ゑる  ヱル  weru
える  エル  eru

  

【(合る・和る・結る)・得る】
A: 合う/合わす。収(治)まる/収(治)める。結ぶ。統べる。現す。(心を)合わす。納得する。同調する。叶う。

『たけきこころに およかせは たつやみつちの ちからて』ホ序
『かなさきの つまのちおて あわうわや てふちしほのめ』ホ1
『うきはしにゑる おのころの やひろのとのに たつはしら めくりうまんと』ホ3
『あめのみちて ひとくさの なけきおやわす かみあらす』ホ4
『ちちますひとの まつりつく しらひとこくみ このいわひ なかはさおて』ホ7
『われけかれなは ひめおて ともはちみんと ちかいさる』ホ7
『をはちちにて はおいたけ めはははにて あとゐねよ』ホ7
『うきはしおて とつくへし めはつきしほの のちみかに』ホ7
『ひとのねちけの ときすくれ こりゑてむつの はたれなる』ホ8
『ひめおんやと いやといに みなはたれそと うらとえは』ホ9
『きみはみそきの さくなたり はたれゐとふの たねおて みよをさまれと』ホ9
『あきかえるとき またあえは ゆききのおかの なこそゑるホ11
『あまてるかみの のりおて もろかみのうつ はたれなか』ホ12
『よおつくものは ゆつりうけ はしてとつき むつましく』ホ13
『めはよにすめる ところす うましみやひの ゑいにおれ』ホ13
『ちちひめも のちにはいせの をんかみに つかゑすすかの みちおて』ホ13
『よそこのはなに このみなる あくりおんと もろをかむ』ホ14
『めのあかそそき あさひのり めよりつきひの うるおて』ホ14
『たとえめあれと よつきなく んとおもはは あくりしれ』ホ14
『つきよみやりて うるそたね んといたれは まるやにて』ホ15
『みつとりお くえはふそひか すすなよ』ホ15
『ひとのみも すかかてはみて よろほて かるるにほいも ここなしそ』ホ15
『みたねて ははにますいき みもむその あすはなもふそ』ホ16
『つねにおもえよ あまのりお てみおをさめ たかやして』ホ17
『これもみくさの うつわのり あらていかんそ さらんや』ホ17
『おゑるままにて つちかえは そとせになおる きさしおホ17
『うつろくつわや くにたまお ひとぬきのをと こころゑは』ホ191
『ちみちいつあれ のりのりお またくゑるそと さつけます』ホ191
『ここにをはしり みちおて ひひにももたひ のりなるる』ホ191
『ちよろととのひ ねりなれて ややゑるちみち つつのわさ』ホ191
『あれいつの わさはかたき ももちたひ ととのへねりて これおうる』ホ192
『ちみちより のりなれねりて あれのりも ひつみつきへて つひにて』ホ192
『またいつのりお としかさね わさたまへは みことのり』ホ192
『すめみまことくさゑるあや』ホ20
『あかねほのほに つみすとも まろかねはめと けかれす かくいいかえる』ホ20
『われもこと たてんとよもお めくるうち よきのおたり』ホ21
『にわとりは かおうけなきて つあかす こぬかおこえは』ホ21
『あしはらに おのころおて ここにおり やひろのとのと なかはしら』ホ23
『ちゐもむら とのみちとほり おおとしの みつほゑるなり』ホ23
『さおてのかる またのかに ついにあめより つみせらる』ホ23
『もとちからぬ いねのみは はみてもこえす やふやくに かてたらさるそ』ホ23
『ふたかみの たまふさかほこ さいわひに そのきおゑれは ゆつるなり』ホ23
『あにみまこて ふとたまと かくやまはねの をみとなる』ホ24
『むめにこして このみあえ あめのしるしと おりかさし』ホ24
『あまくにたまの よろこひも むかしかすかに うるりゑて うむたかひこね』ホ24
『わかむすひ このこおくわに いとなせは ここりひめて みはささく』ホ24
『やもとほり こゑくにのかみ をこのさと こかひゑるなり』ホ24
『ひこみことちおゑるのあや』ホ25
『あかめはくちに もとちて たいおいけすに まつへしと』ホ25
『きみはちおて よろこひに しかのかみして かえさしむ』ホ25
『たつやみつちの ちからて つつかもなみの いそにつく』ホ26
『つりふねよりそ みほさきの わにてここに つくことも』ホ26
『いまひとつ あおひかつらの いせおは ひといきさとる』ホ26
『うけてのちの みゆきなる あまてらすかみ よろこひて』ホ26
『ゆえはおきなに けゐおて めくりひらける ちおたり』ホ27
『みそろのたつの みたまて なもあゐそろの かみとなる』ホ27
『われむかし あめのみちゑる かくのふみ みをやもあみお』ホ27
『おしくもきよめ よつきやに いのれはしるし はらみて』ホ27
『みなうつわて これおうつ ときにむはたれ みなくたる』ホ28
『そやよろとしに ことおて みつきはわかる にはりふり』ホ28
『みもかわに あのほるちて さこくしろ うちのみやゐに ふよほへる』ホ28
『ひのかみの つきてうゆる きみはいま わかきたけひと』ホ28
『しむみちやふる うつわゑる みなみそきして うつわて むみちをやふり』ホ28
『すへらきとわく むかしす いまのむいかん そのこたえ』ホ31
つはうつゆふ まさきくに かたちあきつの となめせる これあきつしま』ホ31
『かすかもふさく みねにゑる みはのあやくさ ちよみかや』ホ32
『たこのうらひと ふちのはな ささくるゆかり はらみゑて なおうむみうた』ホ32
『これあめみまこ はらをきみ そのこかみよの みのりて いまになからえ』ホ32
『すてにころしつ もしさきて あたいおとはは まつるかみ んとこたえよ』ホ34
『たつぬれは むらきみうしの あたいとふ こたえてまつる かみんと』ホ34
『もしやくるえる ものあらは たまさかにえる いさおしと』ホ35
『みちうしみけの かんめくみ よきみこたり』ホ36
『おほろけの ものならすかれ こにもす そのぬしおまつ』ホ36
『おそれみちよ うちみやは きみははのこお めくむのりかな』ホ36
『ゐそきねいわく ゆみやん たりひこいわく くらいん』ホ37
『よかうちにゆく みちすから よきひとんは しるしあれ』ホ37
『これんと はるかにゆきし とこよとは かみのかくれの およひなき』ホ37
『かれこれんと みゆきして みのたかきたの たかよりの』ホ38
『しらはたお ともへにかけて わかたくひ たかはすあめの めくみん』ホ38
『たくひおとえは ぬしおす ひとのひならす しらぬひの くにとなつくる』ホ38
『のやまおはしる わさおて あまなるみちに まつろはす』ホ39
『さきにたしまか のこしふみ くにそまされは かくのきお んとおもえは』ホ39
『ひたかみと しまつのきみに あひしりて ややてかくお ひかぬまに』ホ39
『もろおとろきて もとむれと ついにされは なみなきて みふねつきけり』ホ39
『ににきねは このこころもて ほつまて あまきみとなる』ホ40
『いまのてにはに なつらえて かたちとわさと そのあちお とくとされは』ミ序
『みくさのみちの そなわりて さちゑるいまと のたまえは』ミ序
『さるたより もものつかさも ひのてえるかな』ミ4
『またそらさむく うるおす ややなめつくる』ミ7
『こころさためて ふぬむえけ もとをのこえお わけしれは』ミ10
『ををきみの みまこおいたき たてまつり てくるまにて みゆきなる』ミ逸
『こことむすひの わかみこの あまのこやねの ひととなり あめのみちて』ミ逸
『あおては おもはぬふゆの うらやみも つとめあえては やはりうるなり』フあえて
『いてねる をきなかしほも めひかみも へそめよとめも ゑめやゑるらん』フいえて
『ふおては たみおそこなう をさとみか うそやくすりも ふえてたすらん』フふえて
『ふのそのは をこぬのかみの こかひして なもこゑくにの ふそのゑるなり』フふその
『へのては みつにあふるる くにまつり ねこにめくみの かえてかまるる』フへえて
『へのきには つまのふをみも なおとみと いうもよききに なかれゑるなり』フへきに
『をさめて とにうるほせは かもしたう ましてたみおや をえてなつらん』フをえて
『すおては きりひにさむる ひえあれと なかれのふねに さおそにける』フすえて
『しおては をきなかあみに けゐのかみ あにしらひけも ちてやわなり』フしえて

