おる  オル  oru
をる  ヲル  woru

  

【織る・居る・(和る)】
A: 合う/合わす。編む。結う。収(治)まる/収(治)める。綴る。閉じる。在る/現す。

『あかひこくわに ひくいとお なつめかおりて うふきぬの みはた てまつる』ホ4
『おはひめか こゑねのくにに みはおりて たてまつるとき』ホ4
『みなはたおりて みさほたつ』ホ6
『つくしにやれは つ くみおれ たなきねはとる をはちちに めはははにつく』ホ7
『みのらすみその にいなめの かんみはおれは とのけかす』ホ7
『ややしるまこと はたれとは あめにもおらす かみならす』ホ8
『みうちにおれは ををんかみ をしてたまわる かつてかみ』ホ10
『めはよにすめる ところゑす うましみやひの ゑいにおれホ13
『みさほおたてよ ゐものみは をせのおなかに おることく なせはみ さほそ』ホ13
『たのしくおらは かすかまた ういおしれるや あめにうけ あめにか えるそ』ホ13
『よつきのはたお をらんとて ひなくるかすの よつきこお』ホ14
『たちからを みそむつきます さるたひこ そむとしおれと これはま れ』ホ16
『けふのほそぬの おりもつて よそやそなわる みはらおひ』ホ16
『みかつちも よろこひけふの ぬのおらん いわくはふたゑ あらざる か』ホ16
『ひたかみに つくれはきみも よろこひて けふのほそぬの おらしむ る』ホ16
『そらとはす はにふみおれは こたえしる かせはにかみの まもるゆ え』ホ17
『そらかみのれと すめらかみ つけなておらは おやおやや あらこき きてん』ホ17
『きみあやからは われおらす あかねほのほに つみすとも』ホ20
『あしはらに おのころおゑて ここにおり やひろのとのと なかはし ら』ホ23
『めをふみわけて かひなくる をさめくらせて ゆふぬのも きぬもをるな り』ホ23
『なつはぬさ うみてぬのをり ふゆはゆき よりてゆふをりホ23
『あめのりお たみひとくみか みたれても をさめくらねは はたおれす』ホ23
『おとたまかわの しらすなに ひるねしておる ちまたかみ』ホ24
『さめてかくする なにゆえや いわくみまこの みゆきさき かくおるは たそ』ホ24
『あやにはおとめ おるにしき おおなめまつる みははこれ』ホ24
『ここりひめ あやにおりなす  とりたすき あめにささけて』ホ24
『あさひめに こかひきぬおる たちぬひの みちをしゆれは』ホ24
『とよたまの あゐみやいりと よろこひて あやにうつさせ おるにし き』ホ26
『にしきのあやお をることく よこへつうちに たておわけ』ホ27
『なんちおは あおかきやまに すませんと みやつくりして そこにおれホ27
『なんちかつくる やにおれと つるきよゆみと せめられて』ホ29
『ちまたにあたの みちおれは しいねつひこか いのりいふ』ホ29
『ゐつつひこ とみにいわくは このくにの きみはわれなり ここにおれホ34
『よりてはりまの いてさむら あわちししあわ ままにおれホ35
『まちおれと よらてゆきます ちちくやみ いままたきます きみのか み』ホ40
『くるえとあらは うかかはん かれにみかきお まもりおるホ40
『みかさやに あまのこやねの とくふみは たてにぬきおる まつりこ と』ミ1
『よろはたの むねみなもとは よかみとち よろはぬふかつ はたはをるミ1
『みなをりつつり みさほたつ これおこよみの うりふつき』ミ4
『ものおれは ほこのひひきお おそれみて よそかおいわす みすきかすおれフもおれ

 
変態:「ある(在る・生る)」「あむ(編 む)」「うむ(績む)」「ほる(惚る)」「よる(寄る)」「ゐる(居る)」
派生語:「なおる(直る)」「こ ほる(凍る)」「そろり(添居り)」「お りあい(居り合い)

  
 

【折る】
B: 離れる/離す。分れる/分ける。放つ。払う。発す。そる/そらす。曲る/曲げる。

『とこみきに はやこおめせは そのゆめに とつかのつるき おれみ きた』ホ7
『つなゆるけれは まえあしお おりてたおるそ』ホ191
『むめにこしゑて このみあえ あめのしるしと お りかさしホ24
おりあわせめに  けりもあり きみとわれとは つつきけり』ホ39

 
変態:「ある(散る)」「いる (射る)」「える(彫る)」「のる(宣る)」「ほる(放る)」「もる (漏る)」「よる(撚る)」
派生語:「おろち(愚霊)」「く もる(曇る)」「たおる(倒る)」「お りあわす(折り合わす)」「おりかえ(折返)

 
 

【折る・(往る・復る・振る・揺る)】
C: 回る/回す。行き来する/させる。還る/還す。戻る/戻す。

『わかひかる はらみつにしき あつたかみ もとつしまは に おれるかひかわ』ホ40
『すのおれは けかれおとかむ みのやみも ほつまにあくる にけやお それん』フ すおれ

 
変態:「うる(売る)」「ふ る(振る)」「ゆる(揺る)」「よ る(揺る)
派生語:「おろおろ」「おり(折)」「もと おり(回・廻)

 
 

【(上る・熟る・秀る・央る)】
D: 正の方向に離れる/離す。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」

『へのおれは まつりみたるる うはなりに  よこしとつれは たみもおそれよ』フ へおれ
『をのおれは くもるかかみも あからさま おれすはね すみ なこやかむらん』フ をおれ

 
変態:「ある(荒る)」「いる (炒る)」「うる(熟る)」「え る(選る)」「もる(盛る)」「よ る(選る)
派生語:「あおる(煽る)

 
 

【下る・愚る・折る・(劣る・穢る・滅る)】
E: 負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」

『せおりつひめの みやひには きみもきさはし ふ みおりて』ホ6
『こまよりおりて そさのをの ておひきおこす しむのより』ホ9
『きみここのゑの しとねおり むゑにききます みことのり』ホ11
『ははやおそえて たまふのみ をしかむしろお おりにけり』ホ11
『よのひつき みこおしひとに ゆつりまし あめよりいせに お りいます』ホ192
『にしのみやより やましろに いたりてとえと ひめはいま おりての ほらす』ホ26
『かれかすか おくりてのちは つとめおり みかさやしろの たまかえ し』ホ28
『なんちいま ひみのほのほお たつへしそ わかみけはみて したにおれホ28
『くしみかたまは しとねふゑ ひのをみうたふ みやことり みゑおりて きく』ホ30
『ひめあほきはち つ きおるに はしにみほとお つきまかる』ホ34
『いやまなる たかきはそひえ おりやせん おりによそうて ゐやまな るへし』フ いやま
『ものおれは ほこのひひきお おそれみて よそかおいわす みすきか すおれ』フ もおれ

 
変態:「ある(粗る)」「う む(倦む)」「おむ(怖む)」「ほ る(恍る)」「おゆ(瘁ゆ)
派生語:「おろち(愚霊)」「おろか(愚 か)」「くもる(曇る)」「た おる(倒る)

  

10/08/22

  

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