なか  ナカ  naka

  

【(和)・中・仲・半】
1.和合。合わせ。結び。収まり/収め。治まり/治め。調和。調え。直り/直し。

 ●収まる部分。あい・あいだ(間)。中位。内の側。

『かみそのなかに あれまして くにとこたちの とこよくに』ホ2
『かんかみれとも かんまこの ちゐもうしある そのなかに』ホ4
『なかかわにうむ そこつつを つきなかつつを うわつつを』ホ5
『そことなか かみわたつみの みかみうむ これむなかたに まつらしむ』ホ5
『そのなかひとり すなおなる せおりつひめの みやひには』ホ6
『そのなかに たおやめあれは これおとふ まかたちこたふ』ホ7
なかつゑに まふつのかかみ しもにきて かけゐのらんと』ホ7
『あめのめくりの むしはみお みるまさかにの なかこりて』ホ7
なかはやましろ はなやまの おとはひかしの あすかのへ』ホ8
『そひらにしける まつかやの なかにやまたの おろちゐて』ホ9
『あまてるかみの のりおゑて もろかみのうつ はたれなかホ12
『をにみつありて もゆるほの なかのくらきは ほのみつよ』ホ13
『をはきよく かろくめくりて あまとなり めはなかにこり くにとなる』ホ14
『すえはみそふの たみめひこ もとなかすえの みくらあり』ホ14
『あらはにつとめ うらやすむ なかにひとりは うらなくて』ホ17
なかくほの こみそにゆきて あふみにて そのたれかわお うちあおつ』ホ191
『まてのはに ゆひてなかもつ あかたえと ぬきまおかぬる てるたゑや』ホ192
『これにより あゑよりやゑの なかゐつか もりおはなれて あそひゆけ』ホ21
『あまてらします ををんかみ ほきたてまつる のとなかに』ホ22
『そのなかに よこきくものは おのかみに あわねはみちお さかにゆく』ホ23
なかにひとりは ひいてたり やひはするとく みつおわる』ホ23
『めくりにしはの かきなして ははこちかひて なかにあり』ホ24
『すけもとめ うちめいそより しいおりの なかにいそより しるひとそ』ホ27
『すへいれて もものをしての なかにあり あやしけけれは あちみえす』ホ27
『しのはらは ははとはらめる やのつほね うちめはなかの くらいなり』ホ27
『はやかりおさめ もなかゆえ ともにもにいり みこしなし』ホ28
『なはゑわか たけひこのなか ひこさしま とわかたけひこ』ホ32
『わかくにきねに みはえあり かみなかしもの くにひろく』ホ34
よのなかに ものおもふひとの ありといふは われおたのまぬ ひとにそありける』ホ37
『やまあらし かたましものや ちまたかみ なかにゑみしら めをませて』ホ39
『たけひほほゑみ これなんち ゐなかにすんて さわおみす』ホ39
『さねさねし さかむのおのに もゆるひの ほなかにたちて とひしきみはも』ホ39
『つかさのかみは くにをさむ なかにはしめる しもはたす』ミ1
なかのくたより はこふいき くるまのうてき ここのわの ひひきてめくる』ミ6
『わのなかに みひかりのあし なかにみつ これかみかたち』ミ7
なかわたぬきて つきすえは あおひかつらの めをまつり』ミ9
『かくめをおもる そのなかに とはみなみむく ひとくさの ことほきのふる』ミ9
『よろものの なかにひとむも あひきとは まけてやわしの みやひなり』ミ10
『いのなわの ふみもとほれは いもをせも なかにたのみの いなわひくらん』フいなわ
『ふのなわの まつりとほれは いもをせも なかにみちひく ふなわなりけり』フふなわ

 ●釣合う所。匹敵する所。 半ば。半分。等分。

『ひのみちは なかふしのそと つきはうち をはおもてわさ つとむへし』ホ13
『こたえとく すすはまさかき ほすゑのひ としにきなかの むよろほき』
ホ13
『いせとあわちの なかのほら すすかのかみと はこねかみ』ホ13
『みのあふらへり けもかれて やかてまかるそ ふつきなか すすしろくえよ』ホ15
なかほとお きつなにそえて くつはみの はにゆふはしお まてにもつ』ホ192
『はなやかのあは にのみやと てりあれのあは なかおひえ』ホ21
『くらやめのあは かにやめる おほろよのあは なかくらし』ホ21
『こやねふとまに うらなえは やせひめよけん やひのゐは なかのやとなる』ホ27
『そのつつす かそえてなかお つほかなめ このうたつつき かそえもの』ホ39
よなかまて かくむよいたり はらみやの おほまのとのに みこします』ホ40
『ゑのなめはねに しものなか ひうおまねけは かつめかみ』ミ7
『たのなめは みうのあおうけ きさらきの なかよりみうお めにやわせ』ミ7
『たみなわしろに たねおまく やよいなかより かけろいて なえおいそたつ』ミ7
『とのなめは はにみつうるふ さつきなか ひかりとほれは』ミ7
『ほつきなか みめにとくつき いものこの さわおいわいて』ミ7
『たはきそらてる みつをかみ きさらきなかに みつをきて』ミ9
『やよゑなかすえ かけらうや めつたりおさむ たもとかめ』ミ9
『ひのめちかきる さつきなか ひとめふしおき さみたるる』ミ9
『はつきなかより みめのとく にたこもちつき ゐもはつき』ミ9
『ややめもみちて なかころは をのかみつきて かみなつき』ミ9
『きよきうと かろくちりんと なかのぬと みたもひおうむ あねとなり』ミ10
『ものそのは うけもちのたの つとめおも なかとにならは うえややむらん』フもその

