ひな  ヒナ  hina

 

【(端)・雛】
1.起り。始まり。端緒。起源。 まだ未熟なさま。
2.=ひなかた(雛形) 雛人形。

『ももにひな あやめにちまき たなはたや きくくりいわひ』ホ1
『ふたかみのなも ももひなき ももひなみなり ひなはまた ひとなるまえよ』ホ2
『このひなかたの をはかむり うおそてはかま めはこそて うはかつきなり』ホ2
『さかつきうめる かみのなも ひながたけとそ たたゆなりける』ホ2
ひなまつり をしゑていたる かたのうら あわしまかみそ』ホ9
『このうたは のちのゑにしの あふうすの かもいとむすふ ひなふりはこれ』ホ10
『やよゐきて ももさきめをの ひなまつり くさもちさけに ひくゑもせ』ミ9

 
ひぬ(放ぬ・離ぬ)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる・放つ・発す・起る」などの意。

ほつまつたゑ2文に『ヒナハマタ ヒトナルマエヨ』とあり、
ほつまつたゑ4文には『アマツキミ ヒヨリトマテオ ツクスユヱ ヒトニノリマス』とある。
「ひ(一)」から「と(十)」まで至っているのを「ひと(人)」というのに対し、至っていないのは「ひな(一七)」だというのである。(すると、よちよちなのを「ひよこ」というのか。 もっと未熟なのは「ひみこ」か。 冗談です。)

変態:「はな(端)」「はた(端)
類語:「おさな(幼)
派生語:「ももひなき」「ももひなみ」「ひなかた(雛形)」「ひなまつり(雛祭)

 
 

【(辺・隔)・鄙】
中央から離れるさま。 辺鄙。端。

『あまさかる ひなつめのいは たたせとひ しかはかたふち』ホ10
『そややよひ みやこかえりの みゆきかり いたるひなもり いわせかわ』ホ38

 
ひぬ(放ぬ・非ぬ・鄙ぬ)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる/離す・放つ・そる/そらす・背く」などの意。

変態:「はて(果て)」「へり(縁)」いな(否)
派生語:「ひなつめ(鄙詰め)

  

10/06/09

  

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