もと  モト  moto

  

【基・本・元・原】【許】
戻る所。還る所。回帰する所。ホームベース。源。
 ●過去。以前。 原点。起源。根。 本源部。中心部。核心部。

『ももなそよろの としおへて もとのひのわに かえまして』ホ序
『をさむゐつよの みむすひの ゐみなたまきね もとあけお うつす』ホ4
『これちかえしの かみなりと くやみてかえる もとつみや』ホ5
『またもとおとふ こたえいふ よよのとみゆえ ことなせり』ホ7
『あねはもとより さすらをか あるるおしれは おとろきて』ホ7
『そのもときけは むかしはは まさるにとつき よよおへて みなさることく』ホ8
みなもとは ねのますひとに よるなれは いふきとぬしに うたしむる』ホ9
『おほなむち つかるうもとの かみとなる ほひのみことお もとまつりホ10
『みつのちこ てくるまのうち たもとした おきてたついき ましるゆえ』ホ12
『つきはもとより ひかりなし ひかけおうけて つきのかけ めをもこれなり』ホ13
『たまかえし なさはくるしむ たまのをも とけてむねかみ みなもとへ』ホ13
『くにとこたちの こすえなり そのもとふつく あめみをや』ホ14
『をせのむなもと ひとまろめ ゐものみなもと つきとこり』ホ14
『すえはみそふの たみめひこ もとなかすえの みくらあり』ホ14
『ちけかれゆえに たまのをも みたれてもとに かえらねは』
ホ15
もととまし ふよろむちやも よそむたひ ましととまりて』ホ16
『ゐつきはもとの ひとめくり いはふよろむち やもよそむ』ホ16
『よそかには もとましともに ふよろむち みもなそふにて みちきわむ』ホ16
『やたはやたみの もとのたけ いにしえつくる まはかりは』ホ17
もともとあけの みをやかみ そはのとほかみ ゑひための』ホ17
『みをやかみ そはのとほかみ ゑひための やもとのかみに まもらしむ』ホ17
『つつしみて あまのこやねか もともりお こへはまたとよ みことのり』ホ17
『やたのかかみに むかわせて みかくうつわは もとのもりホ17
『ひとなるみちは とおもちひ そのもとはろて』ホ18
『そのもとのりは さきかみの いさおしなれは われもこと』ホ21
『まるけたともに やつくりの もとはとこたち』ホ21
『へてまたもとの にはりみや ゐつををかみの ことおおいかな』ホ21
『なななはみなの もとしける すへやますみの かみとなる』ホ22
『つるきのもとは あめのほこ くにとこたちの よにはまた』ホ23
『まとのをしえは のほるひの もとなるゆえに ひのもとや』ホ23
もとちからゑぬ いねのみは はみてもこえす やふやくに かてたらさるそ』ホ23
『なんちもと たたちおもえと のちのよに いやをさまれは』ホ23
『をこのみたまの かみはもと ひのわわけみの ことのりも』ホ23
『そのなあらわす さるへらと かくらおのこの きみのもとなり』ホ24
『ふりもわかれて もとたみと みつきはわかれ しわかみの』ホ24
もとちはたれは たちおちに ひとみにもれと なおいかり さわなきもとの』ホ25
『あかめはくちに もとちゑて たいおいけすに まつへしと』ホ25
『あしのねさ もとよりあらひ いわねこも みなふしなひけ をさむるは』ホ27
『ともにいたれる おうちみや かすかにあいて もとおとう をきなこたえて』ホ28
『あめひつき みこのおしひと ゆつりうけ もとのたかひに しろしめす』ホ28
『たみおめて そやよろをさめ もとくにの ひつきおうけて』ホ28
『きりてもろひき まつろえは きみはもとより くにてるの まめおうつしみ』ホ29
『あまきみの もとはみまこの いかつちお わけてをさむる』ホ30
『きみとみもとの しとねしく とみももつかさ ことほきし よろとしうたふ』ホ30
『うちつのみやに をさめます はらみのためし うちみやと たたゆもとなり』ホ30
『いつもはかみの みちのもと やもよろふみお かくしおく』ホ34
『たみわさはもと たのむとこ かうちさやまは みつたらす わさおこたれは』ホ34
『これさつけ なかたうまれの つちきみは もとにかえらん』ホ36
『きぬにあさむく ふたむすめ めしてみもとに めくみなす』ホ38
『そのつきは うちこしこころ うたたさり もとにむらかる ひとつらね』ホ39
『ゐふしにほひの はなはゆり もとうたはきみ』ホ39
『これみたひ あつまあわやと なけきます あつまのもとや』ホ39
『かみのつけ われはいやしき ひかわかみ もとにかえると』ホ40
『はるたつひには もとにきて ひとたひ もとのほしにあい』ミ6
『よそこのかみは あにかえり もとのたかまの はらにあり』ミ6
『ことはつかひも このうたの なかのななねお もととして』ミ10
『はなにかよひの うぬのねは もとあかのほる おしてより みつにわかれて』ミ10
『あわみちの もとのこころお つらつらと おもんみてれは』ミ10
『こころさためて ふぬむえけ もとをのこえお わけしれは』ミ10
『ものきにの のりはおろかに あらためす もとおをこせは われもきにけり』フもきに
『もにぬえる みははたやすく あらためす もとのわかみに くらへぬうなり』フもちり
『ものつるは まさかきはなの いさおしも あたのやまひも もとにかえつる』フもつる

