【かかん(掛かん)】
取り掛かること。着手すること。始まり。手始め。きっかけ。春。
『かかんなす はるのひとしく めくりきて いそのまさこは いわとなる よよのんてんの ほつまふみかな』ホ序 『まとのをしゑにかかんして のんあわくには てんやまと』ホ5 『さすらても はたれもはなけ みつたらす かかんなすかも てたてつき』ホ8 『こことむすひか かかんなす かすかわかひこ みはしらお』ホ14 『いかすりうちの をにやらひ かかんのんてん そろふとき』ホ14 『さかほこき うつくしきすす わいきたち かかんのんてん ときまちて みちあらわせよ』ホ28 |
「かかり(掛かり)」の音便。
ここでは「A: 合う・交わる・着手する」などの意。
「かかん・のん・てん」で「始まり
→ 発展 → 完成」の進展を表す。
【係り・掛り・懸り・繋り】かかり −広辞苑より− ・とっかかり。はじめ。 ・事物が或る一点からひろがること、また、他のものにおおいかぶさること。また、そのさま。 |
派生語:「かかんのんてん」
関連語:「てかかり(手掛り)」「あしかかり(足掛り)」「とっかかり(取っ掛り)」
10/03/18
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