いつ  イツ  itu
ゐつ  ヰツ  witu

  

【(合つ・埋つ・結つ・傅つ)】
A: 合う/合わす。結ぶ。結う。溜まる/溜める。平る/平らす。対する。かしずく。

『もろあかた ぬしらおほみけ ささけんと いつみめかやに そのつとえ』ホ38

 
変態:「あつ(当つ)」「うつ(打つ)」「なつ(撫づ)」「ひつ(漬づ)
派生語:「いと(糸)」「いた(板)」「いたく(抱く)」「いつな(飯綱)」「いつく(傅く)」「いたす(致す)」「いたむ(痛む)」「いたわる(労る)」「あいた(間)」「いて(井手)」「いと(井戸)」「いつわる(偽る)」「いち(市)」「いとむ(挑む)」「ついて(序で)

 
 

【出づ・逸つ・(放つ・射つ)】
B: 離れる/離す。分れる/分ける。放つ。払う。発す。そる/そらす。曲る/曲げる。

『をきなのいわく ひのいつる かしらはひかし たけのほる』ホ1
『やちくらちきり ぬきんつる いつち』ホ4
『かみなりいてん ことおこひ くひめくるまに あくりこふ』ホ4
『ふそひすす ももふそゐゑた としきしゑ はつひほのほの いつるとき』ホ4
『うほきみかとに いてむかふ をしかむしろに たちなから』ホ11

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変態:「あす(褪す)」「はす(派す・発す)」「ほつ(解つ)」「うす(失す)」「ます(申す)
派生語:「いた(板)」「いたす(出す)」「いとふ(厭う)」「いてむかふ(出迎ふ)」「はせいつ(生せ出つ)」「いとま(暇)」「いて(出・射手)」「いとけ(幼)」「いたつ(出立つ)」「いつわる(偽る)」「いてたつ(出で立つ)

 
 

【(揺つ・移つ)】
C: 回る/回す。行き来する/させる。循環する/させる。送る。運ぶ。

変態:「いす(揺す)」「ゆす(揺す)」「うつ(運つ・移つ)」「おつ(復つ)」「もつ(戻つ)
派生語:「いとなむ(営む)」「ふるいち(古市)

 
 

【(秀つ・熟つ・厳つ・逸つ・至つ・斎つ)】
D: 正の方向に離れる/離す。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」

変態:「みつ(満つ)」「はす(馳す)」「ひつ(秀つ)」「ふつ(悉つ)」「ほつ(秀つ)
派生語:「いたる(至る)」「いたす(致す)」「いと(甚)」「いち(至・逸・一)」「いたく(頂)」「いたき(頂)」「いたたく(頂く)」「ひいつ(秀づ)」「いちこ(苺)

 
 

【凍つ・(退つ・低つ・卑つ・鄙つ)】
E: 負の方向に離れる/離す。「落ちる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」

変態:「はす(破す)」「ふす(臥す)」「へす(減す)
派生語:「いたむ(傷む)」「いたわる(労る)」「いたつき(労き・病)

  
 

【厳・逸・(功・勇)】
D: 正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま

  ●勢い。勇ましさ。元気。気迫。気概。憤慨。エネルギー。

『とよけみつから みそきして やちくらちきり ぬきんつる いつちホ4
『かたにわふんて けちらして いつのおたけに なしりとふ』ホ7
『あねとまみゑて のちゆかん はるかにくれは うたかわて いつかゑしませ』ホ7
『またみかつちは かしまたち いつおあらはす もののへの』ホ10
『ややいつおそれ やすからす あまてるかみは かさぬひに』ホ33

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  ●素晴らしさ。優秀。高級。精巧。功績。

『いまににきねの さきみたま くにとこたちの わさみたま あらはるいつと』ホ序
『いますへらきの あまきみは みなににきねの いつによる』ホ序
『またいつのりは はせるとき しとなめくらお しきおひて はるひゆるめす』ホ191いつとゆる かけこゑめをの あいたあり このほとらいの まおしれは』ホ191
『なるるも としなかは はせいつかけも なかなれや』ホ192

