めす  メス  mesu

  

【召す・見す・看す・(愛す)】
A:  合わす。結う。寄す。呼ぶ。乗る。収(治)める。(心身を)合わす。

『いまめさるれは そのめくみ あめにかえりの もふてもの』ホ序
めすてくるまお ひたかみゑ みゆきのきみは やふさこし』ホ4
『さきにすてたる ひるこひめ ふたたひめされ』ホ5
『みはたより さおしかにめす かんさひと こくみははこと』ホ7
『ねのくにの しらひとおめす たかまにて かなさきとわく』ホ7
『ゑとやすめとて うちみやの とよひめめせは ねのつほね さかりなけけは』ホ7
『あるひたかまの みゆきあと もちこはやこお うちにめすホ7
『とこみきに はやこおめせは そのゆめに とつかのつるき おれみきた』ホ7
『みなめして ちおそそくとき きくみたり すくにきつねの かけあれは』ホ8
『したてるひめは ふたあおめ めしてたのしむ やくもうち』ホ9
『なけけはみうち もろめして まふつのかかみ うつさるる』
『くろきははなの くろにめす おなしこころに あいもとむ』
ホ16
『てれはめすとも いくたひも おそれてのちは うらみなし つつしみはこれ』ホ16
『はやちれは ちりとすてられ よそのはな めすときはその はなさかり』ホ16
『このみはめして あさことに あめつちまつり たらちねに つかふみこころ』ホ16
『きみめすおそれ たたされて かるるかなしさ』ホ17
『のりのりめせは をはしりか わさおうけたる たかひこね』ホ192
『ほのあかり まうらおめして うらとえは まうらふとまに あきにとる』ホ20
『みちさまたけは めしとりて たたしあかして つみおうつ』ホ23
『さほこのくにの ますひとか みちおみたれは これおめすホ23
『みかりのをとも こふゆえに むらくもめして みことのり』ホ24
『こゑのねのくに あちはせか みねこしささく これにめしホ24
『みかしはささく あしつひめ ひとよめされて ちきりこむ』ホ24
めせはもうさく いもとさえ わかいつくしの あねありと』ホ24
『あねいわなかお めせはその かたちするとく みめあしく』ホ24
『やよろとしへて ひたかみの きみよりめせは もろともに』ホ24
『けふさりて とよまとかめの はつせひめ つまとめさるる』ホ24
『ときにはて もろあまめして これおとふ ひきめはひかん あらこあみ』ホ25
『むかしははきみ あまきみに ひとよちきりて のちにめすホ25
『きみめしあけて うちきさき ここにもむよろ としおへて』ホ25
『もろとみめして みことのり むかしにはりの みやたてて』ホ26
『ちちめすときは さはかなり われはおおわに ひめはかも あとにおくれと』ホ26
『おとたまお ささけとあれは もろともに のほりもふせは いもとめすホ26
『しはしはめせと とよたまは みつやおいてす あくるとし』ホ26
『かくやまをきみ ははとめし こはめせとこす ふとたまの』ホ27
『としへてをさむ あめひつき ゆつらんために みこおめすホ27
『わけつちかみお つねまつる めせはまつりの かくるゆえなり』ホ27
『みことのり やまくいおして めすときに ははこのほれは』ホ27
『これのさき はらのおしくも めしのほす おととひたちは わかきゆえ』ホ27
『あまきみは つくしにみゆき むろつより おかめにめして うとのはま』ホ27
『やもかみお めしてわれよお いなまんと さるたにあなお ほらしむる』ホ28
『こたえてむかし ふたおろち ひめにうまれて きみめせは』ホ28
『このゆえに みまこにめされ まめなせは ついにかかみの とみとなる』ホ28
『うかぬしめせは あにはこす おとはもうてて つけもふす』ホ29
『ねつきゆみはり しきひこお ききすにめせと あにはこす』ホ29
『おとかやにゆき きみめすそ いさわいさわと からすなく』ホ29
『むつきそひかは あかためし みきおたまはる はしめなるかな』ホ30
『くめかこの いすきよりひめ おしもめに めせはきさきに とかめられ』ホ31
『みけすすむれは すめらきは これおめさんと つけのみうたに』ホ31