 ●交わり。関わり。合わせ。結び。つなぎ。仲介。

『ふてししは くえはいきても くさりくさ かみとなかたゑホ15
『われももふける このことく なかおなさんと ひたかみえ』ホ16
『いとおりひめお ここたへに みこなかはしの をしてもり』
ホ31
『おおまかいとゐ なかはしに うむみこいみな いろきねの とこねつひこそ』ホ31
『われももふけの このことし ともにのほりて なかうとと』ミ逸

2.中心。中軸。核。源。主導的なさま。上流。

『をはきみの くにをさむれは きつをさね よもとなかなり』ホ1
『をうみあつみの なかはしら ひかしはやまと ひたかみも』ホ2
『はこくにのかみ ひたかみの たかまにまつる みなかぬし』ホ2
『たみのことはの ととのゑは なかくにのなも あわくにや』ホ5
『ゐつくしおもて かんかたち なかこすなおに かんちから』ホ8
『そひらにしける まつかやの なかにやまたの おろちゐて』ホ9
『むかしなかやま みちひらく かなやまひこの まこむすめ したてるおくら』ホ10
『みさほおたてよ ゐものみは をせのおなかに おることく なせはみさほそ』ホ13
『あわうひの めくれるなかの みはしらに さけてめをなる』ホ14
『ゐつましわりて ひととなる あめなかぬしの かみはこれ』ホ14
『もとあけの よそこのたねの なかみくらホ14
『さつさはらをひ ゐわたなす なかくたとほる』ホ14
なかのいわほに おわします そはにとみあり あめみまこ』ホ18
『あめつちつなく なかくしの いきにつきひの なかみちか』ホ192
『みなるひのあは なかみなる くらやめのあは かにやめる』ホ21
『ひめもすに みやのうてなの くろところ なかつはしらの ねにすみて』ホ22
なかのわもかな うつろゐか あわうみさらえ みおのわと ひとにないきて』ホ24
『あさのまに なかみねなせは かみのなも ゐつあさまみね』ホ24
『みかしやお つまとして うましまちうむ なかすねは おものとみなり』ホ27
『ときにわかみや なかにます こやねはひたり みほひこは みきにはへれは』ホ27
『もろくれは ふつくころしつ みゆきして とよのなかおに かりみやこ』ホ38
『たらのそたつも うるほいも てるきつさねの なかにいて』ミ1
『みつにあふらの うかむさま めくるうつほの そのなかに』ミ6
『かしきのゆうお なかにたて ましろのゆうお きねにたて』ミ8
『わのなかに みひかりのあし なかにみつ これかみかたち』ミ7
『かたちけた あのまてのいの なかにたつ くにたしなるる かみかたち』ミ7
『まとかのなかの みはしらは かのかみかたち』ミ7
『たつなかつほの ちまたより てにおはゐつき みちひきて』ミ10
『ことはつかひも このうたの なかのななねお もととして』ミ10
『たまのをも あわとわかれて そとはあに なかはわとなる おしてより』ミ10
『あのやまの なかうつろゐか あわのすな こほしのゑなの むねそあみける』フあやま

 
なく(和く/熟ぐ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・収まる・釣り合う・匹敵する」、また「D: 正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・中心にある・主導する」などの意。

変態:「あか(中)」「なこ(和・中)
類語:「うち(内)」「なか(中)」「おく(奥)」「うら(心・占)」「さね(実・核)」「こころ(心)

 
 

【(和)・眺】
(目に) 合わす・入れる・得るさま。

『すそのやつうみ みつうまり やくれとなかは かわらしと みつくりのうた』ホ32

 
なく(和く)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・入れる・得る」などの意。

類語:「なかめ(眺め)

  
 

【長・永・中】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・進展する・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま

『みなみむき あさきおうけて なかいきの みやのうしろお きたといふ』ホ1
『ふかくはかりて おもいかね とこよのおとり なかさきや』ホ7
なかつきはみめ しむそよへ こゑのよそやち あわのかみ』ホ14
『ひとのみと なりてはらめと なかゐして こそむつきまて くるしむる』ホ14
『ははのいさなみ なかはらみ こそむつきへて うみたまふ あまてるかみそ』ホ16
『なるるも としなかは はせいつかけも なかなれや』ホ192
『あめつちつなく なかくしの いきにつきひの なかみちかホ192
『たとひなかあめ あふれても やまはしけきに もちこたえ』ホ22
『うかわかりやに みあえして あひまつなかた さるたひこ』ホ24
『たちからを やもにほらしむ うみのなも きはやまなかと きねはあす』ホ24
『もちゐはゑしき うけかみに いはふほなかと ゆつりはの』ホ25
『すすむれは きみのなかねの をゑさめて もろもさむれは いくさたち』ホ29
『たかおはりへか せひひくて あしなかくもの おおちから』ホ29
なかみしか いわすつらつら おもみれは みなかぬしより』ミ4

 ●なかつき(長月)の略。

『さやとなかもち きさきうむ いみなしきひと たまてみこ』ホ31
『そこほなかやか まきむきの みやにかえます』ホ38

 
なく(熟ぐ・長く)」の名詞化。 
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・進展する・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。

変態:「たか(高)
派生語:「なかし(長し)

 
 

【(退・萎)】
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま

『たかおはりへか せひひくて あしなかくもの おおちから』ホ29

 
なく(退く・萎く)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

変態:「なき(泣き)」

 
 

【(退・萎)】
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま

『たかおはりへか せひひくて あしなかくもの おおちから』ホ29

 
なく(退く・萎く)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

変態:「なき(泣き)」

  

11/04/02

   

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