まて  マテ  mate

  

【真手・(両手・両方・左右・右左)】
1.匹敵。対。 そば。近く。
2.両手。両方。左右。 陽陰。表裏。

『むかつひめより このうたお みそめおまてに たたつませ』ホ1
『ますかかみ まてにひるつき なつらえて』ホ4
『いふきぬし くまのくすひと まてにあり しろくろこまに もろそひて』ホ8
『なかほとお きつなにそえて くつはみの はにゆふはしお まてにもつ』ホ192
まてのはに ゆひてなかもつ あかたえと ぬきまおかぬる てるたゑや』ホ192
『このときに としのりかみの まてにある おおとしかみと はにやすめ』ホ22
『しかれと まてのいきかれお しらすをしえん しかときけ』ホ23
『かたちはやたみ くひはきみ かかみとつるき まてのはね もののへはあし』ホ30
『たねこくしたま まてにあり みけなへまつり もふすをみ』ホ30
『きみとけす まてにとふいま わらんへか かまはたはなに』ホ37
『おもてよつらね まめみさほ まてにかよはす うらよつれ』ホ39
まてにはへりて たすけしに ほつまおうたす ひとなきお』ホ40
『きひはりま ゑとのたけひこ よはきしお まてにならひて』ホ40
『もちまてに そこにふきたつ はつひかせ これかみかたち』ミ7
『かたちけた あのまてのいの なかにたつ くにたしなるる かみかたち』ミ7
『かたちはくにの なかはしら まてにととなふ ともとかみ』
ミ9

 ●左右の臣。羽の臣鏡臣剣臣

『あまのこやねと ものぬしと まてにはへりて みちものへ』ホ27
『おしくもと くしみかたまと まてにあり たねこはみこの おおんもり』ホ27

 
まつ(和つ)」の名詞形。
ここでは「A: 合う/合わす・匹敵する・対になる」などの意。
また「まつ(和つ)」+「て(方・手)」の合成。

変態:「また(又・股)」「ます(マス鏡)

  
  

【(詣で)】
D: 正の方向に離れる/離すこと。「上る・高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」こと
  ●参ること。参上。上位者のもとへ上ること。

『ものぬしひとり ひたかみの いせきなしなし ひすみまてホ24

 
まつ(詣つ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・登る・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。

変態:「もふて(詣で)
類語:「まいり(参り)」

  
 

【(詣て・全て)・迄】
1.達して。至りて。完了して。〜してしまって。
2.達するさま。至るさま。極まり。完了。

『みこまこひこの すえまても あまてらします ををんかみ』ホ序
『かれをはとのそ めはまえと やもつつきまてホ2
『みなみあわそさ きたはねの やまとほそほこ ちたるまてホ2
『あわなきは ねのしらやまと ちたるまて のりもとほれは』ホ2
『あまつきみ ひよりとまてお つくすゆゑ ひとにのります』ホ4
『きらはみのほに なやまんそ ひとなるまては たすけおき』ホ8
『しかれとほひは くにかみに へつらいこひて まとせまて かえことあらて』ホ10
『やとせふるまて かえらねは ななしのききす といくたす』ホ10
『ひとのみと なりてはらめと なかゐして こそむつきまて くるしむる』ホ14
『みそひより みそみかまても みかのうち ひにそこもとり』ホ16
『いたむこと あらはひふみよ ゐむなやこ とまてかそえて』ホ20
『みやつくり ふきいらかまて みななりて みまこににきね つくはより』ホ21
『そのかまて あれはあれおさ くみおよひ そうちはしかる』ホ23
『まめなせと くにさかいまて おくりてそ なこりあるなり』ホ24
『いささわけより みつほまて みかえりあれは あまきみも とみもよろこふ』ホ26
『これのさき かもたけすみと いそよりと そみすすまても こなきゆえ』ホ27
『おとあしなつか めおこゑは ななひめまては かみくらふ』ホ28
『ひかりかさぬる としのかす ももなそこよろ ふちよもも なそほへるまてホ29
『ひとりわかれて みたりめの わにひこまてか みわのかみ』ホ31
『わかみやかみに つかえんと もはひとほまて みあえなす いきますことく』ホ31
『みこのもは よそやにぬきて とみととむ むとせたつまて みあえなす』ホ32
『つくしむけんと むとせまて たかやのみやに おわします』ホ38
『そのときくにお たまわりて そよのはつこの われまては よそのたうけす』ホ39
『よなかまて かくむよいたり はらみやの おほまのとのに みこします』ホ40
『そたてあくまて かなさきの つねのをしゑは みことのり』ミ1
『そとはたかまの はらまわり ももよろとめち ほしまては そゐやちとめち』ミ6
『むねはたかまの はらまても ちきたかしりて さわりなし』ミ8
『しもはちひろの いしすえの はしらはちたひ ねつくまてミ8
『あのねせは ことしろぬしか みほのつり ちちかすすかの みそきなすまてフあねせ

 
まつ(詣つ・全つ)」の連用形。またその名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・登る・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。またそのまま名詞化。

変態:「もふて(詣で)
関連語:「〜やっちまった」「〜やってもうた

  

09/09/22

  

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