【纒・政・祭】
合わすこと。まとめること。纏わせること。
1.まとめ。治め。調え。手当て。一揃いの行事。儀式。
『さをしかやつの をんみみに きこしめさるる あさまつり』ホ序 『もろかみの たかまにまつり はかるのち つはものぬしか』ホ3 『おとつきよみは ひにつきて たみのまつりお たすけしむ』ホ6 『ととむるたみお あわれみて みつからまつり きこしめす』ホ6 『みつからまつり きこしめす あまねくたみも ゆたかなり』ホ6 『まつりさつけて ことなすお ははにしたえは ひめかうむ』ホ7 『いさなきの うふやにおちと おはなれは まつりたゑすと みことのり』ホ7 『ちちますひとの まつりつく しらひとこくみ このいわひ なかはさおゑて』ホ7 『ひなまつり をしゑていたる かたのうら あわしまかみそ』ホ9 『あめにかえれは こふのとの まつりおとりて みことのり』ホ10 『おほなむち つかるうもとの かみとなる ほひのみことお もとまつり』ホ10 『おはさりませは かうのとの まつりとるゆえ よろまろお ひたかみのかみ』ホ11 『ををんかみ なんちさかなし あひみすと まつりはなれて よるきます』ホ15 『みつほまなゐに のりみゆき しはしはまつり きこしめす』ホ192 『やよいかすかの としをいて まつりやすまん ことわりに』ホ20 『くにつまつりは きつをさね むろそひかみの まもらせき』ホ22 『あめのかみ つきなくまつり つきんとす かれいさなきに のたまふは』ホ23 『たなはたかみと たはたかみ おなしまつりの あやにしき』ホ23 『なんちらまつり おこたらす ほつまなるとき やたやすふらん』ホ23 『ままにまつりお きこしめす このあきみつほ ちからなす』ホ24 『しわかみの みはしらのまま なることく まつりほつまに ととのひて』ホ24 『かくやまをきみ これきかす おうなのまつり いつこある』ホ24 『こやねものぬし もろともに ここにととまり まつりきけ』ホ25 『ををんかみ かみことのりは あわのかす へてもおぬきて まつりきく』ホ26 『よろのまつりお きくときは かみもくたりて うやまえは かみのみをやそ』ホ27 『みそほにしろし みやつくり おおひやまとに まつりとる』ホ28 『わかみやの ときによそよろ よのまつり またみそゐよろ ゆたかなり』ホ28 『かかみゑゑなる なかひとり うれひありとて これまつり うけぬうれいと』ホ28 『きみみやさきに たねこらと まつりとるゆえ しつかなり』ホ29 『やよひには きひたかしまに なかくにの まつりをさめて みとせます』ホ29 『あたねおかもの たけすみの まつりつかせて くにつこそ』ホ30 『わかみやに おくりはかれは たきしみこ ひとりまつりお とらんとす』ホ31 『いまのまつりの わかままも とみにさつけて のくへきお』ホ31 『つくるをしかと いなおりの はらひかせふの まつりなす』ホ31 『またあまきみは ひこゆきお まつりのをみの すけとなす』ホ31 『おおなむち いつもたなかの ためしもて みなつきそむか まつりなす』ホ32 『そほねやと ふつきすえよか みことのり たみたすをしえ かみまつり』ホ33 『おれかれの をとくまつりお はしつかに なせはかかやく のりのいち』ホ34 『かくやひめ なるうちめゐか ことほきし はつたなはたの かみまつり』ホ35 『もちのあさ むわたまつりは よねとすめ かみありかゆそ』ホ38 『つちきみの しむのまつりは まめすめに さかめとななの よねかしき』ホ38 『きみのまつりも すみやかに もつれおたたす かみのみち』ミ1 『みかさはに よるももとみの しめくにの まつりたたして』ミ4 『はにまつりのあや』ミ8 『すえはなお あつくかわけは ももまつり きそひやむれは ひめひらく』ミ7 『やよゐきて ももさきめをの ひなまつり くさもちさけに ひくゑもせ』ミ9 『おをひるめ ふつくにうれは すへらきの よよのまつりお しろしめす』ミ逸 『ふのなわの まつりとほれは いもをせも なかにみちひく ふなわなりけり』フふなわ 『へにぬうは まつりとるみの むらさきそ いさめつくせは たみそぬいける』フへぬう 『へのえては みつにあふるる くにまつり ねこにめくみの かえてかまるる』フへえて 『へのおれは まつりみたるる うはなりに よこしとつれは たみもおそれよ』フへおれ 『をのゆんの まつりやにわに おそるれと うまよりことの たみおひくなり』フをゆん 『をにつるの まつりははなの かにのこり やむまつしさも をにやつくらん』フをつる 『すのはらの まつりゆたかに ことふけは はらとうるわう たみそいたけり』フすはら 『すのなわの うむたまのをの ほしなれは あめのまつりも ほしやうむらん』フすなわ |
