【屈霊】【蛇】
1.曲がりくねるもの。 =へび
2.屈曲した霊。
『ははやかかちの ひとみけと つつかせらるる ななむすめ』ホ9 |
「かかつ」の名詞形。
「かかつ」は「かく(曲く)」と同義語「かつ(曲つ)」の合成。
ここでは「B:
離れる・それる・反る・曲る」などの意。
また「かか(曲・屈)」+「ち(霊)」
変態:「かかと(踵)」
類語:「はは(蝕霊・蛇)」「いそら(逸霊)」「おろち(愚霊)」「へひ(蛇)」「はみ(蝮)」
関連語:「かかむ(屈む)」「やまかかし(赤楝蛇・山楝蛇)」「やまかかち(蟒蛇)」
【(案山子・小芥子)】
似せ物。まがい物。
『みのたけそなた つらかかち はなたかさなき めはかかみ』ホ24 |
「かかつ」の名詞化。
「かかつ」は「かく(交く)」と同義語「かつ(和つ)」の合成。
ここでは「A:
合わす・交える・紛らす・似せる」などの意。
類語:「かかし(案山子)」「こけし(小芥子)」
関連語:「かっこう(格好)」「こけ(虚仮威し)」
12/11/24
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