みち  ミチ  miti

  

【道・路・途】
1.乗る・則るもの。●軌道。●教え。法。典。範。●手立て。法。経。●制度。システム。
2.結ぶもの。連続。まとまり。区分。方面。
3.往き来。往来。交通。

『いそのはの まさこはよみて つくるとも ほつまのみちは いくよつきせし』ホ序
『またみそふ みちなわすれそ』ホ1
『うたのかつもて わにこたふ これしきしまの わかのみちかな』ホ1
『よつきのかみは くにさつち さきりのみちお うけされは』ホ2
あめなるみちは めもあらす みつよをさまる』ホ2
『およへともよほ つきこなく みちおとろひて わいためな』ホ2
『ひとくさの みけもこかひも みちなして わいためさたむ いさおしや』ホ2
『あめのきと みはしらのみち たてまつる』ホ3
『ひかしのきみと みちうけて おおなゑことも まさかきの むよろにつきて』ホ4
あめのみちゑて ひとくさの なけきおやわす かみあらす あらねはみちも つきんかと』ホ4
『やしまなる よろますたみも うくめきて みちならえぬも ことわりと』ホ4
『ことさかのをか みちきけは とこみきはまつ めかのみて のちをにすすむ』ホ4
『こおととのふる とこみきは くにうむみちの をしゑそと』ホ4
『わかひとふかく みちおほす あるひのとひに』ホ4
『これなおさんと かんかゑて ゐねななみちの あわうたお』ホ5
『うたひつらねて をしゆれは うたにねこゑの みちひらけ』ホ5
『つくしにみゆき たちはなお うゑてとこよの みちなれは』ホ5
まとみちの とほらぬまえの あしひきの まくらことはは うたのたね』ホ5
『こころおあかす うたのみち みそきのみちは みおあかす やまとのみちの おおいなるかな』ホ5
『きみのみかりに ちたるくに みちおさためて をさむのち』ホ6
『そさのをに なんちきたなく くにのそむ みちなすうたに』ホ7
ここすとのみち ををんかみ つはものぬしと ふつぬしと たけみかつちに』ホ8
『たまかえし さるさるさわに おこるみちかな』ホ8
『つはものぬしか たまかえし きよきまことの はなふりて みちにあもなし』ホ8
『あさひかみ をかみていたる いつもちの みちにたたすむ したたみや』ホ9
『われおたすけて ひとみちに ますひとうたは まめなりと』ホ9
『むかしなかやま みちひらく かなやまひこの まこむすめ したてるおくら』ホ10
『みほこりて あさむくみちお ならさんと われらつかふそ』ホ10
『このみやしれは よよのため やめるおいやす みちおわけ』ホ10
『をしてたまわる かつてかみ これもよつきの うたのみちかな』ホ10
『かたしおとりて さかなのり おなしみちして みやにいる』ホ11
『われふたかみの みちおなす わかこつらつら みちゆかは』ホ11
『かみはいもせの みちひらく われはかすかに これうけん』ホ13
ひのみちは なかふしのそと つきはうち をはおもてわさ つとむへし』ホ13
『よおをふる はしめおわりの つつまやか みちをしゆれは』ホ13
『くにもりたみの さとしにも つくまなさせる いせのみちホ13
『ほしにむさほる こころなく ゆききのみちも おほゑしる』ホ13
『あやかりて ひともうまるる みちわする』ホ13
『このみちお まなふところは かんかせの いせのくになり』ホ13
『ちちひめも のちにはいせの をんかみに つかゑすすかの みちおゑて』ホ13
『みうちにはへり みちおきく もろよろたみも をしらすに むれきくときに』ホ14
『ふしてをもえは こおさつく みちはめくみお かえすなり』ホ14
『にまぬけて あまかみひるお わけくたし わかこころうる みちなるは』ホ14
『わかこころ まねけとほかみ ゑひための くにはみちのふ うつはものホ14
『またまゆふくみ いとぬきて こかゐのみちも をしゆれは』ホ15
『なもあかかたの とよくんぬ よよをさむれと としおへて みちつきぬるお』ホ15
『わかみみも けかるるあかお みそきせし なからふみちお よろこへは』ホ15
『かれおなけきて みちさつく おもえいのちは みのたから ことわさもせな』ホ15
『われはあかこの みちうけて ひとなるかえの いしつつお すすめうやまふ』ホ16
