【(合る・結る・現る・埋る)・入る・要る・居る】【率る・将る】【名詞の動詞化】
A: 合う/合わす。結ぶ。在る/現す。生む。収(治)まる/収(治)める。埋まる/埋める。連れる/連る。
『ふかきこころお そゑゐれて あけたてまつる すえにをしてそ』ホ序 『うひちにの すひちおいるる さいあひの そのもとおりは』ホ2 『このときに みなつまいれて やそつつき もろたみもみな つまさたむ』ホ2 『つのくゐは おおとのにゐて いくくいお とまえにあひみ つまとなす』ホ2 『すくなみかみの たけかふに すすめかもみお いるおみて』ホ2 『あわうたに をさむはらみの みやにゐて すてにやしまの くにうみて』ホ3 『かくひおつみて みたまいる かとはちりけの あやところ』ホ4 『とこいりの めはことあけす をのよそい めかしりとつく』ホ4 『そむほゐますも ひとひとそ おほすはめくみ あつきなり』ホ4 『ふたかみの おきつほにゐて くにうめと たみのことはの ふつくもり』ホ5 『そのよまた かみゆきみれは かなまこと いれすはちみす』ホ5 『あまさかるひに むかつひめ つひにいれます うちみやに』ホ6 『よつわりすきて ほころひと つつかにいれて』ホ7 『これのかるるや こたえねは つつかにいれて』ホ7 『ふちこまお ゐらかうかちて なけいるる』ホ7 『いわむろに いりてとさせは あめかした かかもあやなし』ホ7 『いわおけあけて ののしれは ふつぬしをこせ なけいるる』ホ8 『きくつねお みさとのあみお のにはりて みなおひいれて たまつなき』ホ8 『みかたひれきて かくいれて うちこほさせは』ホ8 『そひらにしける まつかやの なかにやまたの おろちゐて』ホ9 『やめるほのほの くるしさお そてわきさきて かせいれは』ホ9 『ひめはゆけやに かくしいれ すさはやすみの ひめすかた』ホ9 『かたしおとりて さかなのり おなしみちして みやにいる』ホ11 『あれおにものお やふるなら そらはふこにて まねきいれ』ホ12 『このあまかつも こころあち いれてなすなり』ホ12 『ほしひかり つきにおよはす うつくしも みやにないれそ』ホ13 『つまとめかけと やにいれは いゑおみたるそ』ホ13 『たまかえし なせはをとけて みやにいる なさねはなかく くるしむそ』ホ13 『てこにいれきて すすなしる ももたくはえて みあえなす』ホ15 『ふつぬしむかえ とことおゑ いりますのちに ものかたり』ホ16 『ひのみたま まつこもりくの みはしらに むかひたにゐて めをまねき』ホ16 『めのこには めのめよりうく つきみたま みやおうるほし そむきゐて』ホ16 『たましまのひま うかかひて こつほにいりて はらみこお』ホ16 『いまわたりたの まるかかみ あててやたみの こころゐる』ホ17 『たのおして みひかりまるの うちにゐる たりたすくのり あめとちち』ホ17 『ものしるとても うくめかて とのみちひきに ゐらさらんおや』ホ17 『わかこころ いれてゐやすく あめかまもるそ』ホ17 『なさけとあちの すきやむも ねにいらぬまよ はやいやせ』ホ17 『よのひつき みこおしひとに ゆつりまし あめよりいせに おりいます』ホ192 『ここにゐて たおひらかんと まつたつる なもにはりみや』ホ21 『しなとへに ふきはらふとき ちおむかひ ともにいります』ホ21 『ほこなきゆえは すなほにて のりおまもれは ほこいらす』ホ23 『へくゐにそろゑ あれをさに まきをさにいれ かさりかけ』ホ23 『あかたぬし こそうちはつえ けたのかは かとやにいれて』ホ23 『たのめおいれて ねるつるき いきみにちかく かれうとし』ホ23 『かのめおいれて ねるつるき かれみにちかく いきうとし』ホ23 『かかみはたみの こころいる いれものなれは やたかかみ』ホ23 『あわくにの やにいてやしま しらすれは やはやつならす』ホ23 『たまのをいれて すへらきの よよまもらんは あめのみち』ホ23 『あまのさかほこ さけなから いりてしつかに ときおまつ』ホ23 『しかるのち みくさたからお ひつにいれ しるしはさかき』ホ24 『およふみよたに はたとしに