【付・果・実】添うもの。付くもの。副。 =み(見・実)
『ねはきたに きさすひかしや さにさかゑ つはにしつくる』ホ1 『にわとりは かおうけなきて つあかゑす こぬかおこえは』ホ21 『あくるはる やよひにかえる たしまもり ときしくかくつ ふそよかこ』ホ37 |
【西】同上。(日が)熟成する・至りに達する方向。
『きつのなとほむしさるあや』ホ1 『わかひめさとく かなさきに きつさねのなの ゆゑおこふ』ホ1 『をはきみの くにをさむれは きつをさね よもとなかなり』ホ1 『けたつほの つさのつくはの いさみやに』ホ2 『はやあきつ あきこはしほの やもあひこ つのすけ』ホ6 『くらこひめ みおたてやまに おさむのち ははこおすてて つにおくる』ホ7 『つさおへて ねにきてすめる ねすみおは あふらにあけて いとふへし』ホ8 『ふとまにの しちりはやもり はけしくて つねすみのくに みせしむる』ホ10 『なつはかと みたそこにあり ねにむきて つまくらにふせ』ホ21 『ふゆにわと ひたそこにあり つにむきて ねまくらにふせ』ホ21 『つはさより あきらかのあは にのよろし くらやめのあは かにやめる』ホ21 『つこもりのあは かにきゆる つのこかとこれ』ホ21 『ねはつより めくるひのあは にもめくる あかるきのあは にのいのち』ホ21 『きはやまなかと きねはあす ねはかはくちと ねつもとす』ホ24 『つはにしのうみ つさきよみ さはしひれうみ きさはすと』ホ24 『たえまはきより のみはつに あひたちふめは のみつよく』ホ35 『これおりかえに あひつあり かれうちとるお よしとなす』ホ39 『ねはきたに きさすひかしや さにさかゑ つはみにつくる』ミ1 『いのきにの きつさにとみの あらそひも つさをはやめて きにやにくらん』フいきに |
【右】「西」の意。 南を向いたとき西に当たる方角。
『またやゑかきは つにあつけ あらかみあらは よくむけて めくみやわせと』ホ11 |
【垂・沈】同上。
『おはりつしまに いたるとき むらしむかえは このことく』ホ40 |
【つ・(区分・所属)】【津・方・州・子・処・箇・個・事】=す
『しいるいさめの おそれみに かくれすみゆく すゑつみお』ホ序 『たれおまことと なしかたし かれにひとつお あけしるす』ホ序 『ふたかみの ひひめみをうむ とのゐつつ とえはかなさき こたふるに』ホ3 『めはのらす ふたをやふたつ をにうけて こおうむゆえに』ホ4 『たらちめの つかれにちしる ほそけれは ほいゐのかみの みちつひめ』ホ4 『おちつもはへる けたこしも みなけたつほの やまてみや』ホ4 『いよつひこ うたにことはお ならわせて ふたなおもとむ あわつひこ』ホ5 『これちかえしの かみなりと くやみてかえる もとつみや』ホ5 『さくらうちかめ さくなたり せおりつほのこ さのすけに』ホ6 『つきよみのつま いよつひめ うむもちたかは いふきぬし』ホ6 『なかつゑに まふつのかかみ しもにきて かけゐのらんと』ホ7 『いさおしならは くにつかみ これそさのをの みことなり』ホ8 『のちおおやひめ つまつひめ ことやそうみて かくれすむ』ホ9 『みやにのほれは うちつみや きみはめくみお くににのふ みやはおなかそ』ホ13 『みけよろつなりそめのあや』ホ15 『われねかわくは かんつきみ はしかけなして たまわんや』ホ16 『ときにあめより にいとりの ひとはおつれは あまつのり』ホ16 『ここにとをやの あまつかみ とくさたからお さつけます』ホ20 『ひめもすに みやのうてなの くろところ なかつはしらの ねにすみて』ホ22 『もしもゐのみつ くみたえて みけつのさわり あらんとき』ホ22 『うむみこお ころひつくにの きみとなす くろそのつめる きみのはは』ホ24 『ひめひとり ねさめてゆけは まつさかに せきとめられて』ホ24 『あめみまこ かもふねはやく とはさせて おきつにつけは』ホ24 『きもにこたえの かちはたし すそのはしりて おきつはま』ホ24 『おとろきいりて たらにつく そらつかみかは まれひとと』ホ25 『たねこはみこの おおんもり みこたけひとは としゐつつ』ホ27 『をにふにまつる かものかみ あひらつやまは みをやかみ』ホ27 『いふきとみやに うむみこの ゑはいよつひこ とさつひこ うさつひここれ』ホ28 『ことしわにひこ もものやつ いもといすすは とおゐつつ』ホ28 『みさほつすうた あめつつち とりますきみと なとさけるとめ』ホ31 『おおなむち たまかきうちつ にきはやひ そらみつやまと』ホ31 『といちにすみて いほのとみ みしりつひこと なおかえて』ホ31 『ややをゑされと とおつくに あらひとのりお またむけす』ホ33 『きひつひこして つさのをし たにはちぬしお たにはをし』ホ33 『おのかそゑ ぬすみしせんと しりつとお いゆきたかひぬ まえつとよ』ホ33 『ふほやよひ きひつひこかめ たつきさき はりまのいなひ をいらつめ』ホ38 『またいわつくの このみつは いらつめみおの すけうむこ ゐものめくすこ』ホ38 『くまのかた おさくまつひこ ゑとおめす ゑひこはくれと おとはこす』ホ38 『たちまちに ふたかみなりて あそつひこ あそつひめあり』ホ38 『あさしもの みけのさおはし まへつきみ いやわたらすも みけのさおはし』ホ38 『もえくさとひて あたいくさ やきほろほせは やけつのや』ホ39 『しほつをきなか これゆきて むけさらんやと すすむゆえ』ホ39 『おつのひとまつ これむかし ほつまくたりの みあえとき』ホ40 『むへうけたまえ ありつよの あひちたにまつ きみかひるめし』ホ40 『わかひかる はらみつにしき あつたかみ もとつしまはに おれるかひかわ』ホ40 『このゐつつ ましわりなれる かんひとは あうわあらわる みなかぬし』ミ6 |
【集・津・都・積・壺】合わせ。集積地。都市。中心。都。 =つほ(壺)
『わかみやに むへそたてしと あめにあけ おきつのみやに かえります』ホ4 『うつきねすせり きたのつに ゆきてをさめよ いささわけ あれはむつめよ』ホ25 |
【付・着・津・門】合わせ。付き。着き。船津。発着所。
『かわあいの くにたまわりて たにおいて むろつにかめの むかいまつ』ホ26 『かんたちは そをのふなつの ふとみみお やすにめとりて ふきねうむ』ホ27 |
【つ】=つつ 「合わす・付く・継ぐ」の意。「て(接続助詞)」と同じ。
『さかふはきりつ まつらふは ほめてもろかみ ひきいつつ』ホ10 『われみるに よしわろめてつ たのしみて ひとのなかこも ひとふたり』ホ17 『わさおおもはは くらしきて ゆきつもとりつ むそあゆみ』ホ192 『ふたやせに あててころしつ おもむろお ここにおさめて みこのかみ』ホ31 『ついにころしつ おおひこと ひこくにふくと むかわしむ』ホ34 『ひそかにめしつ ととまりて かえことなさす ことしそひ たけはやたなり』ホ38 『もろくれは ふつくころしつ みゆきして とよのなかおに かりみやこ』ホ38 『いまよりは やまとたけとそ なのらせと いいつおはれは』ホ38 『へのいさの ふねはをしゑの をおなむち うえみぬきぬお かふりゐさめつ』フへゐさ |
【つ】同上。 断定・継続。「つる」の終止形。て-て-つ-つる-つれ-てよ。
「(〜し)たる・(〜し)てる・(〜し)とる」と同じ。
『さきにみつ あひせんつるお うほきみか とめてまねなす これいかん』ホ13 『きみゑみて なんちはみきに わかやきつ さかなにたまふ おしもめそ』ホ31 『ゑつはうつゆふ まさきくに かたちあきつの となめせる これあきつしま』ホ31 『すてにころしつ もしさきて あたいおとはは まつるかみ ゑんとこたえよ』ホ34 『にゐはりつ つくはおすきて いくよかねつる』ホ39 『あまてらす かみよりさつく みちのくの ふみうやまいて ともにささけつ』ミ序 『いのつるは はやこかをろち まつられて なるいわなかも みさほおちつる』フいつる |
【つ・付】同上。「合わす・付く・継ぐ・足す」の意。 =と
『みこころととく ひさかたや むそよつむちの おをひるめ ふつくにうれは』ミ逸 |
【つ・為】「す(為る・使役)」の変態。
『おささすり あらさねたける これうんつ あなとるすりら ねしけます』ホ17 |
【つ】打消の助動詞。 =す(ず)
『ふたかみおもゐ はからつも ひかりおゐたく ここちして』ミ逸 『あめつちさるも とおからつ ひことにのほる とゆけかみ』ミ逸 |
【出】「出る」の終止形。
『にゐはりつ つくはおすきて いくよかねつる』ホ39 |
10/09/06
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