【桜・(栄ら・幸ら)】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・速まる・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
『さくらうちかめ さくなたり せおりつほのこ さのすけに』ホ6 『さのとのに たちはなうゑて かくのみや きにさくらうゑ うおちみや』ホ6 『ひたりはたにの さくらうち みよのさくらの ならしうた』ホ14 『やすやすと さくらのははの みとりこお かつてにかけて いてやうません』ホ14 『きみかめくみも ついわすれ うらむねたむの にはさくら さかすはしれよ』ホ16 |
「さくる(栄る・幸る)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・速まる・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
変態:「さかえ(栄え)」「さかり(盛り)」「しけみ(茂み)」「たかみ(高み)」
類語:「はな(花・華)」「むめ(梅)」「たき(滝)」
【(決ら・刳ら・境)・桜】
区切り。境界。はざま。間。内。
●境の国。はざまの国。相模の国(伊豆半島と三浦半島に挟まる国)の別名。
またオオヤマツミのサクラウチが知行した地の意も。
『むかしひををち さくらうし このはなささく ををんかみ おうちにうえて』ホ24 『たちはなひめと ほつみてし さくらねましお さきにやり』ホ39 『さくらたに たきつせのめわ せおりつめ おとわかさくら』ミ逸 |
「さくる(決る・刳る)」の名詞化。
ここでは「B: 離す・分ける・区切る」などの意。
変態:「さかひ(境・界)」
類語:「ゑのしま(江ノ島・合の州)」「おの(小野)」「まうら(間所)」「たに(谷)」「さかむ(相模)」「さくら(桜)」「たちはな・かく(橘)」「かなかわ(神奈川・兼側)」
【(探)・桜】
行き来させるもの。回すもの。動かすもの。働かすもの。馬。
『さくらはなれは またのもち こかねひつめの くろこまお』ホ192 |
「さくる(探る)」の名詞化。
ここでは「C:
回る/回す・行き来する/させる・動く/動かす」などの意。
類語:「うま(馬)」「むま(馬)」「をは(馬)」「こま(駒)」「くるま(車)」
10/03/20
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