へし  ヘシ  hesi

  

【可し】
(〜することが状況に)合う如し。ふさわしい。

『ひのはやひこに みことのり なんちくにゑお うつすへしホ6
『さきにたらちを はなきねは ねのくにさほこ しらすへしホ6
『うきはしおゑて とつくへし めはつきしほの のちみかに』ホ7
『つさおへて ねにきてすめる ねすみおは あふらにあけて いとふへしホ8
『なんちやつこと なすへきや なるやといえと ものいわす』ホ8
『つくしのたみすへて ゆひをさむへし わかかわり』ホ8
『はたれねおうつ いさおしや そこにもとゐお ひらくへしホ9
『このうたお みはらにこめて つくるへしホ12
『をはおもてわさ つとむへし めはうちをさめ きぬつつり』ホ13
『うましみやひの ゑいにおれ たゑのことはに もとむへしホ13
『はらあしことは なかるへし はらやめぬまに たえにさとせよ』ホ13
『あまてるくには わかみたま ありとしるへしホ14
『もろひめら まさにしるへし いろのはな ひとたひめてて はやちれは』ホ16
『こもりまた これはかつてか よくしれり われかえるのち くたすへしホ16
『ひとにおけらは かきりなし なかくつちかふ をしゑなすへきホ17
『まさにはつへし あめつちか わるさなせそと さかしこそすれ』ホ17
『なおみさのりの あちはひお ふかくまなひて ここにしるへしホ17
『おのころの もしもうこかは よなおりお おのこおのこと いのるへしホ18
『つねにこころお うへきなり むまはうまれて ものしらす』ホ191
『たとえふとくと やつゐゐの わりあひかかゑ たまふへしホ192
『よそふまにたみ あつまりて ひたととむゆえ てるひこお くたすへきやと』ホ20
『なれとちからと はやふねに ゆきていわふね すすむへしホ20
『なんちうけへし あめのかみ やまさおうみて みかまもり』ホ21
『すえはつくへし ねはつかす はりのねはふゆ うつきすえ すえはつくへしホ21
『やまさのかみと もろともに よよのかまとを まもらしむへしホ22
『たとへなるかみ くにゆるも いつわさなして しつむへしホ22
『なんちゆき しらすへしとて ととほこと さつけたまわる』ホ23
『いさなみいわく あやまたは ひひにちかうへ ころすへしホ23
『これそをさむる たからもの これうつへしと のたまえは』
『きるへきとかは きりつくす おもいのこらし』ホ23
『なんちめかちに とふへしと うすめむねあけ もひほさけ あさわらいゆく』ホ24
『やまうしろ のおほりつちお ここにあけ おおひのやまお うつすへしホ24
『あかめはくちに もとちゑて たいおいけすに まつへしと』ホ25
『としめくるひは もにひとひ そのみはしらに まつるへしホ26
『かもたけすみに みことのり きさきおつまに たまふへしホ27
『もろかみこえと まいらねは さおしかなされ しかるへしホ27
『ことしろぬしか ゑとのこの くしみかたまお こいうけて つきとなすへしホ27
『たけひとは としそゐなれは わかかわり たねこかたすけ をさむへしホ27
『つましなぬしら このみゑな そのをにおさめ まもるへしホ28
『またきさき ひろたにゆきて わかひめと ともにゐこころ まもるへしホ28
『なんちまた かかみのとみは かろからす かみおみやこに ととむへしホ28
『いなむみかさも いまゐせの つかふるかみの ゐますへしホ28
『あのいのち かすかもよわい なかけれは これなつくへしホ28
『なんちいま ひみのほのほお たつへしそ わかみけはみて したにおれ』ホ28
『なおきかかみの ことつけは なおりなかとみ かみたまふ ともにつくへしホ30
『まつりこと なおりなかとみ ものぬしの をやこのとみに まかすへしホ31
『とみにさつけて のくへき またいらふこと いかんそやホ31
『しなかおいちお おほやまと くにたまかみの いはひぬし なさはむけへしホ33
『よみちのいくさ たつへしと すえふかにたつ よものをしゑと』ホ34
『なんちらめくみ ひとしくて つきしることの ゆめすへしホ34
『きさきとみこお たすへしと あれといたさす やつなたか ひせめになせは』ホ35
『なかくしつまり まもるへし とよけのかみと もろともそ』ホ36
『からするは いたましひかな ふるのりも よからぬみちは やむへしそ』ホ37
『みこゐそきねと たりひこと のそむところお もふすへしホ37
『のそむまま ゆみやたまわる あにのみや おとはくらいお つくへしと』ホ37
『はしものお いけるにかえて みささきに うえてためしと なすへしや』ホ37
『あたのさかいに ゆきのそみ まつろはさらは うつへしと』ホ39
『あめみまこ そめしひみつの をんはらひ ひみつのさわり はらふへしホ39
『ことよきににて あたらすそ しかときくへし これとかん』ホ39
『ををんかみ かしまのかみに みことのり ゆきてうつへし そのこたえ』ホ39
『そのあまり ゑたやはつこお やそつつき なおふかきむね ならいうくへしホ39
『ももちこころみ はるかなる おくのかみちえ まさにいるへしホ40
『おのおのみをや まつるへし ほすえさかえる そのみちは みかさふみなり』ミ序
『もしやみちきく こころさし あらはとあけて さつくへしミ1
『こころあり たつねきたらは われあひて そのみちのくお かたるへしミ1
『まさにきくへし ふたかみの あのあわうたに くにおうみ』ミ1
『まもらぬは なきとしるへし このゆえに ふたかみおほす ねこえみち』ミ10
『いやまなる たかきはそひえ おりやせん おりによそうて ゐやまなるへしフいやま
『いのよろの たねはよわきも なかはしら もろもつくみも いよろなるへしフいよろ

 
へす(合す・圧す)」+「し(形容詞語尾)」の合成。
「へす」はここでは「A: 合う・釣合う・適合する」などの意。
終止形以外に接続する場合もある。『なんちうけへし』ほ21文 『なさはむけへし』ほ33文

類語:「へゆ」「へら

 
 

【圧し・(和し)】
合わせ。結び。

『みはのなも さいあいへしと いせのみは うふきにもちゆ もとおりそ』ホ27

 
へす(圧す・和す)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・結ぶ」などの意。

変態:「ひさ(瓢)」「ひし(菱)

  

09/11/28

  

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