【(合つ・食つ・治つ・埋つ)・陥つ】
A: 合う/合わす。収(治)まる/収(治)める。直る/直す。保つ。
『はまにうなたれ うれふとき かりわなにおつ これおとく』ホ25 |
変態:「あつ(当つ)」「うつ(打つ)」「おす(押す)」「ほす(欲す)」「もつ(持つ)」「もす(模す)」「よす(寄す)」
派生語:「おとも(御共)」
【(離つ・放つ・発つ・外つ)・落つ】
B: 離れる/離す。放つ。払う。発す。そる/そらす。曲る/曲げる。
変態:「いす(濯す・逸す)」「うつ(棄つ)」「うす(失す)」「ほす(没す)」「もす(没す)」「よす(止す・避す)」
派生語:「おろち(愚霊)」「おち(遠・彼方)」「おちくに(堕国)」
【復つ・変若つ】
C: 回る/回す。行き来する/させる。還る。繰り返す。復帰する。
変態:「ゆす(揺す)」「いす(揺す)」「ます(回す)」「みす(廻す)」「もつ(戻つ)」「わつ(渡つ)」
派生語:「おと・をと(復)」「おと(音)」「もとつ(本つ)」「おとる(躍る・踊る)」「おつ(尾津)」
【(上つ・秀つ・生つ・熟つ・央つ・果つ)】
D:
正の方向に離れる/離す。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・中心にある・主導する」
変態:「おす(推す)」「のす(伸す)」「ほつ(秀つ)」「もす(燃す・茂す)」
派生語:「をとこ(男)」「おたく(お猛く)」「おたけふ(お猛ぶ)」「おた(生田)」「をち(治人/老翁)」「おち(叔父)」「よをと(夫)」「おとる(躍る・踊る)」「あおつ(煽つ)」「おち(御乳)」
【(劣つ・穢つ・遅つ)・落つ・怖づ・(果つ)】
E:
負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」
『みなみるみなみ ひのおつる にしはにしつむ』ホ1 『きははるわかは なつあおは あきにゑもみち ふゆおちは』ホ1 『ふたかみのまえ おちととむ おもわすいたく ゆめここち』ホ4 『あらかねの つちにおちたる さすらをの』ホ9 『なんたはたきの おちくたる ときのすかたや やとせふり』ホ9 『くゑひこか かんみむすひの ちゐもこの をしゑのゆひお もれおつる』ホ9 『とひてたかみの まへにおち けんけんもなく ちのははや』ホ10 『まつりなけれは あまめくみ もれておつるそ』ホ13 『ときにあめより にいとりの ひとはおつれは あまつのり』ホ16 『むまはうまれて ものしらす あたはしるとき のりおつそ』ホ191 『きはねより さかえるのあは にのさかえ ひおつるのあは かにおとる』ホ21 『おおなむち ひとたひおちて ひすみきみ そのこものぬし まめおなす』ホ21 『このうたに うらみのなんた とけおちて きもにこたえの かちはたし』ホ24 『なきさにおちて おほるるお たけきこころに およかせは』ホ26 『なんちなきさに おちんとす みたねおもえは たけこころ』ホ26 『このうたお みたひになんた おちかかる ひさのあおひは もにしみて』ホ26 『はるはぬるては なつあおく もみちはつよく ふゆはおつ』ホ28 『たとひおちても なうらめそ かけのまめなせ このめてる』ホ28 『ゆえはあすかお おちたとき まめおわすれす このゆえに』ホ28 『かみのもの いわにかかりて ひたひけは たきおちくたる さくなたり』ホ28 『おとしきおちて かたちかえ かみのいとうに われおそる』ホ29 『やわなきお おつてといえは みこもさる ことめかつくる くしみかた』ホ31 『みきたまわれは のむときに はたよりおちて あらわるる』ホ37 『ことひきはらに おはよえた おきてかわちの ふるいちに またよはおつる』ホ40 『おこそかに ことひきはらの みささきに おちしおはよつ』ホ40 『これとけす つみにおつるお いふきかみ ひきてかみとす』ホ40 『ねのつきつゆも しもはしら こからしふけは きはみおち』ミ9 『いのつるは はやこかをろち まつられて なるいわなかも みさほおちつる』フいつる |
変態:「あす(褪す)」「いつ(凍つ)」「うす(倦ず)」「ほす(細す)」
派生語:「おと(乙・劣・弟)」「おろち(愚霊)」「おとる(劣る)」「をた(穢泥)」
関連語:「おそ(遅)」「おとす(落す・脅す)」
【(復)・尾津】<地名>
(置き忘れた剣がヤマトタケに) 復帰した所。
『おつのひとまつ これむかし ほつまくたりの みあえとき』ホ40 |
「おつ(復つ)」の名詞化。
ここでは「C:
回る・還る・戻る・復帰する」などの意。
また「おつ(復つ)」+「つ(区分・所属)」の合成。
類語:「多度(オツの転)」
10/02/17
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