フタカミ

→ 語義
  

二尊。二神。

  1. イサナギイサナミ の二尊 (上二尊)。 
    二柱 (フタハシラ)
    ツクバの神(付離の神) ともいう。
  2. ウガヤフキアワセズ (地の二尊)

  

オモタル・カシコネの後、代嗣が無いため中央政府は空洞化し、大きく世は乱れる。ヒタカミトヨケが暫定的に日本を総括していたが、根の国主の御子タカヒトとヒタカミ国主の娘イサコが婚姻を結び、これを以て中央政権を一応継承する。しかしホツマの記述は二尊和つ君 (中央政府の総帥) として扱っておらず、暫定的な一段低い統治者として扱っているように見える。(例えば、通常『天』と言えば、和つ君のいる所を指すのであるが、二尊はヒタカミを指して『天』と呼んでいる) 何故かと考えてみると、イサナキもイサナミも血統的にはヒタカミ系の分家同士であくまで傍流に過ぎず、本家本流が持つ威信までは継承し得ないのである。トヨケが八千回の禊をしてまで二尊の代嗣に日月の神霊の降誕を祈ったのは、ここに理由があると思われる。クニトコタチの皇統に代わる新たな皇統の本流を、最高神の降誕によって創始したいと願ったのであろう。

 

天地の 平けし時に 二尊の 経矛に治む』
『時により 二尊に "ツボは葦原 千五百秋 汝 用いて 領せ" とて 経と矛賜ふ』2文
二尊は うきはしの上に さくり得る 祝の滴の オノコロに 宮殿 造り』2文
央ヤマト 万物 生みて 人草の 食も衣交ひも 道 成して 弁別 定む 功や』2文
二尊の 交わる時に 融酒や 融は経矛に 子をもとむ』2文
諸守の タカマに政 議る後 ツハモノヌシが 二尊の 一姫三男生む 殿五つ3文
御上二尊 筑波にて  身周り問えば 女の身には 生り成り足らぬ 陰没あり』ミ3文
二尊は ツクシに行きて 生む御子を ツキヨミの尊 に次げと に上げます』3文
二尊 叔母を 称えます キクキリ姫も "あな畏かな"』4文
『久方の 光 生れます 初嘗会  天ユキ地スキに 付け祭り 御子 養さんと 二尊の 実心つくす アマのハラ4文
二尊 夢の 心地にて 会い見給えば トヨケにて 陽陰御子養す 物語り 召す出車を ヒタカミへ』4文
二尊 畏れ "我が宮に むべ育てじ" と 
に上げ オキツの宮に 帰ります』4文
二尊の オキツボに居て 国 生めど 民の言葉の 悉 曇り これ 直さんと 考えて』5文

『陽陰御子は ヒタカミよりぞ 移ります 二尊 見侍を 御言宣 カンミムスビの ヤソキネが 諸と議りて』6文

陽陰の巡りの 蝕みを 見るマサカニの 中 濁りて 生むソサノヲは 霊乱れ 国の隈成す 誤ちぞ』7文
二尊 ために 父母と なりて招けば 人の身と 成りて孕めど 長居して 九十六月まで 苦しむる』14文
『この御衣 召して 朝毎に 天地纏り 父母に 継がふ実心 その君も これと申せば』16文
往にし尊 創り 授くる 経・矛あり 経は調ふる オシテなり 二尊 受けて 親となり 民を我が子と 育つるに』17文

