ん  ン  n

  

●「の」の音便変化。

『みこまこひこの すえまても あまてらします ををんかみホ序
『さをしかやつの をんみみに きこしめさるる あさまつり』ホ序
『うけすてめ ころひんきみと ちなみあい くろそのつもる みこうみて』ホ15
『ゆみもよくいる たちまいも たくいあつめて かくれんほホ39

●「ぬ」の音便変化。

『これにいまする いまのみや おおくんぬしの かんかえは』ホ21

●「ぬ」の音便変化。否定を表す。

『きみかよの すえのためしと ならんかと』ホ序
『あにたたひとり ふつぬしか まさりてわれは まさらや』
ホ10
『またとわく ひはをにかえり みつはめに ひとはひとみに かえらか』ホ13
『かすかまろ しからすとめて たらさらは うえはほとこし うけかや』ホ13
『われねかわくは かんつきみ はしかけなして たまわや』ホ16
『ときかすか ややえみいわく こよみなお あすすとせや』ホ28
『のちのさかえお おもわや たやすくたすと うらみしか』ホ34
『きみもろにとふ くえはやに くらふるちから あらおや』ホ35
『きみよろこひて たれかこの とりとりゑや ゆかわたな とみこれとらん』ホ36
『やすんせて やつかれはしめ おのおのか まさにやけお いのりまし』ホ39
『いやまなる たかきはそひえ おりやせ おりによそうて ゐやまなるへし』フいやま

●「ぬ」の音便変化。推量・意志を表す。
  否定の反語表現「ぬや (〜しないか?)」が「ぬ・」に簡略。後世には「む」へ。
  生まぬや → 生まんや → 生まん (生まないか? → 生むだろうよ → 生もう! )

