【川・河・江】
分け。限り。裂け目。(地を)分けるもの/囲むもの。分離境界。
『みあつけれはや あすみあさ さむかわあひる』ホ2 『うみてうみかわ やまのさち きをやくくのち かやのひめ のつちもなりて』ホ3 『たましまかわの うちみやに やとるこたねの とつきのり』ホ4 『いなしこめきお そそかんと おとなしかわに みそきして』ホ5 『またあつかわに そことなか かみわたつみの みかみうむ』ホ5 『あまてるかみは さくなたり はやかはのせに みそきして』ホ8 『はたれしむみち なすわさに やまかわあふれ』ホ8 『かわかりきさりもち にわとりはきし すすめいゐ はとはものまさ』ホ10 『せみのおかわに みそきして ちのわにたたす みなつきや』ホ10 『ちなみのあかは おのころの ゑなのかたちは かわくるま』ホ14 『つきのみつ くたせるつゆは かはのみつ うつほうくれは くもとなり』ホ15 『もろはかり ついにうつして あすかかわ くるわにほりて みそきなすかな』ホ20 『たとえはかわの みなもとの ひとしつくより なかれまし のたにあふるる』ホ23 『かわかみの みつおかけひに はこはせと これもくつれは』ホ24 『やまたのたかく みやかわの かみよりいせき つつみつき』ホ24 『くまのよろきの たにせんと おおたみしまか いかわなす』ホ24 『おとたまかわの しらすなに ひるねしておる ちまたかみ』ホ24 『みはむゐしなお ゐつわけて なかすゐしかわ せきいれて』ホ24 『とふひのおかに やまとかわ ほりてつくれる みかさやま』ホ24 『かくやまうつし みやのなも はせかわほりて あすかかわ ふちおたとなす』ホ24 『ももひなき まくはいのちの みかのひの かわみつあひて』ホ26 『まみゆおり もかなとすてて くちきかわ のほりやまこえ』ホ26 『ををきみゑみて たけすみに とよたまたせと かわあいの くにたまわりて』ホ26 『うのとりの あつみかわゆく いかたのり さおさしおほえ ふねとなす』ホ27 『たかひのつさの つくはやま いさかわはなる みやにゐて』ホ28 『みつみさき なもなみはやの みなとより やまあとかわお さかのほり』ホ29 『いつへおつくり にふかわの うたにうつせる あさひはら』ホ29 『なかすねひこは やまさきに かわふねこはむ ものぬしか うたんとすれは』ホ30 『いさかわに みそきのわぬけ みやにいつ みうえのとみは かみまつる』ホ31 『はにやすひこは かわきたに ひこくにふくお みていわく』ホ34 『きみゆるされは あめひほこ うちかわのほり あわうみの あなむらにすむ』ホ35 『またみみたれも むさほりて たみおかすむる みけかわゑ』ホ38 『またあさはきも ともあつむ たかはかわまた つちおりと』ホ38 『つちおりと ゐおりもかくれ みとりのの かわさかたのみ かすめとる』ホ38 『いわやのくもお うちころす いなはかわへは ちたとなる』ホ38 『つくねおあはす そのすゑは あしつみかわの しまつひこ』ミ10 |
「かふ(離ふ/交ふ)」の名詞化。
ここでは「B: 離す・分ける・区切る」、裏を返せば「A:
合う/合わす・覆う・囲む」の意。
類語:「せ(瀬)」「ゑ(江)」
派生語:「かうち(河内)」「かわら(河原)」
【側・(郷)】
分けられたもの。区分。区画。区域。
『やすかわの したてるひめと あめはれて』ホ1 『やまとやすみや ひきうつし あめやすかわの ひるこひめ』ホ6 『さすらひの ひかわにやるお ますひとの わかとみとなす』ホ7 『そのをして はたれまこちと たみこよろ うつむたかのの たまかわそこれ』ホ8 『くしひより すかはにきつく みやのなも くしいなたなり』ホ9 『うかわかりやに みあえして あひまつなかた さるたひこ』ホ24 『きみはつくしの たかちほそ われはいせのさ なかたかわ』ホ24 『せおりつひめと ををんかみ みやうつさんと みもかわに あのほるちゑて』ホ28 『まつりみゆきの やすたれに かぬかわみみの みこうみて いみなやすきね』ホ31 『さきにさゆりの はなみとて きみのみゆきは さゆかわに ひとよいねます』ホ31 『ときあすす ゐもむそほふゆ めのそふか かすかいさかわ にいみやこ』ホ32 『ゐすすかわ ふもやよろほの さるたひこ わかこにいわく』 『ををんかみ ゐそすすかわの さこくしろ うちにわたまし』ホ36 『そややよひ みやこかえりの みゆきかり いたるひなもり いわせかわ』ホ38 |
「かふ(離ふ/交ふ)」の名詞化。
ここでは「B: 離す・分ける・区切る」、裏を返せば「A:
合う/合わす・覆う・囲む」の意。
ホツマには「〜かわ」という地名が頻出する。つい川の名前と思ってしまうが、多くの場合「側・郷」の意である。
派生語:「やすかわ(安河)」「ひかわ(簸川)」「たまかわ(霊郷)」「すかは(清郷)」
【皮・革・樺】
(内と外を)隔てるもの。覆うもの。包むもの。
『ひちよけの たれかわうはと なるゆえは はせゆくみちに』ホ191 |
「川」と同じ。
「かふ(交ふ/離ふ)」の名詞形。
ここでは「A: 合う/合わす・覆う・囲む」、裏を返せば「B:
離す・分ける・区切る」の意。
類語:「かき(垣)」
独り言:「cover」
【(曲・汚・枯・朽)】
1.離れ。反り。それ。外れ。曲がり。
<その結果として>
2.負の方向に離れるさま。「落ちる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」さま
『さすらひの ひかわにやるお ますひとの わかとみとなす』ホ7 『みのちりひれは かはきえて たまふをしては ひかはかみ』ホ9 『かわあひののに おほみやお たててまつらす ひかわかみ』ホ39 |
「かふ(曲ふ/枯ふ)」の名詞化。
ここでは「B:
離れる・反る・曲がる」、またその結果「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「かふ(曲/枯)」「かれ(枯)」「くま(隈)」「くも(雲)」
類語:「ちり(塵)」「かさ(瘡・腐)」「かわき(乾き・渇き)」
独り言:「ごう(業)」
【(籠・込・庫・隠)】
保存。格納。囲い。秘蔵。 倉庫。
『ときたけひてる たまかわの かんたからふみ たてまつる』ホ32 『ちつるきうつす いそのかみ かみかかすかの いちかわに つけおさめしむ』ホ37 |
「かふ(交ふ/離ふ)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・収める・覆う・囲む」、裏を返して「B:
離す・分ける・区切る」などの意。
変態:「くら(倉・蔵)」「から(殻)」「かめ(瓶)」「かゐ(貝)」
【(和・交・代)】
合わせ。似せ。写し。コピー。肖像。匹敵。代用。
『いまたてまつる たまかさり ほめてたまわる むらのなも たまかわあふみ』ホ39 |
「かふ(和ふ・交ふ)」の名詞化。
ここでは「A:
合わす・似せる・写す・匹敵させる」などの意。
類語:「かえ(代)」
10/02/15
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