さた  サタ  sata

  

【(外)・狭田・佐太】<地名・人名>
1.負の方向に離れるさま。鄙。辺境。 =ひかわ(鄙郷)
2.この地の主。佐太大神。 =オホナムチ

さたのあれをさ あしなつち そをのてにつき やめうめと』ホ9
『うちつれやとる さたのみや のりおさためて はたれねも』ホ9
『あゆみてるめに したてると さたのたかめは たかてると』ミ逸
さたわいやます みこみまこ ももやそとめる ををなむちかな』ミ逸

 
さつ(垂つ)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」などの意。

変態:「そと(外)」「そて(袖)」「さと(里)」「した(下)そし(外・疎)すそ(裾)」「そさ(疎)」「すす(煤)
類語:「そを(曽於)」「はて(果て)」「はた(端)」「つき(尽き)」「すえ(末)」「すみ(隅)」「しも(下)」「ふち(縁)」「ふもと(麓)」「うら(浦)」「ひな(鄙)」「あし(褪・足)

  

10/06/05

  

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