『みわのとみ ををたたねこか ささけと みもみそよとし つつしみてをす』ホ序
『これかえさと かえらねは ことのはなくて』ホ1
『をかみのなりて あまるもの あわせてみこお うま(うまぬや)とて』
ホ3
『うきはしにゑる おのころの やひろのとのに たつはしら めくりうまと』
ホ3
『いかんそきみお うまとて ひのかみおうむ』ホ3
『たみのをゑくま みにうけて まもらための くまのみや』ホ3
『ひとくさの なけきおやわす かみあらす あらねはみちも つきかと』ホ4
『よつきやしろの いろしては あめのみをやに いのらと』ホ4
『いさなきは あめおしらする うつのこお うまおもいの ますかかみ』ホ4
『かみなりいて ことおこひ くひめくるまに あくりこふ』ホ4
『みこひたさと ふたかみの みこころつくす あまのはら』ホ4
『これなおさと かんかゑて ゐねななみちの あわうたお』ホ5
『みくまのの みやまきやくお のそかと うむほのかみの かくつちに』ホ5
『うるわしや かくなささらは ちかふへお ひひにくひらホ5
『いなしこめきお そそかと おとなしかわに みそきして』ホ5
『まかりなおさ かんなおひ おおなおひかみ うみてみお いさきよくして』ホ5
『のちかえまさ みてくるま ととむるたみお あわれみて』ホ6
『またおとこ つはものぬしと こくみそゑ つほねととめて かえらと』ホ6
『きみはみやこお うつさと おもひかねして つくらしむ』ホ6
『をんめくみ なにわすれと ゐゐなかす』ホ7
『かくさために なかしやり たみのめうはひ』ホ7
『あかつちみやに とつかと いえとみやなく』ホ7
『たひまつにはせ こにとひて たかまにはかり ゐのらや』ホ7
『なかつゑに まふつのかかみ しもにきて かけゐのらと』ホ7
『そさのをか しわさはしむの むしなれと さかなくつつか なからやわや』ホ7
『さすらをは みことおうけて ねにゆか あねにまみゆる しはしとて』ホ7
『おととのくるは さはあらし くにうはふらんホ7
『ねにいたるのち こおうま めならはけかれ をはきよく これちかひなり』ホ7
『われけかれなは ひめおゑて ともはちみと ちかいさる』ホ7
『いかておそれ かんちから はらいのそかは おのつから』ホ8
『はたれのものの わさならす にけとすれと かみいくさ』ホ8
『ふつぬしいわく ゆかけあり なんそいたま うけよとて』ホ8
『たけみかつちに ふとまかり たまえはいそき かなてと たかのにいたる』ホ8
『かえさすは かみもとらそ みかつちか わらいていわく』ホ8
『たまかえしせは ひとなら さきにまかるも をおときて ひとにうまるそ』ホ8
『これきくなら きつねとは きはねよりなる』ホ8
『くはきうの をのほおいとふ はしかみの をかめかふすへ ひしかと』ホ8
『ゆつりにくるお おひつめて ちたりとらゑて きらとす』ホ8
『ふつくなけきて やつかれら かえりもふて あめたみと いのちおこえは』ホ8
『にけとするお たちからを はたれはるなに とひかかり』ホ8
『ときにいふきと まふつなら かんかみとて みかかみに』ホ8
『このはたれ ぬゑあしもちそ はけわさに たふらかすもの みなきらホ8
『なもみつきつね みそみよろ たまたちせお かたかこふ』ホ8
『きらはみのほに なやまそ ひとなるまては たすけおき』ホ8
『ちわやより あめゑのみちか をんかみに ことかたらと よはらしむ』ホ8
『またとふやつこ こしはなに いわくなんちお やことせ ゆえにのるなり』ホ8
『またはたれ なんちわかはゑ はちみする やつことせと なりめくる』ホ8
『きらとすれは いふきぬし ととめてこれも ちかいなす』ホ8
『あめのおそれの みのかさも ぬかてやすまホ9
『ひめおゑやと いやといに みなはたれそと うらとえは』ホ9
『あいゑることは のちのまめ いさおしなせは はれやらホ9
『たかみむすひの かみはかり いつもたたすは たれよけホ10
『たかてるひめお めとりつつ あしはらくにお のらとて』ホ10
『もやきりふせる あおはかり さけてかんとお さらとす』ホ10
『たかひこの いかりとかと みちかうた よみてさとせり』ホ10
『いかりゆるめて たちおさめ みとのみやひお さとさと こたえのうたに』ホ10
『みほこりて あさむくみちお ならさと われらつかふそ』ホ10
『おほなむち こたゑとわと みほさきの つりえききすの いなせはき』ホ10