二尊の 経・矛に治む 年 経れば 鈍・均・鋭の 民 生るも 喩えば数の 器物 屑を捨てなで 鈍・鋭を 均し用いん の心ぞ』17文
二尊の うきはしに立ち "この下に 国 無からん" と 経・矛以て さくる み祝の 滴りが 凝り成る州を オノコロと』18文
真榊二十の 余る頃 弁別 あらず 二尊の 継ぎてあまねく 和り恵り 民の教えは 直・肥や』18文
二尊の 御代の齢も 安らかに ヲウミタガに 坐さんと 御子ワカヒトに 和照らす 日月を譲り ます時に』19-1文
『左の臣は オモイカネ 右 サクラウチ カナサキは 日を写します 大老臣 カダウケモチ ヲバシリは 馬屋治めぞ』19-1文
二尊も 和り恵りてぞ 国治む 
ウツロや 地玉を 一貫きの結と 心得ば たとひ馳すれど 乗り落ちず』19-1文
トコタチの 子の年稔りの タマメ神 五座六腑を 生み上げる 陽陰より下す 日夜見神 二尊これに ヤマサ和す』21文
『これの 御子に教えて 労わりを 知らねば尊は 鳥・犬ぞ  ほつまを並めて 鳥居 成りける』21文
上二尊の 御言宣 これに賜はる 一兄の名は ウツロヰの神 次の名は シナトベの神』
22文
ヲシテ 矛は逆矛 二尊は これを用ひて 葦原に オノコロを得て ここに下り』
23文
ヤヒロの殿と 中柱 立てて回れば[恵れば] 央州 通るまことの 調の教え
23文
『それ "ヤヱ" は 昔 二尊 国領らす 物言ふ道の アワ歌の "ア" は天と父 "ワ" は母ぞ』23文
『"ヤ" は我が身なり この "ア・ワ・ヤ" 咽より響く 埴の声 国を領らする 種なれば』23文
クシヒコ 汝 御孫より ヲコヌシ尊の 賜ふ名も まだ足らず  二尊の 賜ふ逆矛 幸ひに その気を得れば 譲るなり』23文
二尊の 国中柱 オキの壺 アマテル神の ヒタカミの 方高宮の 中柱 ケタ壺の踏
24文
タガ二尊 果つの宮 今 破るれば 造り替え ミツホの宮を 移し居て 常 拝まん』27文
アマテル神の 御言宣 トカクシをして "我が孫 タガの古宮 造り替え 都遷せば 天に継ぎて 地の悉守ぞ"』27文
悉尊は 常にタダスの 殿に居て あまねく治む 民豊か 幸鈴成れば  植え継ぎて 七及べど なお豊か』27文
イサ川端なる 宮に居て 頷きあみて キ・ミ合ひて 名もイサナキと イサナミの 上二尊の 御子なきを』28文
『至る
ワカヒト ヒタカミの 陽陰の宮にて  学ぶ』28文
『三十年に知ろし 宮造り 太陽山下に 政 執る 和二尊の 譲り受け 和日の尊』28文
『時に母 タナコ姫あり 応え言ふ "昔 二尊 日の神を君 は次ぐ 次ぐは臣 この子 臣なり 臣を以て まだ君とせず』28文
二尊の 天のアワ歌に 国を生み 地のアワ歌に 音声 和る』ミ1文
ヒルコ姫 年を越ゆれば タラチネの 四十二・三十三の 汚穢隈も 女は "タ"  男は"ラ" に 当らじとミ1文
和の尊より 二尊の 七代の幹も 経矛法ミ2文
『瓊は立て 貫は潤す 矛も立て 汚曲滅ぼす 二柱 行き来鳥居の 二尊と 聞きて各々 ヲシテ染めけり』ミ3文
『この故に 二尊思す 音声道 オノコロ州の 中柱 回る男尊の 唇を 開く 'あ' 音より 延べ続く 御歌を編みて
ミ和字
『基つ音の 編むと和しの 付離根を 結びまします 陽陰上祖 いま二尊も なぞらえて 付離の神と 称え給ひき』ミ和字
二尊 思い 計らずも 光を抱く 心地して 満たけ 潤い 孕みます 月満つ頃も 生れまさず』ミ逸文
タラチネの夢 覚めまして まみえ 暁 太君の 御孫を抱き 奉り 出車に合て 御幸成る』ミ逸文
タラチネ神は 畏れまし アワの宮には 育てじと に送りて 帰ります』ミ逸文
タラチネ神は ただ一人 妹背神の 霊を生みて』ミ逸文
フトマニは 往んし天守 経と矛を 授け給えば 二尊も 地土 万の 道 生みて』フ序
繁の原は の伏しみの 魂奇を 編みの恵みの 都 建つなり』フ114

  

  

フタカミノミチ

→ 語義

  
二尊の道。
経矛法を言う。 
アマテルが鏡の法を加え、三種の器法として完成する。
  

二尊の 道を成す 我が子 つらつら 道 行かば 日月の栄え 天地と まさに際 無し』11文
二柱 政る 経矛の 道 あれど アマテル神の ヤタ鏡 創り 三種の 尊宝』ミ序

  

  

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