※「ゑて(得て)」は「ゑる(得る)の連用形」+「て(接続助詞)」ではなく、
ゑつ(得つ)」の連用形なのかもしれない。これは上二段・下二段の動詞に共通。

 ●他の動詞の連用形に接続して「可能」の意を添える。

『きみよろこひて たれかこの とりとりんや ゆかわたな とみこれとらん』ホ36
『きみいわく とりはほめん ゆかわたな くくひとふかた おひたつね』ホ36
『ついにとりて ねつきふか ほんつのみこに たてまつる』ホ36
『ふりおなしむの ととせふり あにおもひきや しのきて さらかえるとは』ホ37
『なみはかしはの ものやから みなころして ふそやほの』ホ38
『むかしくまそか そむきしも またあけまきに むけたり』ホ40
『をのそのは やけてあわたの とりえあり みつとりねは そののもえくさ』フをその

 
変態:「あふ(合う)」「ある(在る)」「いる(入る・居る)」「うる(得る)」「おる(織る・居る)」「ゆふ(結う)
派生語:「ゑかく(描く)

 
 

【彫る】
B: 離れる/離す。放つ。分ける。払う。除く。空ける。発す。

『われきくゑみし むねしのき あれおさもなく むらきみら あひおかしえるホ39

 
変態:「ある(離る・散る)」「いる(射る)」「うる(売る)」「ほる(放る・彫る)
派生語:「えら(鰓)」「えり(襟)=へり(縁)」「いゑり(彫)

 
 

【(熟る・上る・笑る)・選る】
D: 正の方向に離れる/離す。「高める・尊ぶ・栄す・熟成する・優ぐる・中心に置く・至らす・選ぶ」

『はたれうち やたみをさむる いきおひも かれはからして いきおゑるホ23
『かみはしれをさ そゑけつり ももふそやうた ゑりたまふ』フ序

 
変態:「ある(荒る)」「いる(炒る)」「うる(熟る)」「よる(選る)」「えむ(笑む)
派生語:「ゑらむ(選む)」「えらく(笑楽)
独り言:「elite」

 
 

【(彫る・減る)】
E: 負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」

変態:「へる(減る)」「はふ(這う)」「ひゆ(冷ゆ)」「ほる(呆る)」「あゆ(零ゆ)」「なゆ(萎ゆ)」「やむ(病む)
派生語:「いゑり(彫)

  

10/09/08

  

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