『わかくにお しのひしのひに おとさや いてわかちから くらへと』ホ10
『いまわれさらは たれかまた あえてなれなん ものあらし』ホ10
『くしひこよ くにつめとらは うとから わかみほつひめ つまとして』ホ10
『かんつはるなか はからと かんいきよめは ををんかみ これしろしめし』ホ12
『かのちこお あめにおくれは かみのまえ えたそろはねは さらとす』ホ12
『かみはいもせの みちひらく われはかすかに これうけホ13
『さきにみつ あひせんつるお うほきみか とめてまねなす これいかん』ホ13
『をせゆるさねは いやはちて まからときに くらむすひ』ホ13
『よそこのはなに このみなる あくりおゑと もろをかむ』ホ14
『ときにあまてる ををんかみ よつきのあやお をらとす』ホ14
『わかかみは ひつきのうるお くたすゆゑ よつきうまと おもふとき』ホ14
『たとえめあれと よつきなく ゑとおもはは あくりしれ』ホ14
『をのこほしくは あくりなせ わかみおそゑて ゑさしめホ14
『わかみはきみと なるとても をやのめくみお かえさと』ホ14
『みそきして さわるよこかお のそかと やちたひいのる』ホ14
『よつきのはたお をらとて ひなくるかすの よつきこお』ホ14
『こおこふる いもをせのかに こもりくの こもりそたて たらちねのかみ』ホ14
『やすやすと さくらのははの みとりこお かつてにかけて いてやうませホ14
『あめのうむたみ このことく なかいきみと くいものの』ホ15
『つきよみやりて うるそたね ゑといたれは まるやにて』ホ15
『つきよみいかり いやしきの つははくけかれ かわやと』ホ15
『あめのみやゐに かえさと けものになるお ととむなり』ホ15
『われももふける このことく なかおなさと ひたかみえ』ホ16
『よそにとわと おもふなり こころまよえは をしゑこふ』ホ16
『われひめみこお まふけらん たちからわこお まねかな』ホ16
『ゑなのめくりも なそらえて やかてうまれホ16
『おろちとなりて こたねかむ さわりのそか よつきふみ』ホ16
『みかつちも よろこひけふの ぬのおら いわくはふたゑ あらざるか』ホ16
『なすゆえしらす あめのはお きるもおそれて くちとす』ホ16
『まつりたえお ひめありて よつきみちきく こはたから』ホ16
『われはのちやに ふつぬしと ひたちおひなし さつけと』ホ16
『まれひとり ひめはひめなり またうまは まきれために いみなせホ16
『これてひとみお いたかと まろめてわたり ふたたたる』ホ17
『とみたみこまこ へたてなく ゐつくめくま おもひなり』ホ17
『ものしるとても うくめかて とのみちひきに ゐらさらおや』ホ17
『くつおすてなて にふときお ならしもちゐ あめのこころそ』ホ17
『これもみくさの うつわのり あらていかんそ ゑさらや』ホ17
『さそあしなんと はにしら いやすりたける』ホ17
『これふんた しゐはふすりも おたけは つらもかたるも わけらや』ホ17
『おのかへら なんますこちに わさつけて そらつかまと みちひねり』ホ17
『むたひたたかひ なしたれと まさくることは いかならホ17
『おのかとき さかりあさむく むくひあり ゆえおきかせホ17
『たとえはくせと まいなひて さかゐまさお とみもほし』ホ17
『くもりさひ うはわるなかこ みかかと やたのかかみに むかわせて』ホ17
『やたみあまねく てらさと やたのかかみと なつくなり』ホ17
『あらたけに よるひとも をとろそそか ちかひなす』ホ17
『つたえみちひき そろこやし たみにきはさ ちかひのみ』ホ17
『ふたかみの うきはしにたち このしたに くになからと』ホ18
『ふたかみの みよのよわひも やすらかに をうみのたかに ゐまさと』ホ191
『まつしるむまの うまれつき あらましとかホ192
『やよいかすかの としをいて まつりやすま ことわりに』ホ20
『いみなてるひこ くたさと ちちみつからの つけふみお』ホ20
『ふみにもふさく みつからか あしはらくにお をさめと』ホ20
『ふとたまかいふ かかなえて きみのおほすお ととめや』ホ20
『われもこと たてとよもお めくるうち よきのおゑたり』ホ21
『うつをかみ たとひひとたひ ことみたれ さらにあらや』ホ21
『これにはにすも うつをまた のちことたて ゆるしたまえや』ホ21
『もしもくにゆり なるかみの さわるさわりの あらとき』ホ22
