みちか  ミチカ  mitika
みしか  ミシカ  misika

  

【短】
負の方向に離れる如きさま。「下がる・劣る・縮小する」如きさま

『たかひこの いかりとかんと みちかうた よみてさとせり』ホ10
『あめつちつなく なかくしの いきにつきひの なかみちかホ192
『ちみちのあふみ かなつくり かけはをさしの つりなわも ゐつきみしかくホ192
『ひめのもすそに つきをけの しみたるおみて やまとたけ みしかうたして』ホ40
『なかみしか いわすつらつら おもみれは みなかぬしより』ミ4

 
みつ(惨つ・貧つ)みす(惨す・貧す)」+「か(如・然)」の合成。
「みつ・みす」はここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
「か」は「しく(如く)」の名詞化「しか(然)」の短縮で、状態を表す。

派生語:「みしかし(短し)」「みしかうた(短歌)

  

10/02/20

  

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