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  ●乗馬法「厳乗り」の略。

『ちみちいつあれ のりのりお またくゑるそと さつけます』ホ191
『たけもののへら あれいつの のりゆみわさに よこしまお のそけはホ191
『あれいつの わさはゑかたき ももちたひ ととのへねりて これおうる』ホ192

  ●「いつかみ(逸守)」の略。 厳乗りを習得した「をはしり」と「ににきね」が賜った名。

『もののへお めくみたまひて をはしりに いつのなたまふ』ホ191
『わさゑたまへは みことのり ゐつのをしてお たまひけり』ホ192
いつをはしりと たかひこね ふたあれかみと きさらしゑ』ホ192
いつのかもふね いせにつけ めくりこえとも ををんかみ』ホ24

 
「いつ(秀つ・逸つ・至つ・斎つ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。

変態:「いさ(功・勲・勇)「いち(意地)」

  
 

【(至・甚・斎・頂)・逸・伊豆】
D: 正の方向に離れるさま。 大いなるさま。至高。頂上。卓絶。

『さるたして たけのいわくら おしはなち いつのちわきの よろいさき』ホ24
『あさのまに なかみねなせは かみのなも ゐつあさまみねホ24
『ついにほる ゐつをはしりの ほらあなに みつからいりて はこねかみ』ホ24

  ●「ゐつかみ(逸上・至上)」の略。「ににきね」を指す。

『むそよろとしの よおしりて いかつちわくる いつのかみホ序
『へてまたもとの にはりみや ゐつををかみの ことおおいかな』ホ21
『さるたして たけのいわくら おしはなち いつのちわきの よろいさき』ホ24
いつあさまみこ やますみの よかみうつして やすかわら』ホ32

  ●<地名> 伊豆。甚しい突出。 =みほ

『つくもより いつのみさきに ほおあけて おきはしるめは』ホ20
『おおやますみは ゐつさきの かりやにむかえ みあえなす』ホ24

  ●「かも」に掛かる。

 
「いつ(秀つ・逸つ・至つ・斎つ)」の名詞化。
「いつ(厳・稜威)」と同じく、正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に「離れる」の意だが、ここでは「至る・達する・満ちる・超える」などの意味合いが強い。
この意味の場合には「い」の代わりに特に「ゐ」を使っていると思われる箇所がある。

変態:「いた(甚・至・頂)」「いち(一)」「うつ(全)」「ひた(直)」「ふつ(悉)」「ふと(太)
独り言:「いたい(偉大)」

  
 

【何】
1.分割したものの一つ。不特定多数の一つ。区分。方向。
2.1の特定を促す語。

『ときにしほかみ またとはく いつれもみきの ことくかや』ホ12
いつしかひめも はらむよし あめにつくれは みことのり』ホ16
『いきすひたちと なるおひの わさにいきすは いつこえか』ホ16
『むかしみたれす おこらぬお あらこおきては いつくんそ きみゑみいわく』ホ23
『ふそゐはる いつもはつそひ あかためし みなものたまひ みことのり』ホ32

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「いつ(出つ・逸つ)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる・分れる・区切る」などの意。

変態:「なに(何)」「あに(豈)
類語:「いか(如何)

 
 

【五】

『うつほかせほと みつはにの ゐつましわりて ひととなる』ホ14
『ちしるにられて ゐついろの はにもてつくる もりのかみ』ホ14
『みこはやふさの いてくるま ふそゐのはとお ゐつともの まもるみやつこ』ホ20
『もりにゐいろの くもおこる いつもちもりと なつくなり』ホ27
ゐつね ましわりて ひとのいきすと なりてより ゐつななわけて よそやすち』ミ10

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「ゐつ」の名詞化。

  

10/03/19

  

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