1.【(鄙郷)】鄙部。辺境。西北隅の地。(本来の地名の意味) =さた(佐太・外)・ほひ(蝕日)
『ちのくちと はりまひかわに いんへぬし やまとゐさせり これにそえ』ホ32 |
2.曲り・汚穢を払い除くこと。
●【(放曲・放汚)】曲・罪のを追放。追放する地。
●【(卑郷)】罪人が集まる結果、曲り汚れる区域。 =くまの(隈野)
『さすらひの ひかわにやるお ますひとの わかとみとなす』ホ7 『さすらなす ふたさすらひめ いきとほり ひかはにいかり なるおろち』ホ7 『ひかわのかみの やゑたには つねにむらくも たちのほり』ホ9 『くにかみの ひめおのむゆえ みなやけは にけてひかわに きられける』ホ25 |
●【(放曲・放汚)】自分の心の汚穢隈を払い、ヒカワ(卑郷)の汚穢隈も払ったヒカワカミ。
『みのちりひれは かはきえて たまふをしては ひかはかみ』ホ9 『わかひかる はらみつにしき あつたかみ もとつしまはに おれるかひかわ』ホ40 |
2.【簸川・氷川】ソサノヲが 1.汚穢隈を払った川。2.熱さ・驕りを冷ました川。 =熱治
『ひかわのかみの やゑたには つねにむらくも たちのほり』ホ9 『ももにとつきて はつみかに さむかわあひる そさのをは ひかわにあひる』ホ13 |
[1]
「ひ(卑・鄙)」+「かわ(郷)」
[2]
「ひ(放)」+「かわ(曲・汚)」
「ひ(卑)」+「かわ(郷)」
[3]
「ひ(簸/冷)」+「かわ(川)」
類語:「さむかわ(寒川)」「あつた(熱田・熱治)」「おほま(追曲)」「ちりおひる(塵を放る)」「ひすみ(日隅・鄙州)」
反対語:「すかは(清側・清郷)」
独り言:「ひこう(非業)」
11/01/11
【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】