 ●<副詞的に> 元来。本来。もとは。もともと。

『ひとはもと なかここころは ひつきなり すくにまかれは あひこたえ』ホ15

 ●「もとあけ(元明)」また「むなもと(陽元)・みなもと(陰元)」の略。天界。非物質界。

『ちけかれゆえに たまのをも みたれてもとに かえらねは』ホ15
『これさつけ なかたうまれの つちきみは もとにかえらん』ホ36
『もろほしは あめにかかりて またらなす つつゐはもとの いろつかさミ6
『ゑもとのかみの わかるよは ゐりまめうちて おにやらゐ』ミ9
『やよゑなかすえ かけらうや めつたりおさむ たもとかめミ9

 ● 根を持つ物(木)の数を数える単位。

『もろもなんたて かくよもと とのまえにうゑ かふよもと すかはらにうゆ』ホ37

 
もつ(戻つ)」の名詞化。 
ここでは「C: 回る・還る・戻る」などの意。

類語:「ふもと(麓)」「もとゐ(基)」「もとり(戻り)」「もとら(戻ら)」「こころ(心)」「むかし(昔)
派生語:「もとあけ(元明)」「もとつ(元つ)」「みなもと(源)」「もとまつり(元政)」「もとおり(回・廻)」「もとうら(回・廻)

 
 

【下・没・歿・陰】
E: 負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま
  ●下部。何かの下。

『はなのもと うたおをしゑて こおうめは なもはなきねの ひとなりは』ホ5
『にしのははかみ またきたり ころやまもとは おろかにて』ホ15

  ●沈み。凹み。

『めかみには なりなりたらぬ めもとあり』ホ3

  ●下。末。隅。端。果て。外れ。鄙。

『さるたとふ むねとみなもと きつたらも こやねこたえて』ミ1

  
もつ(没つ・歿つ)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

変態:「ほと(陰・没・凹)」「ほつ(没)」「もつ(没・歿)」「もと(下)」「おと(弟・乙・劣)」「はて(果)

 
 

【(持・用)】
合わせ。持ち。用い。携帯。

『ゑゑこはたのめ をしゑとの てもともまつの しもとつゑ』ホ17

 
もつ(持つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・添える」などの意。

変態:「もち(持ち)」「もて(以て)

 
 

【(茂)】
茂るさま。生え。

モツ(茂つ)」の名詞化。

派生語:「しもと

  

10/01/25

  

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