さらえなせとて さかおりの みやにいります』ホ24 『みところに すわかみあえは すはしりて さかおりみやに いりまして』ホ24 『ついにほる ゐつをはしりの ほらあなに みつからいりて はこねかみ』ホ24 『みはむゐしなお ゐつわけて なかすゐしかわ せきいれて』ホ24 『しまあいに かつうおなれは このうおお あらたにいれて わおこやす』ホ24 『さきにたらちを ひたるとき はこねのほらに いりますお』ホ25 『ゑはゆみやとり やまにかる とはうみにいり つりおなす』ホ25 『めなしかたあみ かもにいれ うたふたつけて きみものせ』ホ25 『おとろきいりて たらにつく そらつかみかは まれひとと』ホ25 『やゑのたたみお しきもうけ ひきいれまして ゆえおとふ』ホ25 『たけつみひこと おとたまめ つれいてきみお おかましむ』ホ25 『きみはつくしの かみあつめ われつまいれん もろいかん』ホ25 『はおかんかえて かそみねの かそうおいれて たおこやし』ホ25 『はおかんかえて あふらかす いれてかすやの はにみつる』ホ25 『むねあわぬまに かもつきて はやいりまして みこおうむ』ホ26 『ひめはあさまに いなむつき たかちねにいり かみとなる』ホ26 『きみにつくれは もにいりて いせにつけます ををんかみ』ホ26 『いまやふるれは つくりかえ みつほのみやお うつしゐて つねおかまんと』ホ27 『すへいれて もものをしての なかにあり あやしけけれは あちみえす』ホ27 『ふたかみは つねにたたすの とのにゐて あまねくをさむ たみゆたか』ホ27 『そゐつきにうむ ゐつせきみ やせひめみやに いるるまに ついかみとなる』ホ27 『たねこらも ゑとむそうちに つまいれて よつきおなせよ』ホ27 『みやさきやまの ほらにいり あかんたひらと あかります』ホ27 『たかひのつさの つくはやま いさかわはなる みやにゐて』ホ28 『あまてるかみは こゑくにの いさわをうちの みやにいて』ホ28 『みもろにいりて ときまつも みちおとろはは またいてて をこさんためや』ホ28 『いよにいたれは ことしろか やかたにいれて あるしとふ』ホ28 『しいさほのすえ もたしめて ふねにひきいれ なおたまふ しいねつひこの』ホ29 『くかにたしなめ またうみと いるさひもちの うみのかみ』ホ29 『なかすねひこに しめさしむ すすまぬいくさ まもりいる』ホ29 『もろとみこれと わかみやお たてよといひて うちにいり』ホ31 『われいらは なんちゐよとて むろのとお つきあけいれは』ホ31 『あにいかり ゆきおひいると きらんとす やゐみこてあし わななけは』ホ31 『きみとみともに ほらにいり かみとなること あすききて』ホ31 『わかみやそのよ もはにいり よそやよいたり いさかわに』ホ31 『かすかをきみの おしひめお いれてうちみや ことしそみ』ホ31 『やまのほり くたるすはしり すそめくり むめおおみやに いりゐます』ホ32 『われきくつまの あたひめか かくやまはにお ひれにいれ』ホ34 『こといちしるし われあした くしけにいらん わかすかた なおとろきそ』ホ34 『あとおたつねて おひいたり ふねおうかめて ついにいる』ホ34 『みこいたき いなきにいれは みことのり きさきとみこお たすへしと』ホ35 『あにかつみ のかれんために われいれと ともにつみある ことおしる』ホ35 『あけのはら いせたかみやに いりませは おはとつかえて』ホ36 『われむかし かみのたまもの さこくしろ うちみやにいれ』ホ36 『ねしもはひ まきむきひしろ にいみやに かえりいります』ホ38 『ことしそひ たけはやたなり きみとかめ みやこにいれす』ホ38 『おもきひきてに めしいれて ひまおうかかひ とりこにす』ホ38 『やすみせし おとめのみめに ましわれは たつさえいるる はなむしろ』ホ38 『おおともたけひ おおやまの きたにめくりて しろにいれ』ホ39 『みなにけちれは ときおあけ むかひいるとき おとひめは きみのておとり』ホ39 『われきみのため たつとなり ふねまもらんと うみにいる』ホ39 『やまとたけ かつさにいれは