2.神霊(陽陰・日月) と交わること。あの世とこの世の同調・統合。=祭
『そのうゑにたつ あさひみや きみねんころに まつりして』ホ6 『あめのまつりお たておけよ かはねのみやに かんくらお』ホ13 『まつりなけれは あまめくみ もれておつるそ』ホ13 『あゆきわすきの まつりぬし たのみてそれの たまかえし』ホ13 『ふとたまは よよまつりとれ またかくやまは ものぬしよ』ホ23 『こやねはよよの まつりとれ こもりはよよの ものぬしそ』ホ23 『みつほには にはりのためし ゆきすきの ををんまつりの おおなめゑ』ホ26 『とよたまは わけつちやまに もはよそや としのまつりも みあえなす』ホ26 『きみうけて しかさるときに みことのり ふゆいたるひに ををまつり』ホ27 『きわとしねうと はつきよか きみのもまつり よそやすみ』ホ27 『わけつちかみお つねまつる めせはまつりの かくるゆえなり』ホ27 『このよしお たかにつくれは もにいりて ひうかのかみと まつりなす』ホ27 『まつりのあやお みつそめて ひとつもちゆき ひよみなす ふたゑにさつけ』ホ28 『ねのつきに あゆきわすきの みやつくり もとあけあわの かみまつり』ホ30 『まつりみゆきの やすたれに かぬかわみみの みこうみて いみなやすきね』ホ31 『つねのおこなひ かみのみち あにかまつりも ねんころにこそ』ホ31 『わかよにあたり をえあるは まつりととかぬ とかめあり』ホ33 『くしとおひ うれはなけきて ひめのため つかりあひきの まつりなす』ホ39 『をこぬのかみの とくのりと まつりのふみに もうしてもうす』ミ8 『ゆみはりにうむ いうとあさ をとたなはたの ほしまつり』ミ7 『すにぬうは そろまなみつの たままつり めかにうすらく かたちぬうなり』フすぬう 『しにぬうは もまわりそなう をんまつり さゆりのゑなの かみそうみける』フしぬう |
3.続き。連なり。継ぎ。まとまり。系統。家。
『ちちますひとの まつりつく しらひとこくみ このいわひ なかはさおゑて』ホ7 『まつりたえんお ひめありて よつきみちきく こはたから』ホ16 『このゆえに よものまつりも おのつから ひとりにつけり』ホ16 『このたけとめお とみにこふ たけつつくさの まつりつく たけたのをやそ』ホ32 |
「まつる(纏る・政る)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・まとめる・収(治)める・連ねる」などの意。
変態:「まとめ(纏め)」「まとひ(纏)」
類語:「をさめ(治め)」「なめ(嘗)」「なえ(和え)」「はた(機)」「みはた(御機)」「つき(継ぎ・嗣)」「よつき(寄継ぎ)」
派生語:「あさまつり(朝政)」「もとまつり(元政)」「まつりこと(政事)」
【祭・奉】
B:
正の方向に離すこと。「上げる・尊ぶ・敬う・祝う・勢い付ける・栄す・至す」こと
『あさひはら あまてるとよけ ふまつりは みちおみそまた』ホ29 『みあつくなれは にきはひて かれにほつみの まつりなす』ホ31 『ほつみはつひは うけまつり ふめたつかせに かやおふす』ミ7 『ふしあれのわき そろをゑは しなとまつりに のわきうつ ほをのはらゐそ』ミ7 『こもちつきには まめおそふ もちよりさむる をかまつり』ミ7 『はつひまつりは ふとまかり やまのかやくり うみのめも』ミ9 『ゑさるかみあり きさらきや こりゑこころみ むままつり』ミ9 『やよゐきて ももさきめをの ひなまつり くさもちさけに ひくゑもせ』ミ9 『ものこけの むしはなかみの ふくろとり さなゑまつりに さるたなすかみ』フもこけ |
「まつる(詣つる・全る)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」などの意。
類語:「なめ(嘗)」「いわひ(祝・斎)」
派生語:「ひなまつり(雛祭)」
10/03/18
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