『あめのかみ つきなくまつり つきとす かれいさなきに のとまふは』ホ23
『いさなきいわく うるはしや ちゐものかふへ うまとて』ホ23
『ときほこふらは すみやかに とほらものと つるきなす』ホ23
『しかれと まてのいきかれお しらすをしえ しかときけ』ホ23
『こもりとは よよむつましく きみのため なかこひとつに まめなさホ23
『たまのをいれて すへらきの よよまもらは あめのみち』ホ23
『すくなるぬしお みわけと すくなしるしの すきうゆる』ホ23
『いせきたて つつみきつきて やまみつお とりてたかたお ひらかと』ホ24
『くまのよろきの たにせと おおたみしまか いかわなす』ホ24
『うすめまたとふ いつれから ゆくやこたえて われゆかホ24
『なんちわかなお あらわさは われもいたさ かえことす』ホ24
『はらみやまから よもおみて すそのはひろし みつおうみ すそのたにせホ24
『いせにつけと よそひなす ときにそのはは あねつれて』ホ24
『ちちおとろきて つましかる かくあらとて いたさぬお』ホ24
『しもめして いもとおとさ あたまくら ついにいつわり』ホ24
『あたたねならは ほろひと ひおつけやけは あつかりて はひいてとす』ホ24
『みつほのみやお つくらしむ なれはひおみて うつらと』ホ25
『ときにきみ つくしはかての たらさるか てれはゆきみて たおまさホ25
『こころみに うみさちひこか さちかえ やまさちひこも うなつきて』ホ25
『ままにことふる をちいわく きみなうれひそ はからと』ホ25
『あまのとも あけてむれてる わかひめか まりにわかみつ くまとす』ホ25
『ときにはて もろあまめして これおとふ ひきめはひか あらこあみ』ホ25
『なんちたすけよ われなかく おとのこまして かてうけホ25
『きみはつくしの かみあつめ われつまいれ もろいかん』ホ25
『よはひもをいて あのひつき いまうつきねに ゆつらと』ホ26
『しかふねとえは わにかいふ おおかめならは つきこえホ26
『かもおして きたつにゆか わかために うふやおなして まちたまえ』ホ26
『なきさにおよく あさけりに はらはひのはち かさぬみは あにのほらや』ホ26
『なんちなきさに おちとす みたねおもえは たけこころ』ホ26
『きみとひめとは ひとつきと むつましなさ もふすとき』ホ26
『おきつとり かもおをさむる きみならて よのことことお ゑやはふせかホ26
『こふにまかせ たけつみは こふはおそるる あめのまま』ホ27
『としへてをさむ あめひつき ゆつらために みこおめす』ホ27
『いまやふるれは つくりかえ みつほのみやお うつしゐて つねおかまと』ホ27
『あまつひつきの さかゑは あめつちくれと きわめなきかな』ホ27
『こやねふとまに うらなえは やせひめよけん やひのゐは なかのやとなる』ホ27
『みなふしなひけ をさむるは やよほにたれか またあらホ27
『なんちおは あおかきやまに すませと みやつくりして そこにおれ』ホ27
『せおりつひめと ををんかみ みやうつさと みもかわに あのほるちゑて』ホ28
『やもかみお めしてわれよお いなまと さるたにあなお ほらしむる』ホ28
『みもろにいりて ときまつも みちおとろはは またいてて をこさためや』ホ28
『かみおみやこに ととむへし われもまもら これなりと』ホ28
『みことのり うけめくりうゆ みやのまえ きみおわさねは いかにせんホ28
『ものぬしか をきなうゑや かすかまた われはとみなり』ホ28
『こよみなは いかかなさや ときにひめ たらちをかみに かりいわは』ホ28
『うちせおりつか みきさきに なるおもちこか ころさと』ホ28
『またもちおろち せおりつお かまかまと もゐそよほ』ホ28
『さるたうけとり とわとす はやめおとちて こたえなし』ホ28
『みもすそとえは さるたひこ むかしはたれお やふらと みそきなすとき』ホ28
『おおものぬしか うたとす たかのをきみは おとろきて』ホ29
『しほつちの をきなすすめて にきはやか いかんそゆきて むけさらホ29
『わかくにお うはわやわと くさえさか たたかひあわす』ホ29
『しりそきて かみおまつりて ひのままに おそははあたも やふれと』ホ29
『いなゐいさちて あめのかみ ははわたかみや いかかせホ29
『かみにこたえは ゆかすとも くにむけつるき くたさと かみもうめなり』ホ29