さかきゑに かかみおかけて むかひます』ホ39 『なつかはき ここにゐてとふ つきありや たけひこたえて』ホ39 『きみそりにめし ゆきいたる さかむのたちに いりませは』ホ39 『きそちより いたるおはりの たけとめか まこのむらしの ゐゑにいる』ホ40 『おはりにかえり みやつめの ゐゑにいらすて いせのみち』ホ40 『しのひてあたに いらしめは あけくれかえる ひおまつに』ホ40 『おとめすかたと なりいりて はたのつるきて むねおさす』ホ40 『のほののかふり さくみはも みたまけにいれ しらみこし』ホ40 『いたたきさきに いりまちて みまえにそなえ もふさくは』ホ40 『いせにそえいる ゑそゐたり いあやまいあらす やまとひめ』ホ40 『このことく ともにおほまの みやにいり みつからつくる にきてたて』ホ40 『あわみやに いれおくのちの よよのふみ まちまちなれは』ホ40 『ももちこころみ はるかなる おくのかみちえ まさにいるへし』ホ40 『めくみしらせん そのために いているきつお をしゆなり』ミ1 『たらのそたつも うるほいも てるきつさねの なかにいて』ミ1 『ゐくたひよよに たのしめは ひとのうまれは ひのてなり まかるはいるひ』ミ4 『ふのやまに おもひつくみの とりゑなみ みにいたつきの いるもしらすて』フふやま |
●<名詞の動詞化>「合わす・添える・為す」の意から。
『ひめははち おちいりいわす みほつひめ みゆきおくりて ここにあり』ホ26 『わにひこか みをやくしひこ いさめいる なおきにたまふ やまとかみ』ホ30 『みやすひめ もたえたえいり ややいけり ちちははらみの ゑおうつし』ホ40 『いぬうなる とみはほこりて こはおこる はやるほとかや ほころひるらん』フいぬう |
変態:「あむ(編む)」「うる(得る)」「える(得る)」「おる(織る・居る)」「よる(寄る)」「にる(和る)」
派生語:「いり(入り)」「しいる(強いる)」「ゐます(居ます)」「おひいる(追い入る)」「まねきいる(招き入る)」「いれ(入れ)」「いらふ(弄う)」
【(往る・放る・逝る)・射る】
B: 離れる/離す。放つ。払う。発す。そる/そらす。曲る/曲げる。
C: 行き来する/させる。回る/回す。
『いるやもうけす かみのやは かならすあたる はたれみの わさやあらはす』ホ8 『なもなくて あめおなくやと わかひこか ははやおいれは むねとほり』ホ10 『わたましお たみもいはふに なさけなと ははやおいれは』ホ21 『われいらは なんちゐよとて むろのとお つきあけいれは』ホ31 『さきあらそいて はにやすか いるやあたらす くにふくか いるやはあたる』ホ34 『つはきいちより ねきやまお こすときあたか よこやいる』ホ38 『ゆみもよくいる たちまいも たくいあつめて かくれんほ』ホ39 |
変態B:「ひる(放る)」「ある(散る)」「いぬ(往ぬ・去ぬ)」「いむ(忌む)」「える(彫る)」「ほる(放る・彫る)」「やる(遣る)」
変態C:「うる(売る)」「おる(折る)」「ふる(振る)」「ゆる(揺る)」「よる(撚る)」
【(秀る・熟る・逸る・苛る)・鋳る・炒る・煎る】
D:
正の方向に離れる/離す。「高める・勢い付ける・栄す・熟成させる・優れさす・至らす」
『いしこりとめか ますかかみ いつくりすすむ』ホ4 『としわけのよは まめおいり みなおにやらふ』ミ7 『ここにひるこは ゐものしに かなあやゐさせ あまねくに』ミ10 |
変態:「ある(荒る)」「いむ(斎む)」「うる(熟る)」「える(選る)」「をゆ(老ゆ)」「にる(煮る)」
派生語:「いら(苛)」「まいる(参る)」「をいる(老いる)」
【(忌る・卑る・減る・低る・干る)】
E:
負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」
変態:「ある(粗る)」「うむ(倦む)」「えふ(酔う)」「おる(下る)」「おむ(怖む)」「おゆ(瘁ゆ)」
派生語:「いろ(妹・陰)」「いろね(妹陰)」
10/02/22
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