【直・(清)】【鴫】
それ・偏り・曲りの無いさま。直ぐなさま。添う(沿う)さま。和合。調和。
『しきしまのゑに ひとうまれ みそひかにかす めはみそふ』ホ1 |
● 添う鳥。近くの鳥。田の鳥。鴫。
『ほのしつめ とのあけたてに すれあえは したおしきゐと うえかもゐ』ホ21 『しきはたのとり とはうしほ なるとのひひき うしほなる』ホ21 |
「しく(直ぐ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・添う・調和する・治まる・直る」などの意。
変態:「さか(直)」「さき(直)」「しか(直)」「すか(直)」「すき(直・杉)」「すく(直)」「そこ(直)」「すこ(健)」
類語:「あなし(阿無し・穴師)」「あわ(陽陰・和)」「やまと(和)」
【頻・(繁・優)】【磯城】
正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・先行する・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
●<地名> 磯城県。 =あなし(阿無し・穴師)
『しきあかた あなしうをかみ をしてそえ すゑてうつしひ かんをちそ』ホ8 『ゑしきかいくさ いはわれの かなめによりて みちふさく』ホ29 『おとうかしきて しきたける かたきあかしも みなこはむ』ホ29 『ねつきゆみはり しきひこお ききすにめせと あにはこす』ホ29 『おとしきおちて かたちかえ かみのいとうに われおそる』ホ29 |
● 陽。荒霊。
『むかしわかすむ さこくしろ しきなみよする いせのみや』ホ36 |
「しく(優ぐ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。これは陽陰の生成過程で先に上って天となった「陽」の属性を表す。
変態:「さき(咲き・幸)」「しけ(繁・茂)」「さか(栄・幸・祥)」
【敷】
下。下がり。下げ。
『ほのしつめ とのあけたてに すれあえは したおしきゐと うえかもゐ』ホ21 |
「しく(垂く・敷く)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる/離す」で、「下がる/下げる・下にある/下に置く」などの意。
変態:「さけ(下げ)」「さく(下)」「しこ(醜)」「そこ(底)」
09/12/15
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