『かくやまの はにのひらてに ひもろけと かみのをしえに なさとす』ホ29
『かくやまの はにのひらての ひもろけに あめつちまつり のちうたホ29
『わかきみくにお さたむなら みちもひらけ かならす』ホ29
『あこよよあこよ したたみの いはひもとめり うちてしやまんホ29
『あにほかに かみのみまこと いつはりて くにうははや これいかん』ホ29
『ときにすへらき こたえいふ なんちかきみも まことなら しるしあらそ』ホ29
『みやこうつさ くにみよと みことおうけて めくりみる』ホ29
『あめとみおして みやつくり きさきたてと もろにとふ うさつかもふす』ホ29
『ものぬしか うたとすれは ゐつせみこ おそれたかより ゆくつくし』ホ30
『みけすすむれは すめらきは これおめさと つけのみうたに』ホ31
『あしはらの しけこきおやに すかたたみ いやさやしきて わかふたりねホ31
『たきしみこ すすみこたえて にやおとめ たたにあはと わかさめるとめ』ホ31
『わかみやに おくりはかれは たきしみこ ひとりまつりお とらとす』ホ31
『さゆかわゆ くもたちわたり うねひやま このはさやきぬ かせふかとす』ホ31
『うねひやま ひるはくもとゐ ゆうされは かせふかとそ このはさやきる』ホ31
『あにかこはみて おくりせす われらまねくも いつわりそ これはからと』ホ31
『あにいかり ゆきおひいると きらとす やゐみこてあし わななけは』ホ31
『みこうまとし みかやめる ときめをときて これおこふ』ホ31
『わかみやかみに つかえと もはひとほまて みあえなす いきますことく』ホ31
『みことさたまる くにつかさ たみにふれと もろかえる』ホ32
『みはのあやくさ ちよみかや もろくわとて にてにかし たれもゑくわす』ホ32
『きみいかん わかみをやかみ はなれや けかれはますと いいおはり』ホ32
『きみさかえと たのしみて いきしこをして うらなはす』ホ33
『うまさけや みはみわのとの あさとにも いててゆかなん みわのとのとお』ホ33
『おのかそゑ ぬすみしせと しりつとお いゆきたかひぬ まえつとよ』ホ33
『あけなはきみの みすかたお みととむれは かみのつけ』ホ34
『こといちしるし われあした くしけにいら わかすかた なおとろきそ』ホ34
『おほさかも つきのかおそえ いしむらお たこしにこさは こしかてかも』ホ34
『つみはらわと あらためて かみおうやまひ をしえたれ』ホ34
『これおすに さきにもふけて これくわ ぬしきたりなは あたいせホ34
『すてにころしつ もしさきて あたいおとはは まつるかみ ゑとこたえよ』ホ34
『たつぬれは むらきみうしの あたいとふ こたえてまつる かみゑと』ホ34
『あらしとこれと とつかと おもひゆくまに ひめうせぬ』ホ34
『やみやのたまも はなかよみ ゆきみとてそ さそひくる』ホ34
『なりはひの ためによさみと かりさかと かえおりのゐけ ほらとて』ホ34
『たけひてる むかしささけし かんたから いつもにあるお みまくほし』ホ34
『ひほこもふさく すむところ ゆるしたまはは めくりみホ35
『なんちいろもて つかゆれと いろおとろいて めくみさる あになかからホ35
『ねかはくは われとなんちと みよふまは やすきまくらや たもたそ』ホ35
『ひもかたな せんかたなくも そてうちに かくしいさめの せみなつき』ホ35
『つくれはあにお ほろほせり つけさるときは かたむけホ35
『あにかつみ のかれために われいれと ともにつみある ことおしる』ホ35
『これおふみはる わかちから よにくらへと もとむれと なくてまかるや』ホ35
『のみのすくねも よろこへは あすくらへと みことのり』ホ35
『きみよろこひて たれかこの とりとりゑんや ゆかわたな とみこれとらホ36
『きみいわく とりゑはほめ ゆかわたな くくひとふかた おひたつね』ホ36
『かれそろあつく たみゆたか いまわかよにも おこたらす かみまつらと』ホ36
『これさつけ なかたうまれの つちきみは もとにかえらホ36
『ゐそきねいわく ゆみやゑ たりひこいわく くらいゑホ37
『いけるおうつむ ためしとは あによからや はからと』ホ37
『こたえいふ あすかもかみの みまえにて こめさためと ともにゆく』ホ37
『ももかもふてて きたりませ われはからと ゆくきふね たたねこかうた』ホ37
