【(如・然・直)】
合うさま。反り曲り無きさま。似るさま。匹敵するさま。直なさま。
『をちとをゐとの さかつきの ささのなかめは いわのうゑ』ホ11 |
「さく(然く・直く・如く)」の名詞化。
変態:「しか(直)」「しき(直)」「すか(直)」「すき(直・杉)」「すく(直)」「そこ(直)」
派生語:「さかし(然かし)」
【境・界・阪・(裂・割)】
1.離すさま。放つさま。別け。限り。区切。
2.分割したものの一。 区分。区画。
『いさなみと よもつひらさか ことたちす』ホ5 『しこめにおはす よしあしお しれはあしひく よもつさか』ホ5 『さかいにてまつ ふつぬしか さかむかひして うゐまみゑ』ホ11 『わかくにお うはわんやわと くさえさか たたかひあわす』ホ29 『つつかなく ゆくあらさかに いそらなす にしきとこはみ をえはけは』ホ29 『みちをみかうつ おしさかと うつひこかうつ おんなさか』ホ29 『ゑしきのにける くろさかに はさみてうては たけるとも』ホ29 『みちをみは のそみのままに つきさかと くめのところお たまふなり』ホ30 『めつきみか おもむろおさむ いささかそこれ』ホ32 『うたすみさかも おおさかも かわせさかみお のこりなく』ホ33 『おのおのたては もちのひに おおひこいたる ならさかに おとめかうたに』ホ33 『あまのおさかへ ちのへきへ たちはかせへの としなへお あはせたまわる』ホ37 『つちおりと ゐおりもかくれ みとりのの かわさかたのみ かすめとる』ホ38 『うすゐのさかに やまとたけ わかれしひめお おもひつつ』ホ39 『つゑつきさかも ややこえて のほのにいたみ おもけれは』ホ40 |
「さく(離く・裂く・割く)」の名詞化。
ここでは「A: 離す・分ける・限る」などの意。
類語:「さかい(境)」「さき(割・裂)」「かき(垣・限・画)」「かけ(崖)」
【栄・盛・賢・(優・咲・幸)】【(先・前)】【酒】
正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・先行する・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
『はやたまのをか わたしても とけぬおもむき ときむすふ ことさかのをそ』ホ2 『さかいにてまつ ふつぬしか さかむかひして うゐまみゑ』ホ11 『しかるのち みくさたからお ひつにいれ しるしはさかき』ホ24 『およふみよたに はたとしに さらえなせとて さかおりの みやにいります』ホ24 『ひめひとり ねさめてゆけは まつさかに せきとめられて』ホ24 『みけいりもまた さかなみの うみおうらみて かみとなる』ホ29 『こうすみこ しはすにゆきて くまそらか くにのさかしら うかかえは』ホ38 |
「さく(咲く・栄く)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・先行する・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
変態:「さき(幸・先・前)」「さこ(賢)」「しけ(繁・茂)」「すか(清)」「たか(高)」「たき(滝)」「たけ(丈・猛)」
派生語:「さかし(賢し)」
【逆・倒・(邪・下)】
1.離れ。それ。外れ。異なり。曲がり。背くさま/方向。逆。
2.負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま
『そさのをか しわさはしむの むしなれと さかなくつつか なからんやわや』ホ7 『さかいにてまつ ふつぬしか さかむかひして うゐまみゑ』ホ11 『ををんかみ なんちさかなし あひみすと まつりはなれて よるきます』ホ15 『まさにはつへし あめつちか わるさなせそと さかしこそすれ』ホ17 『きはさかしまに かしらした かれむねおもて やねとなす』ホ21 『そのなかに よこきくものは おのかみに あわねはみちお さかにゆく』ホ23 『みつみさき なもなみはやの みなとより やまあとかわお さかのほり』ホ29 『うたすみさかも おおさかも かわせさかみお のこりなく』ホ33 『しかのちは ひるおかみぬり さかいきに あたらしものと かたりたまひき』ホ39 |
「さく(離く/下く)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる→それる・外れる→曲がる」、またその結果「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「とか(咎)」
類語:「よこ(横・汚)」「つみ(罪)」「さ(逆・邪)」
【坂・阪】
上がり下がりするさま。
『のほるほつまの をはしりの さかにゆきあふ をしかとは』ホ11 『ことほきをゑて にしひかし ゆきかひさかの なにのこる』ホ11 『さかいにてまつ ふつぬしか さかむかひして うゐまみゑ』ホ11 『うすゐのさかに やまとたけ わかれしひめお おもひつつ』ホ39 |
「さく(栄く/下ぐ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」、また「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」の意。つまり「上がるさま」また「下がるさま」という意。
【(直曲・清汚)】
直ぐと曲り。正と邪。しろくろ。
『もろかみの さかおたつとき さほこより つはものぬしか』ホ7 『さかみれは きみおわするる ももくらと ははもふそくら』ホ7 『はなこのよもさ つくのゑは さかおあかせよ』ホ7 『ひとなるまては たすけおき ひとさかしれは かみのたね』ホ8 『やたのかかみは たてにふれ もろとのさかお かんかみよ』ホ11 『ををんかみ なんちさかなし あひみすと まつりはなれて よるきます』ホ15 『さかおかそえる みちたてて かのみもむそゐ あめのみち』ホ23 『さかおみあたひ つうちへて たたちにつくる あのめつけ これあたひらそ』ホ23 『おおものぬしは はたのぬし かれさかおよむ』ホ23 『いろおろち くひにまとえて さほのあめ おもてぬらすは なにのさか』ホ35 『へのむくは みくさたからに さかしりて たみもみなみに むくそとうとき』フへぬう |
類語:「かか(明暗)」「ひよ(日夜・日月)」「かよ(日夜・明闇)」「あわ(陽陰)」
【(探)】
巡るさま。行き来するさま。揺れるさま。振れるさま。循環。繰返し。
『もしやくるえる ものあらは たまさかにえる いさおしと』ホ35 |
「さく(探く)」の名詞化。
ここでは「C:
回る・行き来する・揺れる・振れる」などの意。
10/02/25
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