弟橘姫。
タジマモリとハナタチバナ姫の娘。タジマモリの死後、オシヤマが養父となる。
ヲトタチバナ姫の名は、ヤマトヲシロワケ(景行天皇)より賜わる。
ヤマトタケの典侍妻。ワカタケヒコ、イナリワケ、アシカミカマミ、タケコカヒ、イキナガタワケ、ヰソメヒコ、イガヒコの七男子を儲ける。
ヤマトタケの東征に先駆け、ホズミテシ(穂積オシヤマ)
とサクラネマシ(桜根左近)
と共に、サカムの小野の城
(祖父・橘モトヒコの城) に遣わされる。
大磯から上総に向かう船中、暴風を沈めようと海に入る。
ヒラナギ─キヨヒコ─タジマモリ ┃───────オトタチバナ姫 ┃ : タチバナモトヒコ──ハナタチバナ姫 ↓ ┃─────オトタチバナ姫 オシヤマ ┃ ┃ オウス
ヤマトヲシロワケ─┐ (景行天皇)├───オウス(ヤマトタケ) ┌ (1)イナヨリワケ イナヒヲイラツ姫─┘ ┃ ├ (2)タリナカヒコ(仲哀天皇) ┃ ├ (3)ヌノオリ姫 オオタンヤワケ──────フタヂイリ姫[妻]─────┴ (4)ワカタケ ┃ キビタケヒコ───────アナトタケ姫[内妻]────┬ (5)タケミコ ┃ └ (6)トキワケ ┃ オシヤマ─────────オトタチバナ姫[典侍妻]──┬ (7)ワカタケヒコ ┃ ├ (8)イナリワケ ┃ ├ (9)アシカミカマミ ┃ ├(10)タケコカヒ ┃ ├(11)イキナガタワケ ┃ ├(12)ヰソメヒコ ┃ └(13)イカヒコ ┃ オハリ連─────────ミヤズ姫[後の妻]─────┬(14)タケダ └(15)サエキ
神奈川県二宮町山西吾妻山、吾妻
(アヅマ) 神社
群馬県吾妻郡中之条町横尾、吾妻 (アガツマ) 神社
千葉県茂原市本納、橘樹
(タチバナ) 神社
静岡県静岡市清水区山切字宮平、久佐奈岐
(クサナギ) 神社
『ハナタチバナが 五月末 夜半に生む子に 御言宣 "昔の人の 緒を留む ヲトタチバナ"
と 名を賜ひ』37文
『似たる姿の オシヤマに とつぐ母子も 御恵み 深き縁りの 試しなるかな』37文
『タチハナ姫と ホツミテシ サクラネマシを 先に遣り 軍下れば ヒタカミが 招くモトヒコ 頷かず』39文
『みな逃げ散れば 閧を上げ 迎ひ入る時 オト姫は 君の手を取り 安んぜて』39文
『"僕 始め 各々が まさに焼けんを 祈りまし
いま幸ひに 拝む" とて 喜び涙 袖 浸す』39文
『時 ヤマトタケ 皇軍を 上総へ渡す 軍船
漂ふ風を 静めんと オトタチバナは 舳に上り 天地祈り』39文
『"我が君の 稜威をヤマトに 立てんとす 我
君のため 竜となり 船 守らん"
と 海に入る』39文
『マチカ・テチカの 臣二人 ヲトタチハナの 櫛と帯 得れば嘆きて 姫のため 連り天引の 祭なす』39文
『これソサノヲの オロチをば 連りヤスカタ 神となし ハヤスヒ姫も アシナヅチ 七姫
祭る 例し以て』39文
『形見をここに 塚となし 名も吾妻守[東守] 大磯に 社を建てて 神祭』39文
『碓氷の坂に ヤマトタケ 別れし姫を 思ひつつ 東南を望みて 思ひ遣り 形見の歌見 取り出だし見て』
『"真々し 相模の小野に 燃ゆる日の 火中に立ちて 訪ひし君はも"』39文
『これ三度 吾妻あわやと 嘆きます "吾妻"
の基や』39文
『オシヤマが オトタチバナを 典侍妻に ワカタケヒコと イナリワケ』40文
『アシカミカマミ タケコガヒ イキナガタワケ ヰソメヒコ イガヒコら生む』40文
『東方へ 行けば相模に 御饗なす マシ・テシ拝み 泣き曰く "姫
滅ぼして まみえ得ず"』40文
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