『おとろきわれは みちのおと こやねのをやも わかをやと かえものうけす』ホ16
『まつりたえんお ひめありて よつきみちきく こはたから』ホ16
『ふつぬしの かとりのみちお ことことく こやねにさつけ かくれます』ホ16
『かしまのみちの おくもみな こやねにさつく』ホ16
『あめしるききの はなもみも わかみのみちと しらさらめ』ホ17
『ひとのなかこも ひとふたり ややしるみちは ますかかみ』ホ17
『ひとのわかはも わかままに みちにもとりて わたかまる』ホ17
『おのかへら なんますこちに わさつけて そらつかまんと みちひねり』ホ17
『ゐわたむくらも くにのみち なかこはきみそ きもはとみ』ホ17
『いろほしも みちもてなせは あやまたす よこよらはやむ』ホ17
『むへなりなんち よもめくり つちかふみちに かてふやし』ホ17
『のてむすひ のかせにかわく くこはにに ひつめのあとは のらとみちホ18
ひとなるみちは とおもちひ そのもとはろて』ホ18
『ときにをはしり ひたかみの みやにもふてて みちこえは』ホ191
『とよけのかみの をしゑには のりはちみちお つねとなす』
ホ191
『ひちよけの たれかわうはと なるゆえは はせゆくみちに』ホ191
『ここにをはしり みちおゑて ひひにももたひ のりなるる』ホ191
『うなるたま たまかえしたま ちたるたま みちあかしたまホ20
『ひたかみおてて かしまみや そのみちたみの いてむかひ』ホ20
『もしもむらくも かおうはひ みちにさわりの あらんとき』ホ22
『しなとへのかみ あらはれは みちのかうはふ やえくもお』ホ22
『またほこも たからのゆえは とのみちに くにをさむれと』ホ23
『そのなかに よこきくものは おのかみに あわねはみちお さかにゆく』ホ23
みちさまたけは めしとりて たたしあかして つみおうつ』ホ23
『をさむるみちの みたれいと きりほころはす うつわもの』ホ23
『さかおかそえる みちたてて かのみもむそゐ あめのみち』ホ23
『かのみもむそゐ あめのみち およへはころす みちはこれ』ホ23
『さほこのくにの ますひとか みちおみたれは これおめす』ホ23
『ひともこれ ひとりゆるせは よろむれて そのみちもとる』ホ23
『このくにつこに よこへそり そえてあまねく みちわきて』ホ23
『むかしなる あおひとくさも そにふゑて みちおふれても とときかね』ホ23
『とみことみ おこりしのひて みちまもれ わかみのための やゑかきはこれ』ホ23
『むかしふたかみ くにしらす ものいふみちの あわうたの』ホ23
『きみよろこひて こしならへ ゆくおおみやは やますみの みちむかえして』ホ24
『あさひめに こかひきぬおる たちぬひの みちをしゆれは』ホ24
『みやいかり みちなくわれお なせのろふ ゑにはおとから のほるはす』ホ25
『なんちよおすて みちかくや ひめはおそれて かかねとも』ホ26
『このみちに くにをさむれは ももつかさ そのみちしとふ このことく』ホ27
『きみはいま みをやのみちに をさむゆえ ひとくさのをや』ホ27
『あまてるかみも かえらせは あのみちまもる ひともなし』ホ27
『いたるわかひと ひたかみの あめのみやにて みちまなふ』ホ28
『かかんのんてん ときまちて みちあらわせよ』ホ28
『みもろにいりて ときまつも みちおとろはは またいてて をこさんためや』ホ28
『いつのちわきに をさまりて みをやにつかふ みちあきて』ホ29
たつたのみちは ならひえす いこまこゆれは なかすねか いくさおこして』ホ29
『さむれはやたの からすあり おおちかうかつ あすかみちホ29
『ゑしきかいくさ いはわれの かなめによりて みちふさく』ホ29
『わかきみくにお さたむなら みちもひらけん かならすと』ホ29
『そのみちなりて くろたより かくやまかもや たかのみや』ホ32
『やましろと つまはおおさか みちわけて ともにおそふお みことのり』ホ34
『またおおひこは しもみちに わからあくらと あひいとむ』ホ34
よみちのいくさ たつへしと すえふかにたつ よものをしゑと』ホ34
『みことのり しほのりひこお みまなをし ゆきとくにむく みちつかさホ34
『いつもはかみの みちのもと やもよろふみお かくしおく』ホ34