『よかうちにゆく みちすから よきひとえは しるしあれ』ホ37
『しらきみこ ひほこかつとの たからもの たしまにあるお いまみと』ホ37
『これゑと はるかにゆきし とこよとは かみのかくれの およひなき』ホ37
『すてにさります とみいきて なにかせとて おひまかる』ホ37
『きのくにに かみまつらと うらなえは ゆくはよからす みゆきやめ』ホ38
『かれこれゑと みゆきして みのたかきたの たかよりの』ホ38
『やさかいりひめ すかたよく きさひのみやに めさるとも みさほならか』ホ38
『しらはたお ともへにかけて わかたくひ たかはすあめの めくみえホ38
『ともからの ちからつよきお あつめおく あなかちめさは いくさせホ38
『もろうたは くもらおそれて かくれと つはきおとりて つちとなし』ホ38
『またうちさるお うたとて つはきいちより ねきやまお』ホ38
『ささひととかす さはなれは たみのいたみそ ほこからす むけとあれは』ホ38
『ときにすへらき よからと きぬにあさむく ふたむすめ』ホ38
『きみなうれひそ はからと つわものつれて やにかえり』ホ38
『つくしむけと むとせまて たかやのみやに おわします』ホ38
『かはかみの あまねくてらす もはしもの あおひとくさお めくまと』ホ38
『もろあかた ぬしらおほみけ ささけと いつみめかやに そのつとえ』ホ38
『おうすみこして うたしむる おうすもうさく よきいてお あらはつれと』ホ38
『いましあに しいてやらや おそるるの あまりとみのお まもらしむ』ホ39
『いつかおよは たとえとみ いたわるとても むけさらホ39
『さきにたしまか のこしふみ くにそまされは かくのきお ゑとおもえは』ホ39
『たたよふかせお しつめと おとたちはなは へにのほり あめつちいのり』ホ39
『いつおやまとに たてとす われきみのため たつとなり ふねまもらと』ホ39
『つかえるなんち おとろえり いまきてくにお うはわや』ホ39
『いままたきたり とらとす これもかみかや すへきみよ』ホ39
『ことよきににて あたらすそ しかときくへし これとかホ39
『しほつをきなか これゆきて むけさらやと すすむゆえ』ホ39
『はらのみや なおなからえり わかねかひ うつしてひめと たのしまホ40
『むらしもうさく とみゆきて ゑかきうつさ きみゑゑす』ホ40
『これなんち あれかたかみの つかひなり あにもとむるに たらやと』ホ40
『こひねかわくは いつのひか みことかえさ のにふして たれとかたらホ40
『かけはしお のほりかすみの たのしみお くもゐにまつと ひとにこたえホ40
『たれとみわさお をさめや もろにのりして かみおくり』ホ40
『かれみなつけ ききますや ゆるせはささく やまとたけ』ホ40
『さきのつま みなかれいまは みやつひめ ひとりあわと』ホ40
『とかもより さわたりくるひ ほそたはや かひなおまか とはすれと』ホ40
『さねとあれは おもえとも なかきけるその つきたちにけり』ホ40
『えらくひは あそひたわむれ ことわする くるえとあらは うかかはホ40
『こうすかむけし くにめくり なさといせに みゆきなり』ホ40
『よよのふみ まとまちなれは みひとも あらかしめにて なそしりそ』ホ40
『めくみしらせ そのために いているきつお をしゆなり』ミ1
『かれかみまつる はもたかま すかのところは これにくらへミ6
『ゐためたたるの おりあれは これのそかと おほすなり』ミ8
『さつきにもろは なるつゆお なめとゑもき あやめふく』ミ7
『ねこえのういの みをしゑお きかまほしけの こひねかひ』ミ10
『もろひとの におうまとて ふたそめて さとしおしえ にのみちもミ10
『かつらきの てくるまなして むかえと はらみやまとに つたゑよる』ミ逸
『ふたかみも くにつちよろの みちうみて きみたるかみお うまとて』フ序
『あそのよの なるかんをかも すみめかも わけやかえら たのしきわなり』フあその
『いのそのは やなきさくらの ことよりも かすみにももの はなやおそらフいその
『ふのおれは あめのたたりの こほりふむ ことのはしめも ふみやおそれフふおれ
『すのやまは むへもとみけり さちくさは みつはよつはの とのつくりせフすやま
『すのこけの とかめはあるし めのこけは をころまつりて ゐおやかえらフすこけ
『すのおれは けかれおとかむ みのやみも ほつまにあくる にけやおそれフすおれ

