【(明々・赤々・輝・焦)・利】【かか(母の異称)】
1.正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
『いつるわかひの かかやきて しらやまひめは うふゆなす』ホ4 |
2.正の方向に離す者。「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」者
●(子を)育成する者。
『かかはあきのね いつくしに かかけあかせる こころさし』ホ16 『つらなるみやひ ててたたよ ちきりしたしむ ととかかそ』ホ16 |
「かく(上く・明く・焦く)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」などの意。
変態:「あかあか(赤々)」「きき(嬉々・輝輝)」
類語:「はは(母)」「たた」
派生語:「かかやく(輝く)」
【(曲・屈)】
反り。曲り。屈曲。
『ははやかかちの ひとみけと つつかせらるる ななむすめ』ホ9 |
「かく(曲く)」の名詞化。
ここでは「B:
離れる・それる・反る・曲る」などの意。
関連語:「かかむ(屈む)」
【(明暗・陽陰・日月・魂魄)】
1.明と暗。陽と陰。日と月。清と汚。直と曲。活と枯。上と下。魂と魄。
2.昼と夜。
『いしこりとめか ますかかみ いつくりすすむ』ホ4 『かんかみれとも かんまこの ちゐもうしある そのなかに』ホ4 『いわむろに いりてとさせは あめかした かかもあやなし』ホ7 『かかなえて よにはここのよ ひにはとおかお』ホ39 |
類語:「さか(清汚)」「ひよ(日夜・日月・陰陽)」「かよ(日夜・明闇)」「あわ(陽陰)」「あめ(天地)」「をめ(男女)」
10/06/20
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