【鏡・鑑み】【(明暗見・陽陰見・日月見)】
1.合わせ。収め。映し/写し。比べ。
2.陽陰(日月・魂魄・神)の合わせ。和し。調和。中和。直し。
『いしこりとめか ますかかみ いつくりすすむ』ホ4 『せおりはまふつ やたかかみ あきつくさなき やゑつるき』ホ8 『くしきねあわの さささきに かかみのふねに のりくるお とえとこたえす』ホ9 『かかみはみやの みはしらに かみおまねくの やたかかみ』ホ17 『うおのめと かわるひとめの うらかかみ ひたりにもては みきにみゑ』ホ17 |
● 三種宝の一、やたかかみ(八咫鏡)の略。
『わかこころ さきにかかみは おしくもに またやゑかきは わにひこに』ホ27 『かかみはかあひ やゑかきは わけつちみやに あつけおく』ホ30 『あめとみは わけつちみやの つるきもち あたねはかかみ もちのほる』ホ30 『あたねはかかみ あめとみは やゑかきもちて あめたねこ くしみかたまに』ホ30 『をのむくは ほことかかみお あらかしめ むかうあたなく たたにをさまる』フをむく |
『をのおれは くもるかかみも あからさま おれすはねすみ なこやかむらん』フをおれ |
● かかみをみ(明暗見臣)の略。
『かたちはやたみ くひはきみ かかみはたはね つるきかは もののへはあし』ホ24 『かたちはやたみ くひはきみ かかみとつるき まてのはね もののへはあし』ホ30 |
3.鏡のようなさま。ギラギラ光るさま。平坦で光を反射するさま。田に水を張った様子。
『みのたけそなた つらかかち はなたかさなき めはかかみ』ホ24 『みおのちわきも たはここに これかかみなり かりみやお みつほとなつく』ホ24 |
4.鏡のような円形。環。輪。釧。
『さをしかに きよめたまひて さこくしの ふゆのかかみに いるとおもゑは』ホ28 |
[1]
「かかむ(抱む)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・収(治)まる/収(治)める・写る/写す・比べる」などの意。
[2]
「かか(明暗・陽陰・日月・魂魄)」+「み(見・合)」
独り言:鏡は基本的に2枚で1組だったのではないかと考えている。1枚を左手に持って日(陽)に擬えて表鏡とし、もう1枚を右手に持って月(陰)に擬えて裏鏡とする。
類語:「ます(真澄)」「まふつ」「ひよみ(日夜見・明暗見・陽陰見)」「かよみ(日夜見)」「こよみ(日夜見・暦)」「あめのまつり(陽陰の纏り)」「あまのこやね(陽陰の交和)」「かすかかみ(上下和み)」「こことむすひ(上下結び)」「みかさ(神和)」
【屈み・鏡(山)】<地名>
(土を削られて)低くなったさま。鏡山。
『たけやかかみの みおのつち つむみかみやま いせきつく』ホ24 |
「かかむ(屈む)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
10/02/02
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