『これにめし つほねにあるお たきしみこ ふかくこかれて ちちにこふ』ホ31
『うねひねの さゆのはなみと みあえして むろやにめせは』ホ31
『ふそゐはる いつもはつそひ あかためし みなものたまひ みことのり』ホ32
『めのいかしこめ かしはてに めすうちきさき ことしそよ』ホ32
『これのさき きみめすときに おみけぬし いさめもふさく』ホ32
『またこたえ あにつきひとつ はははつき しもめはほしよ これおめすホ32
めすうちめ かつきたるみか たかひめか さのもちにうむ はらつわけ』ホ32
『おおひこのめの ことしそひ めしてきさきの みまきひめ』ホ33
『かれつのか めしてつかえは まめありて ゐとせにたまふ なはみまな』ホ34
『みほはもろすけ とみにめす むかしひほこか みやけもの』ホ35
『ちかかたにある やつなたお めしてさほひこ うたしむる』ホ35
『もうさくのみの すくねなり なかおいちして これおめすホ35
『そゐとしの きさらきもちに めすたには みちのうしのめ』ホ36
『きさきひはすの みおくりは もろとみめして みことのり』ホ37
『いつものはしへ ももめして はにてこおよひ くさくさの かたちつくりて』ホ37
『のちにひらけは これうせぬ きよひこめして もしゆくや』ホ37
『いけすのそめは さしのそく おとひめとめて きみめしつ』ホ38
『きみにもふさく やつかれは とつきこのます みあらかに めすもよからす』ホ38
『きさひのみやに めさるとも みさほならんか きみゆるし あねひめおめすホ38
『ひそかにめしつ ととまりて かえことなさす ことしそひ たけはやたなり』ホ38
『ひきてもの ひきてあさはき めしよせて これにひかせて もろくれは』ホ38
『ともからの ちからつよきお あつめおく あなかちめさは いくさせん』ホ38
『おもきひきてに めしいれて ひまおうかかひ とりこにす』ホ38
『きぬにあさむく ふたむすめ めしてみもとに めくみなす』ホ38
『くまのかた おさくまつひこ ゑとおめす ゑひこはくれと おとはこす』ホ38
『ふそかあしきた こしまにて ひてりにあつく みつおめすホ38
『かつらきみやと つかわして めせはおとひこ いしうらの』ホ38
『きみのことくの ものあらす やつこかささく なおめすや』ホ38
『ときにおほうす わななきて のにかくるるお よひめして きみせめいわく』ホ39
『よろやから たけのみなとに こはむとき たけひおやりて これおめすホ39
『たけひのいわく かみのみこ なんちおめせと まつろはす かれにうつなり』ホ39
『くにつこゐたり かみのみち しいてもふせは めしつれて いたるにはりえ』ホ39
『きみそりにめし ゆきいたる さかむのたちに いりませは』ホ39
『こはそもなんの わさはひそ ゆくりもなくて あからめすホ40
『わかたりひこと たけうちと うちにまいらす かれめして とえはもふさく』ホ40

  ●他の動詞の連用形に付いて尊敬の意を付す。 =ます

『さをしかやつの をんみみに きこしめさるる あさまつり』ホ序
『ををんかみ しろしめされは あまてらす』ホ7

 
変態:「ます(在す・坐す)」「めつ(愛つ)」「よす(寄す)」「をす(食す)」「ふす(付す)」「むす(生す)
派生語:「めさる(召さる)」「しめす(示す/湿す)」「めし(召し・飯)」「つるめそ(弦召)

 
 

【(回す・廻す)】
C: 回る/回す。行き来する/させる。

変態:「みす(回す)」「ます(回す)」「もつ(戻つ)」「ゆす(揺す)」「いす(揺す)」「おつ(復つ・変若つ)」「わつ(渡つ)
派生語:「ためす(試す)

 
 

【滅す】
E: 負の方向に離れる/離す。「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」

変態:「まつ(拙づ・貧づ)」「みつ(惨づ)」「もす(没す・歿す)

  

09/12/02

  

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