すえ  スエ  sue
すゑ  
スヱ  suwe

  

【末え・饐ゑ・末】
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」さま

『めかみのうたは もちのすゑ まけてにやしの こころかく』ミ10

 ●「下にある・隅にある・遅れる」さま

『しいるいさめの おそれみに かくれすみゆく すゑつみお』ホ序
『きみかよの すえのためしと ならんかと』
ホ序
『みこまこひこの すえまても あまてらします ををんかみ』ホ序
『ふかきこころお そゑゐれて あけたてまつる すえにをしてそ』ホ序
『くらゐのやまの いちゐさく よになからゑて さくもつは かみのほすゑそ』ホ4
『あめわかひこか かとのまえ かつらのすえに しわさみて』ホ10
こすゑおもふに いましめの なけれはみたる』ホ13
『はたれまの たからあつめて すゑきゆる これすすくらそ』ホ13
『ほしゐおされは すすかなり たからほしきは すゑきゆる』ホ13
『うらやむものか かむゆえに たまのをみたれ みやなくて すゑまもらぬお』ホ13
すゑおをもひて むつましく わさおつとむる いせのみちかな』ホ13
すえはみそふの たみめひこ もとなかすえの みくらあり』ホ14
『おもたるの すえにほほそと なるゆえに つきよみやりて』ホ15
すえはつくへし ねはつかす はりのねはふゆ うつきすえ すえはつくへしホ21
『みねにふるゆき いけみつの すえこちさとの たとなりて』ホ24
すえはなもひこ ほおてみの いみなうつきね』ホ24
『しいさほのすえ もたしめて ふねにひきいれ なおたまふ しいねつひこの』ホ29
すえひかさやゑ わかみやの いみなやすきね としゐそふ』ホ31
『むとせのち おもむろおさむ つるきしま なつきすえよか めともやむなり』ホ32
『よほめすえみか みことのり みをやのさつく みくさもの』ホ33
『うすえふか をとみかしまと たたねこと たまかえしのり まつらしむ』ホ33
『そほねやと ふつきすえよか みことのり たみたすをしえ かみまつり』ホ33
『よみちのいくさ たつへしと すえふかにたつ よものをしゑと』ホ34
『よそむつき すえやかこうむ いかつるの いむなちよきね』ホ34
『ともすえひとは はさまたに のこしいすしま ふとみみか またおおめとり』ホ35
『ふそふほしはす すえやかに やまとめよしこ ことしそひ』ホ36
『あまりなそゐこ くにあかた わけおさむその すえおおし』ホ38
『ねのくにの おほきのまつる かみのみけ ねしものすえの ゆみはりに』ホ38
『こそよりつつき あめはれて むつきすえやか みゆきふり』ホ39
『みをすえは きぬふたなかれ よたけやた みこみをすえに すかりゆく』ホ40
『ゐそふほさつき すえやかに きさきいらつめ かみとなる』ホ40
『なおそらさむく つきすえは かゐみなきそひ ややひらく』ミ7
『つきなかは さひらきまつる ゐなるかみ すえはあおひの めをまつり』ミ7
すえはなお あつくかわけは ももまつり きそひやむれは ひめひらく』ミ7
『よろきねうるひ うゑさむく すゑにひたけて そらさむく』ミ9
『やよゑなかすえ かけらうや めつたりおさむ たもとかめ』ミ9
『めははにみてと うゑあつく みなつきすえは いよかわき』ミ9
すゑはみそふの ひこかみの みめみかたちお あてまもり』ミ10
『おこなひゐたる このすえに われうけつきて むすふてに』ミ10

 
すふ/すゆ (窄ぶ/饐ゆ)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

変態:「すは(末)」「すみ(隅)」「しも(下)」「つめ(詰め)
類語:「ついえ(潰え)」「すそ(裾)」「さと(里)」「そと(外)」「はし(端)
派生語:「すゑつみ(末つ身)」「ほすえ(穂末)」「かつらのすえ(桂の末)
独り言:「さい(最)」

 
 

【据え・(住え・統・副え)】
1.据える場所。器。

『はらせくひ あしにしたかふ いしすゑに しきますとこお いかすれと』ホ21
『にあくるみけの ひもろけお ささくるすえも きよらかに』
ホ22

2.合わせ。収め。調え。平らし。沈着。

『ねしゑいしすゑ はしらたて なかすみはしら みなみむき』ホ21

3.合わせ。添え。補い。埋め。副え。

『ををんかみ ゆるすみことは ゑとのすえ やなゐかくろひ』ホ21

4.合わせ。結び。作り。工作。

『ゆはすたすえの みつきとめ たみにきはせて そろのとき』ホ34

 
すふ(添ふ・据ふ・住ふ・統ぶ)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・結ぶ・収める・平らす・調える・落ち着ける」などの意。

変態:「そえ(添え)」「そめ(染め)」「とめ(留め)」「ため(溜め)」「つめ(詰め)

 
 

【(聳・岨)・陶・須惠】
正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
 ●粋。髄。最たるもの。典型。

『つくねおあはす そのすゑは あしつみかわの しまつひこ』ミ10

 ●<地名> =チヌ

『しいるいさめの おそれみに かくれすみゆく すゑつみお』ホ序
『みほひこのつま すゑつみか いくたまよりめ そやこうむ』ホ10
『かつらきの ひとことぬしか すゑつみか やすたまとうむ かつきまろ』ホ10
『おおたたねこお ちぬすえに ありとつくれは きみやそと ちぬにみゆきし』ホ33

 
すふ(騒ふ・聳ふ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。

類語:「すい(粋)」「そわ・そひ(岨)」「す(陶)」「ちぬ(茅渟)
独り言:「さい(最)」

  

11/03/25

  

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