●「に」の音便変化。 「なる(や)」→「に」→「ん」

『やものよつきは とよくんぬ あめよりみつの わさおわけ』ホ2
いかんそきみお うまんとて ひのかみおうむ』
ホ3
『まことなお ゐみなとたたゑ あねにみつ われはよつなり これいかんホ4
『ふつぬしいわく ゆかけあり なんそいたまん うけよとて』ホ8
いんしあまかみ ほしとなる これはのりなす』ホ13
『さそあしなんと はにしらん いやすりたける』ホ17
『むかしみたれす おこらぬお あらこおきては いつくんそ きみゑみいわく』ホ23
『しかはその あうわはこゑの ゑななら いやとよあうは ねおわけす』ミ10

●「り」の音便変化。

『まとのをしゑにかかんして のんあわくには てんやまと』ホ5
『なんちふつぬし あわうわの とふるみちひき さかんなり』ホ10

●「る」の音便変化。

『まとのをしゑにかかんして のんあわくには てんやまと』ホ5
『よろたみの うらめん(うらめる)めとの よろさくら あめにうゑてそ』ホ16

●「む」の音便変化。

『ひとりはんへる ふりまろは むよやそきねの よつきこそ』ホ4
『これなおさんと かんかゑて ゐねななみちの あわうたお』
ホ5
『まとのをしゑにかかんして のんあわくには てんやまと』
ホ5
『そのうゑにたつ あさひみや きみねんころに まつりして』ホ6
『ひのはやひこに みことのり なんちくにゑお うつすへし』ホ6
『おささすり あらさねたける これうんつ あなとるすりら ねしけます』ホ17
『すへかみそらに しらせぬは あらこすりなる これみうん さそらききてん』ホ17

●「み」の音便変化。

『これたたされて そさのをか ひとりかふむる ゐんはとの とつれはいかる』ホ7
『おけらおにはひ ささゆはな かんくらのとの かんかかりホ7
『とつかのつるき おれみきた さかみにかんて みたとなる』ホ7
『はたれむせんて しりそくお おひつめしはる ちはたれま』ホ8
『もやきりふせる あおはかり さけてかんとお さらんとす』ホ10
『わかかんはせも あえみえす はちはつかしく あめにこふ』ホ13
やすんせて やつかれはしめ おのおのか まさにやけんお いのりまし』ホ39
『たけひほほゑみ これなんち ゐなかにすんて さわおみす』ホ39

●「ふ」の音便変化。

『しきあかた あなしうをかみ をしてそえ すゑてうつしひ かんをちそ』ホ8

●語調を調える音便変化。

かんかみれとも かんまこの ちゐもうしある そのなかに』ホ4
なんたはたきの おちくたる ときのすかたや やとせふり』
ホ9
なんたやわらに もとすより たまふかんへは かしまかみ』ホ10
『うろこいお つきなりとりは ほかかちて ほとんとまかる』ホ15
わらんへいねて おそわれは おのこおのこと たなこなて』ホ18
『おおみつなして ふせかれす これしらすんは をさまらぬなり』ホ23
『きみうゆる あまのまさかき いかにせん われはのとこと のんすのみ』ホ28
『やまとたけ いますのまこの たんやかめ ふたちいりひめ うむみこは』ホ40
『あわみちの もとのこころお つらつらと おもんみてれは』ミ10

  

09/09/13

  

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