくりの もよとめち』ミ4 『みなかぬしより ゑのみよに ましへりひたひ とのよにも ことふきかわり』ミ4 『くにみこと よたひかわりて とこたちの みよはかわらす もはかりよ』ミ4 『それよりそ かわるかわりに よおつきて あめにかえれは』ミ6 『やつくりの のりはあまてる かみのよに あめのみまこの みことのり』ミ8 『そのかみは くにとこたちの かみのよに むのたみめより むろやなる』ミ8 『ふそよにうめる たみくさの あなにすまえは ひとならす』ミ8 『あそのよの なるかんをかも すみめかも わけやかえらん たのしきわなり』フあその |
【弥・万・余・大・(世)】正の方向に離れるさま。多数。いよいよ。たいそう。
(「世にも恐ろし」など「世」の漢字を当てる場合が多い)
『うみてよの きみとみのみち とのをしゑ さかりもとらは ほころはす』ホ3 『よにわたかまり こくみらも つかえてしむお うはひはむ』ホ7 『ちりとあつめて よにせまり うらやむものか かむゆえに』ホ13 『よのとりけもの いましめと あまねくふれし』ホ15 『わかつねのみけ ちよみくさ よのにかなより ももにかし』ホ15 『かすかとの あまのこやねは よにひいて かすかのかみと なおたまふ』ホ16 『いとまあらせて くにめくり よのあしはらも みつほなる かみのみうたに』ホ17 『かれによのうち むつましき ゑとおなつけて はらからと いふもとおりそ』ホ24 『なんちふたりも なからえす いつせはこなし たけひとは よのみをやなり』ホ27 『わかみやの ときによそよろ よのまつり またみそゐよろ ゆたかなり』ホ28 『よにはやるうた のりくたせ ほつまちひろむ あまもいわふね』ホ29 『かみとなること あすききて おひまかるもの みそみたり よにうたううた』ホ31 『これおふみはる わかちから よにくらへんと もとむれと なくてま かるや』ホ35 『よのなかに ものおもふひとの ありといふは われおたのまぬ ひとにそありける』ホ37 『すきにふき あにかひさこは よのうつわ おとかなすひは すきになるなり』フすきに |
【万】同上。10,000。
『およへともよほ つきこなく みちおとろひて わいためな』ホ2 『きよなおはめは ちもきよく うしほのことし よよたもつ』ホ15 『むそとしの すはゑもむもに そゑたおえ むよとしちゑに つきかるる』ホ18 『たみつうむ あそへのおかの ゐゆきやま なよさとうみて』ホ24 『みなふしなひけ をさむるは やよほにたれか またあらん』ホ27 『みこころととく ひさかたや む よつむちの おをひるめ ふつくにうれは』ミ逸 |
【陽・男・夫】同上。陽陰の生成過程で先に上った「陽」の属性。
『としおこゆれは たらちねの よそふみそみの をゑくまも』ミ1 |
【好・熟・善】(心に)合うさま。正の方向に離れるさま。
『しほれてもよや あかつまあわ あかつまあわや』ホ7 |
【揺】よる(揺る)の名詞化。ゆれ。揺(よう)。
『おのころの もしもうこかは よなおりお おのこおのこと いのるへし』ホ18 |
11/03/09
【ホ
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