【谷・渓・谿】
凹むさま。えぐれるさま。地の凹み。陰。
1.<地の凹みが造る> 分れ目。裂け目。限り。境界。
2.<1の分け目に> 挟まる部分。収まる部分。間。区分。区画。
『ひかわのかみの やゑたには つねにむらくも たちのほり』ホ9 『またたちからを たにおてて たまゆらきけは みつしれり』ホ17 『をにふのきちの ひたとへは あとおしたひて くちきたに』ホ26 『かわあいの くにたまわりて たにおいて むろつにかめの むかいまつ』ホ26 『しなのきそちは やまたかく たにかすかにて つつらおり』ホ39 |
●<地名> 相模の国 (伊豆半島と三浦半島に挟まる国)。
『ひたりはたにの さくらうち みよのさくらの ならしうた』ホ14 『さくらたに たきつせのめわ せおりつめ おとわかさくら』ミ逸 |
「たぬ(垂ぬ)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向に離れる/離す」で、「下がる・落ちる・凹む・沈む」などの意。
類語:「さかひ(境)」「かき(垣)」「かわ(川)」「せ(瀬)」「ゑ(江)」
別名:「さかむ(相模)」「ゑのしま(江ノ島)」「おの(小野)」「まうら(間所)」「さくら(桜)」「たちはな・かく(橘)」
【だに】
だのに。なのに。〜であるのに。
『みからぬし たにみくくりみ たましつか うましみかみは みからぬしやも』ホ34 |
「た」+「に(接続助詞)」
「た」は「たる」「なる」の変態で「在る」「〜である」の意。
10/01/13
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