『しほのりひこか のほりたて くににおくれは みちひらく』ホ35
『そゐとしの きさらきもちに めすたには みちのうしのめ』ホ36
『うつくしきすす わいきたち かかんのんてん ときまちて みちあらわせと』ホ36
『おそれみちゑよ うちみやは きみははのこお めくむのりかな』ホ36
『からするは いたましひかな ふるのりも よからぬみちは やむへしそ』ホ37
『かもにみゆきの みちつくり さらにうちはし つくりきの きつはかりはし』ホ37
『よかうちにゆく みちすから よきひとえんは しるしあれ』ホ37
『かくのやかたに みちおきく もとひこいわく くにしるの みちはいにしえ』ホ38
『よろひとの みちのしるへと あるふみお よよにつたふる たけうちは』ホ38
みちゆくも わさはひもとむ あふれもの うみとくかとの みちひらくホ38
『めをませて しむみちかけて あなにすみ けししおはみて けころもき』ホ39
『かなつきふかに かとてして みちおよこきり なかいせの』ホ39
『しもとゆひして みちおしる のそみめくりて かりたまえ』ホ39
『ひのかみここに みちまなふ かれひたかみそ あめのみこ』ホ39
『そのつみつもり いくらそや ぬけみちありや わかきみは かみならすやと』ホ39
『くにつこゐたり かみのみち しいてもふせは めしつれて いたるにはりえ』ホ39
『なおくもおおひ みちたつお ひみつのはらひ みたひのる』ホ39
『ゆくすくみちに いふきかみ をおろちなして よこたわる』ホ40
『おはりにかえり みやつめの ゐゑにいらすて いせのみちホ40
『さこくしろ かみのやてより みちうけて うまれたのしむ』ホ40
『かみかよの とほこのみちも ややさかふ かれおをさむる やまとたけ』ミ序
『しかれとかみよ ゐまのよと ことはたかえは みちさかる』ミ序
『みかさふみ ささけたまふお みわのとみ みちほめいわく』ミ序
『しかれとみちも もろいゑに つかさたかえは ほつまふみ』ミ序
みくさのみちの そなわりて さちゑるいまと のたまえは』ミ序
『おのおのみをや まつるへし ほすえさかえる そのみちは みかさふみなり』ミ序
『もしやみちきく こころさし あらはとあけて さつくへし』ミ1
みちはわち はやくおそきも こころあり たつねきたらは』ミ1
『さるたはみちの ういおとふ こやねこたえて きつのなお』ミ1
『はかりなき ひとくさわかれ たうときも みこともひこも なるみちお』ミ1
『としたあめみや こゑのみち みおまたくして なからえり』ミ4
『ひひたへますお つつしめと このなからえお おほすゆえ みちをしえるも』ミ4
あかきみち やよろとめちの つきおさる つきのしらみち よよちうちミ6
『みなかぬし あきりにのりて やもにゆき ひつきのみちお ゆつりはに』ミ6
『いろくにと なつけあのみち はのみちも あしのことくに たつゆえに』ミ6
『かつめかみ みちをかえして ひおこえは みひきおまねき』ミ7
『いまさらかみの みことのり うけてさたむる みちとけは』ミ7
『ゑはねのみつの ひとをかみ ひのみちささけ ねにかえす』ミ9
『まもらぬは なきとしるへし このゆえに ふたかみおほす ねこえみちミ10
『いかたとかもの はしめより やまとことはの みちあきて』ミ10
『つねのさとしお くりかえしてよ あわみちに こころつくせと』ミ10
『しゐたらさやわ めはくにの つきとみやひお あみやわせ ゐみちあらはす』ミ10
『ふたそめて さとしおしえん にのみちも とかねはくもる』ミ10
『ふたかみも くにつちよろの みちうみて きみたるかみお うまんとて』フ序
『あのなわの みちもゐもせの なかうとも つよきもやわす あなわなりけり』フあなわ
『もやまとの みちはつきせし ありそうみの はまのまさこは よみつくすとも』フもやま
『をやまとの みちはすなおに いつわらて ひとのことのは にゑにゆくなり』フをやま
『をのはらは みちもつるきも かけさしと もとめさいわう をはらさしかみ』フをはら
『をのこけは みちにさまよう みのすみか わさもやまいも こけやたすらん』フをこけ
をのゐさの みちすみやかに ゐさむるは あくたのちから ゐさはやのかみ』フをゐさ

