【駒・独楽】
行き来させるもの。回すもの。動かすもの。働かすもの。
●移動用の乗り物。人を乗せて運ぶ馬。
『ふちこまお ゐらかうかちて なけいるる』ホ7 『ときにつきすみ おおくまと ひつめあおこま たてまつる』ホ192 『くすりには ひとみこまひさ うはなくす つちひとゑはは まめはこそ』ホ192 『しれはさち しらねはおとえ こまはひに わひことあれと』ホ25 『たつたのみちは ならひえす いこまこゆれは なかすねか いくさおこして』ホ29 |
[1]
「こむ(転む・回む)」の名詞化。
ここでは「C:
回る/回す・往き来する/させる・動かす・働かす」などの意。
[2]
「こむ(転む・回む)」+「むま(馬)」の合成。
変態:「ころ(転)」
類語:「くるま(車)」「むま(馬)」「をは(馬)」「まめ(馬)」
【(込・混)・ 細】【(熟・詳・精)】
1.込み入ったさま。小さなスペースにぎっしり詰まっているさま。
2.<転じて> 詳細。緻密。綿密。入念。精巧。
『をやこころ こまこまあつき とのをしえ』ホ17 『くらきこも こまかにをしゑ ひおつみて すこしはとふる』ホ17 |
「こむ(込む・混む)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・交じる・収まる・まとまる」などの意。
変態:「くわ(詳・熟・精・美)」
派生語:「こまこま(細々)」
13/03/19
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