トツギ

→ 語義
  

嫁ぎ。婚ぎ。鳥告ぎ。

1.合うこと。添うこと。付くこと。結合。
2.凸と凹(突と没)を合わすこと。性交。

その作法を鳥(鶺鴒)が告ぐということから「鳥告ぎ」と説明されている。
  

『またある日 雄鳥装ふ 雌が知りて 合ひ交われば よりぞ 鳥に告げしむ とつぎ法』3文
床酒は先ず 女が飲みて 後 男に進む 床入の 女は言 挙げず 男の装い 女が知りとつぐ4文
『舌露を 吸えば互いに 打ち融けて 玉島川の 内宮に 宿る子種の とつぎ法4文
『男は父に得て 地を抱け 女は母に得て 天と結ねよ うきはしを得て とつぐべし』7文
昔 母 真猿にとつぎ 代々を経て 皆 猿如く』8文
『昔 ウヒチニ 雛が岳 モモとつぎて 初三日に 寒川 浴びる ソサノヲは 氷川に浴びる』13文
『女は名無し 家にとつげば 背の名に "誰が内室" と カル君も 乱れ 許せば "誰 内ぞ"』13文
オキツヒコ 再びとつぎ 睦じく 妹背の道を 守りつつ 諸国 巡り』13文
『我が上は 日・月のを 下す故 代嗣 生まんと 思ふ時 目の垢 濯ぎ 朝日 祈り』14文
『目より月日の を得て とつげば陽の 潤波 玉島川の 妹が霊と 孕む精髄14文
朝日を受けて 暖まる 時にとつげば 子を孕み イキス・声・見目 備え生む』14文
『空・風・火と 水・埴の  五つ交わりて となる 後は妹背 とつぎ生む』16文
『男は地に向ひ とつぐ時 カリの精波 髄油 女は天に向い 交りの 適の和霊 熟ぎ(好適の和霊が) 迸たなす』16文
『下りて共に とつぎして 御柱 回り アワ歌を 詠みて オノコロ 万物を 生みしは』18文
『久方の 天照る神の 発つ代に 日夜見の採りの 中を告ぐる 東・西・央 適の とつぎして 年宣り神の 生れませる』22文
『汝は酒に 若やぎつ 酒肴に賜ふ 乙下ぞ 七十七の男に 二十女と とつぎて 男女を生む』31文
『僕は とつぎ好まず 御殿に 召すも好からず』38文

  

  

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