【(御往き/巡幸)・御幸・行幸】
1.君や神の巡り。
2.巡ってめぐらすこと。(日月のように巡って天が下を)和し恵むこと。巡幸
『あるかたち つくるいさわの ををんかみ あまのまなゐに みゆきあと』ホ1 『われもみゆきの ふねにあり かせはけしくて なみたつお』ホ1 『めすてくるまお ひたかみゑ みゆきのきみは やふさこし』ホ4 『つくしにみゆき たちはなお うゑてとこよの みちなれは』ホ5 『みやつより はやきしとへは あまひかみ いそきまなゐに みゆきなる』ホ6 『あるひたかまの みゆきあと もちこはやこお うちにめす』ホ7 『もろかみは たかまにはかり みゆきとそ ねかゑはかみの みゆきなる』ホ8 『きみいふきとに しつめしむ いふきとぬしは みゆきこし』ホ8 『あめつちも のとけきときに あまてらす かみのみゆきの ふたみかた』ホ15 『ちちみかと やふさくるまの みゆきなす かみもけかれの あるやらん』ホ15 『あめはれて のとかにみゆき あそひます』ホ18 『みつほまなゐに のりみゆき しはしはまつり きこしめす』ホ192 『としへてのちに ににきねの みゆきほつまの にはりなる』ホ192 『かすかもろとも のりそひて みまこのみゆき まもりゆく』ホ21 『さめてかくする なにゆえや いわくみまこの みゆきさき かくおるはたそ』ホ24 『こたえいふ かみのみまこの みゆきなす うかわかりやに みあえして』ホ24 『こやねして にはりにととめ かつてして うみへおのほる みゆきふれ』ホ24 『しかるのち さきのみゆきの いせきみな みこころそえて にいたなす』ホ25 『みことのり さたまるうえは よろとしお いはひてのちの みゆきこふ』ホ26 『ひめははち おちいりいわす みほつひめ みゆきおくりて ここにあり』ホ26 『かといておくり みゆきなす きみえををきみ のこしこと』ホ26 『すへらをみこは をにふより みつほにみゆき まみゑすむ』ホ27 『ははにこわれて をしかすつ かれにつくしの みゆきこふ』ホ27 『あまきみは つくしにみゆき むろつより おかめにめして うとのはま』ホ27 『さきにをしての こたえつら きみすみやかに みゆきなせ』ホ29 『まつりみゆきの やすたれに かぬかわみみの みこうみて いみなやすきね』ホ31 『さきにさゆりの はなみとて きみのみゆきは さゆかわに ひとよいねます』ホ31 『わきかみの ほほまのおかに みゆきして めくりのそめは』ホ31 『つくしより みゆきおこえは みかわりと なおりなかとみ くたらしむ』ホ31 『すみえにみゆき みるおみて うちのうむみこ かゑしねの いみなみるひと』ホ31 『そひやよひ もちにまたうむ ととひめは とみにみゆきや』ホ32 『けたしきわめて よるなりと あさひのはらに みゆきして』ホ33 『おおたたねこお ちぬすえに ありとつくれは きみやそと ちぬにみゆきし』ホ33 『そのあちうまし しはすやか かみまつらせて みゆきなる』ホ33 『そのみきうまし しはすやか たたねこやりて みゆきなる』ホ33 『みつかきの ゐそやほはつき みゆきして けゐおおかみに もふてます』ホ34 『はつひすへらき みゆきして くめたかみやに ひさまくら』ホ35 『かもにみゆきの みちつくり さらにうちはし つくりきの きつはかりはし』ホ37 『しはすそか すからふしみに みおくりの たひもかかやく かみのみゆきそ』ホ37 『みゆきやめ おしまことのこ うましたけ ゐこころやりて まつらしむ』ホ38 『みゆきして みのたかきたの たかよりの ここりのみやに かりいます』ホ38 『ひうかみゆきに かみなかか をたねおしもめ うむこのな ひうかそつひこ』ホ38 『もろくれは ふつくころしつ みゆきして とよのなかおに かりみやこ』ホ38 『をさはやみつめ みゆききき みつからむかえ もふさくは』ホ38 『こゆかたの にものにみゆき きおのそみ むかしおほして のたまふは』ホ38 『そややよひ みやこかえりの みゆきかり いたるひなもり いわせかわ』ホ38 『ひとりみゆきの やまとたけ しなのきそちは やまたかく』ホ39 『をおんかみ おりのみゆきに ききませは こきみもみこと みちひこも』ミ6 |
[1]
「み(御・上・神)」+「ゆき(往き・行き・逝き)」
[2]
「みゆく」の名詞化。
「みゆく」は「みゆ(回ゆ・巡ゆ)」と同義語「ゆく(往く)」の合成。
ここでは「C:
回る/回す・めぐる/めぐらす・分配する」などの意。
『天が下 和して恵る 日月こそ 晴れて明るき 民の父母なり』7文 『また八重垣は 西(右)に預け 争み あらば 能く平けて 恵み和せと』11文 こうあるように「和つ日月の君が地を巡る」場合には、常に「天が下を和して恵む」という日・月の機能を伴う。 |
類語:「みめくり」「めくり」「みかり」「おのころ」「はこね(運廻)」
関連語:「やわしてめくる(和して恵る)」「のりめくる(和り恵る)」「おのこる(和恵る)」「あまてらす(和照らす)」
派生語:「みゆきこし(御幸輿)」
【(御往き・神逝)】
君や神の巡り。
『みゆきのみこし まなゐにて あまてるかみは うちつみや とよけはとみや』ホ28 『みゆきことなり そののちに みもすそとえは さるたひこ』ホ28 『たたねこいはふ さをしかと むらしかふとの みこたちお みゆきのそなえ』ホ40 『いわひさをしか とみそふり つきみゆきもり もろつかひ みなおくりゆく』ホ40 |
「みゆく」の名詞化。
「みゆく」は「みゆ(回ゆ・巡ゆ)」と同義語「ゆく(往く・逝く)」の合成。
ここでは「C:
回る・還る・帰還する」などの意。
類語:「みおくり(回送り)」「おくり(送り)」「かみあかり(神上がり)」「かみとなる(神となる)」「かみさる(神更る)」「かみゆく(神往く)」「あめにかえる(天に還る)」「あにかえる(天に還る)」「あにあかる(天に上る)」「もとにかえる(元に還る)」
【(氷雪・冷雪・雪)・み雪】
負の方向に離れるさま。冷たいさま/もの。 =ゆき(雪)
『こそよりつつき あめはれて むつきすえやか みゆきふり』ホ39 |
「みゆく」の名詞化。
「みゆく」は「みゆ(惨ゆ)」と同義語「ゆく(賤く)」の合成。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
「みゆき(御幸)」にかけて「吉祥の物実」としているようにも感じる。
変態:「ゐゆき(冷雪)」「ひゃっこい」
類語:「ゆき(雪)」「つらら(氷)」「ひ(氷)」「ひふ(雹)」「ひゆ(冷ゆ)」「ひや(冷)」「ひえ(冷)」
11/03/04
【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】