ひさ  ヒサ  hisa

  

【久】
離れるさま。間が開くさま。遠いさま。 永遠。永久。

ひさかたの あめかしたしる わかきみの よよにつたはる かんむりは』ホ序
『やまとなる おほものぬしの かみのみき いくひさつくる すきはいくひさホ33

 
ひす(離す・放す)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる」の意。

派生語:「ひさかた(久方)」「ひさし(久し)

 
 

【瓠・匏・瓢】
反り曲がったもの。歪な形のもの。

『くすりには ひとみこまひさ うはなくす つちひとゑはは まめはこそ』ホ192

 
ひす(歪す)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる・反る・曲る・歪む」などの意。

変態:「ひし(菱)」「へし(圧し)
類語:「ひさこ(瓢)

 
 

【膝】
1.継ぎ。連結部分。
2.折れ曲がるもの。

『このうたお みたひになんた おちかかる ひさのあおひは もにしみて』ホ26
『はつひすへらき みゆきして くめたかみやに ひさまくらホ35

 
ひす(圧す/歪す)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・継ぐ・つなぐ」、また「B: 離れる・反る・曲がる」の意。

変態:「ひし(肘)」「ふし(節)

 
 

【日栄】
日の栄え。栄光。

『なかめたかわす こかねさく ひさみるやまと たたゑたまゐき』ホ11

 
ひ(日)」+「さ(栄)

類語:「ひつきのさかゑ(日月の栄え)

 
 

10/06/11

  

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