【川・河・江】
分け。限り。裂け目。(地を)分けるもの/囲むもの。分離境界。
『たましまかわの うちみやに やとるこたねの とつきのり』ホ4 『あまてるかみは さくなたり はやかはのせに みそきして』ホ8 『はたれしむみち なすわさに やまかわあふれ』ホ8 『かわかりきさりもち にわとりはきし すすめいゐ はとはものまさ』ホ10 『せみのおかわに みそきして ちのわにたたす みなつきや』ホ10 『ちなみのあかは おのころの ゑなのかたちは かわくるま』ホ14 |
「かふ(離ふ/交ふ)」の名詞化。
ここでは「B: 離す・分ける・区切る」、裏を返せば「A:
合う/合わす・覆う・囲む」の意。
類語:「せ(瀬)」「ゑ(江)」「わけつち(別地)」「さかひ(境)」「たに(谷)」「かき(垣)」
派生語:「かうち(河内)」「かわら(河原)」
【側・(郷)】
分けられたもの。区分。区画。区域。
『やすかわの したてるひめと あめはれて』ホ1 『さすらひの ひかわにやるお ますひとの わかとみとなす』ホ7 『そのをして はたれまこちと たみこよろ うつむたかのの たまかわそこれ』ホ8 『くしひより すかはにきつく みやのなも くしいなたなり』ホ9 『きみはつくしの たかちほそ われはいせのさ なかたかわ』ホ24 |
「かふ(離ふ/交ふ)」の名詞化。
ここでは「B:
離す・分ける・区切る」、裏を返せば「A:
合う/合わす・覆う・囲む」の意。
ホツマには「〜かわ」という地名が頻出する。つい川の名前と思ってしまうが、多くの場合「側・郷」の意である。
派生語:「やすかわ(安河)」「ひかわ(簸川)」「たまかわ(霊郷)」「すかは(清郷)」
【皮・革・樺】
(内と外を)隔てるもの。覆うもの。包むもの。
『ひちよけの たれかわうはと なるゆえは はせゆくみちに』ホ191 |
「川」と同じ。
「かふ(交ふ/離ふ)」の名詞形。
ここでは「A: 合う/合わす・覆う・囲む」、裏を返せば「B:
離す・分ける・区切る」の意。
類語:「かき(垣)」
独り言:「cover」
【(曲・汚・枯・朽)】
1.離れ。反り。それ。外れ。曲がり。穢れ。罪。
<その結果として>
2.負の方向に離れるさま。「落ちる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」さま
『さすらひの ひかわにやるお ますひとの わかとみとなす』ホ7 『みのちりひれは かはきえて たまふをしては ひかはかみ』ホ9 『かわあひののに おほみやお たててまつらす ひかわかみ』ホ39 |
「かふ(曲ふ/枯ふ)」の名詞化。
ここでは「B:
離れる・反る・曲がる」、またその結果「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「かふ(曲/枯)」「かれ(枯)」「くま(隈)」「くも(雲)」
類語:「ちり(塵)」「かさ(瘡・腐)」「つみ(罪)」「とか(咎)」
独り言:「ごう(業)」
【(籠・込・庫・隠)】
保存。格納。囲い。秘蔵。 倉庫。
「かふ(交ふ/離ふ)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・収める・覆う・囲む」、裏を返して「B:
離す・分ける・区切る」などの意。
変態:「くら(倉・蔵)」「から(殻)」「かめ(瓶)」「かゐ(貝)」
【(和・交・代)】
合わせ。似せ。写し。コピー。肖像。匹敵。代用。
『いまたてまつる たまかさり ほめてたまわる むらのなも たまかわあふみ』ホ39 |
「かふ(和ふ・交ふ)」の名詞化。
ここでは「A:
合わす・似せる・写す・匹敵させる」などの意。
類語:「かえ(代)」
10/02/15
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