【(交る・比る・凝る・包る・括る・梱る)】
A: 合う/合わす。収まる/収める。在る/現す。匹敵する/させる。
変態:「かる(交る)」「かふ(支う・飼う)」「かむ(噛む)」「きる(着る)」「くふ(食う・構ふ)」「こる(凝る)」
派生語:「さくる(探る)」「くらふ(比ぶ・食らう)」「くくる(括る)」「ふくろ(袋)」「くら(座・蔵・臓)」「くり(栗)」「くるま(駆馬)」「ゆくり(縁)」「みてくら(幣)」「ちくら(筑羅)」「やくら(櫓)」「はめくろ」
【(離る)・呉る・刳る】【(曲る・狂る・転る)】
B: 離れる/離す。放つ。払う。発す。そる/そらす。曲る/曲げる。
変態:「かる(刈る)」「きる(切る)」「くふ(蹴う)」「ける(蹴る)」「こる(樵る)」
派生語:「さくる(決る・刳る)」「くるし(苦し)」「くり(栗)」「くるふ(狂う)」「まくる(捲る)」
【(回る・転る)・駆る・繰る・呉る・来る】
C: 回る/回す。行き来する/させる。分配する。共有する。ひっくりかえる。
『しわかみの こころほつまと なるときは はなさくみよの はるやきぬらん』ホ序 『かかんなす はるのひとしく めくりきて いそのまさこは いわとなる』ホ序 『くりかえし みもむそうたひ とよませは むしとひさりて にしのうみ』ホ1 『たけくしなくる これもかみ またおひくれは』ホ5 『おととのくるは さはあらし くにうはふらん』ホ7 『あねとまみゑて のちゆかん はるかにくれは うたかわて いつかゑしませ』ホ7 『つさおへて ねにきてすめる ねすみおは あふらにあけて いとふへし』ホ8 『ちにさまよひて とかめやる すりやわことに たとりきて』ホ9 『やまたかしらの おろちきて やふねのさけお のみゑいて』ホ9 『くしきねあわの さささきに かかみのふねに のりくるお とえとこたえす』ホ9 『おほなむち ももやそかみお ひきゐきて まめもひかけの なんたあり』ホ10 『てこにいれきて すすなしる ももたくはえて みあえなす』ホ15 『うけすてめ ねのくににきて たまきねに よくつかふれは みにこたえ』ホ15 『ときこぬかれは くるしみて たまのをみたれ あにあえす』ホ15 『こかこふと なくはすなおや くたくれは くたかけなくそ』ホ21 『きみよおこめて とさときて にはりわたりは かきくもり』ホ21 『みねこしつくり こおそたつ いまここにきて まみゑなす』ホ24 『なかのわもかな うつろゐか あわうみさらえ みおのわと ひとにないきて』ホ24 『ものぬしは きたよりめくり こゑにきて かのゑおすすむ』ホ24 『ゆめにたいきて われうおの よしなきために くちささく われはみけにと』ホ25 『きみまつはらに すすみきて うふやのそけは はらはひに』ホ26 『かくやまをきみ ははとめし こはめせとこす ふとたまの』ホ27 『あまつひつきの さかゑんは あめつちくれと きわめなきかな』ホ27 『あるひまたいて みそきなす しらはのやきて のきにさす』ホ27 『わかやまくいか もふさくは をしかとならて こぬゆえは』ホ27 『うかぬしめせは あにはこす おとはもうてて つけもふす』ホ29 『おとうかしきて しきたける かたきあかしも みなこはむ』ホ29 『ねつきゆみはり しきひこお ききすにめせと あにはこす』ホ29 『とにさとし をしえてもこぬ のちうつも よしとたかくら おとしきと』ホ29 『みこうまんとし みかやめる ときめをときて これおこふ』ホ31 『やみやのたまも はなかよみ ゆきみんとてそ さそひくる』ホ34 『おしやまやりて よはしむる ちちもとひこと のほりくる』ホ37 『ひきてもの ひきてあさはき めしよせて これにひかせて もろくれは』ホ38 『くまのかた おさくまつひこ ゑとおめす ゑひこはくれと おとはこす』ホ38 『つかえるなんち おとろえり いまきてくにお うはわんや』ホ39 『みちのくおよひ みなふして まつろひくれは やまとたけ みちのくゆるし』ホ39 『ひさかたの あまのかくやま とかもより さわたりくるひ』ホ40 『はしきやし わきへのかたゆ くもいたちくも』ホ40 『まちおれと よらてゆきます ちちくやみ いままたきます きみのかみ』ホ40 『みたひのり いさよふつきの ほからかに しらいとりきて これおはみ』ホ40 『はるたつひには もとにきて ひとたひ もとのほしにあい』ミ6 『たはきそらてる みつをかみ きさらきなかに みつをきて』ミ9 『やよゐきて ももさきめをの ひなまつり くさもちさけに ひくゑもせ』ミ9 『あきにとは こちにひもとけ つみのかる つくみこころの はるそきにける』フあきに 『ふのきにの あらそうとみの ことわりお やわせはたみの ふゆそきにける』フふきに 『ものきにの のりはおろかに あらためす もとおをこせは われもきにけり』フもきに 『をのきにの いさおしおとに あるなれは ゐゑもさかいも さにそきにける』フをきに 『すのつるの ひとをはしもに めくりきて みつのねかひの はるやきぬらん』フすつる |
変態:「かふ(替ふ・買う)」「かる(借る)」「こる(転る)」
派生語:「おくる(送る)」「あくる(明くる)」「めくる(巡る/恵る)」「くら(座・回)」「ゆきき(往き来)」「みめくり(回転り・回呉り)」「ゆくり(縁)」「くるわ(曲輪)」「くるま(駆馬)」「まくる(捲る)」「あくる(明くる)」「たくる(吐る・手繰る)」「くるり(転・周)」「さくる(探る)」「いくら(幾ら)」「まさくる(弄る)」
【(上る・幸る)・駆る・繰る】
D:
正の方向に離れる/離す。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」
変態:「かる(上る・駆る)」「かむ(醸む)」「きる(鑽る)」「くゆ(越ゆ)」「こゆ(肥ゆ)」
派生語:「おくる(贈る)」「さくる(幸る)」」「みてくら(幣)」「かくら(神楽)」「たくる(長る)」「ふくろ(袋)」
【(枯る・朽る・転る・懲る・狂る)・暮る】
E:
負の方向に離れる/離る。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」
『ひもくれて はゑはゆつりは しきもして いねもせてまつ』ホ25 『ひのくれて つくきししれす ひのひかる とこえさせとの みことのり』ホ38 『きみとみも つさへていたる さかおりの みやにひくれて』ホ39 |
変態:「かる(枯る)」「きゆ(消ゆ)」「くゆ(悔ゆ)」「こる(懲る)」「こゆ(臥ゆ・凍ゆ)」「こる(懲る)」
派生語:「おくる(遅る)」「くれ(暮)」「くら(暗)」「くろ(黒)」「くらむ(暗む)」「くるし(苦し)」「くれない(紅)」
10/02/25
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