 
みつ(見つ/回つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・乗る・結ぶ・まとまる」、「C:行き来する・めぐる」などの意。

ホツマでは単に「みち(道)」と言う場合、大方は「和の道・調和の道」を言う。
これは「とのち(調の道)」「まとみち(円道)」「やまとのみち(和の道)」「とこよのみち(常世の道)」「あめなるみち(陽陰和る道)」「いせのみち(妹背の道)」「ひつきのみち(日月の道)」「かみのみち(上下の道)」などさまざまに呼ばれている。

類語:「のり(法・典)」「をしゑ(教え)」「すち(筋)」「ち(路・方)

 
 

【(見ち・満ち)・充ち】【御乳】【(貢)】
合わせ。足し。充足。供え。仕え。

『うみてよの きみとみのみち とのをしゑ さかりもとらは ほころはす』ホ3
『たらちめの つかれにちしる ほそけれは ほいゐのかみの みちつひめホ4
『あめつちも うちともすかに とほるとき やもよろみちの みことひこ』
ホ14

●神や御上の御用足し。 =みつき(貢)いつき(斎)

『つねのおこなひ かみのみち あにかまつりも ねんころにこそ』ホ31
『おさといとけの みちもあけ たみにおおする いとまあけ』
ホ34

 
みつ(見つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・足す・添える・供える・仕える」などの意。

 
 

【満ち・(至・瑞・蜜)】
D: 正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・過ぎる・化ける」さま

『さかおかそえる みちたてて かのみもむそゐ あめのみちホ23
『しほつつか めなしかたあみ はるへらや みちひのたまは はてのかんかせ』ホ25

  ●熟成。至り。極み。頂点。昇華。化け。 熟し満ちて化けたもの。

『にしきおろちの しむみちや はるなははみち ゐそらみちホ8
『みたるきくみち ゐつなみち なるかみもとむ あゑのみちホ8
『ちわやより あめゑのみちか をんかみに ことかたらんと よはらしむ』ホ8
『みなみそきして うつわゑて むみちをやふり をさむたみ』ホ28
『よよにつたふる たけうちは ついになからふ みちとなるかな』ホ38
かたちとつとめ みちとみと よつのをしえも たたひとち』ミ1

 
みつ(満つ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る・過ぎる・化ける」などの意。

変態:「みつ(瑞・密・蜜)
類語:「つき(尽き)」「つひ(遂・終)」「きわ(極・究)」「はけ(化け)

 
 

【(短・貧・惨)】
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま

みつ(短つ・貧つ・惨つ)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」などの意。

変態:「まつ(貧・拙)」
派生語:「みちか(短)

  
 

【三千】
3,000。

●「やすくに」の千五百村の八百万民を治めるの司の数。

みちとみひこも もろこえに やもよろたみは ももちこえ』ホ17
みちもののへら しらゐしに つるきおかみて ものぬしか』ホ23
『ちゐもむら みなかうへあり いまこれお あわせてみちの かみをさむ』ホ23
みちりのたてに へかさりお かけてよつむつ ふみわくる』ホ23
『あまのこやねと ものぬしと まてにはへりて みちものへホ27
『こもりこきみも もみことも みちひこもみな うなつけは』ミ1

 
み(三)」+「ち(千)
「みつ(見つ/満つ)」の意がかけられる。

  

09/10/12

  

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