【底・(害・損)】
負の方向に離れるさま。そこない。損害。ダメージ。
『そこつつを つきなかつつを うわつつを これかなさきに まつらしむ』ホ5 『そことなか かみわたつみの みかみうむ これむなかたに まつらしむ』ホ5 『はるかまと こたそこにあり さおむきて きまくらにふせ』ホ21 『はるはかま こたそこにあれ なつはかと みたそこにあれ』ホ22 『たかくらしたか ゆめさめて くらおひらけは そこいたに たちたるつるき』ホ29 『もちまてに そこにふきたつ はつひかせ これかみかたち』ミ7 『みなそこにふす めのなさけ これかみかたち』ミ7 『かみなつき うめしりそけて しくれなす ややそこにみち をおつくす』ミ7 |
「そく(退く)」の名詞化。これは「さく(下ぐ)」「しく(敷く)」の変態。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」などの意。
変態:「とこ(床)」「しこ(四股)」「しき(敷き)」「さこ(谷・迫)」「すこ(少)」
類語:「した(下)」「しも(下)」「すえ(末)」「つち(土・地)」「くに(国)」「はに(埴)」「は(地)」「わ(地)」
【其所・其処】
近い所。直ぐの所。
『はたれねおうつ いさおしや そこにもとゐお ひらくへし』ホ9 『かはれとよその おさなこも なしめはそこの ふりとなる』ホ17 『なんちおは あおかきやまに すませんと みやつくりして そこにおれ』ホ27 『さるたひこ たたらなすおは みにいたり そこてひめうむ』ホ28 『そこここに なすみささきの しらとりも つひにくもゐに とひあかる』ホ40 |
「そく(添く・直ぐ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・寄る・近づく・添う」などの意。
また「そ(其)」+「こ(処)」
【十九】
19。
『つつうたむかし さゆりひめ としそこのとき たきしみこ したひこふゆえ』ホ39 『まめもみさほも あらわせり かれそこもつす ものもつす つつきうたなり』ホ39 |
【(直)】
反り・偏り・曲りのないさま。直ぐなさま。一筋なさま。
『まめもみさほも あらわせり かれそこもつす ものもつす つつきうたなり』ホ39 |
「そく(直ぐ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・添う・沿う・直ぐである」などの意。
変態:「さか(直)」「しか(直)」「しき(直)」「すか(直)」「すき(直・杉)」「すく(直)」「そく(即)」「すこ(健)」
類語:「みさほ(操)」「なお(直)」「すなお(素直)」
【(優・幸)】
正の方向に離れるさま。日が熟し至る方向。西。
『やまとうらやす こゑねくに やまとひたかみ そこちたる しわかみほつま』ホ31 |
「そく(優く・幸く)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「熟れる・優れる・至る」などの意。
10/06/23
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