【当つ・充つ・(和つ・中つ・圧つ)】
A: 合う/合わす。在る/現す。収(治)まる/収(治)める。調う/調える。釣り合う/釣り合わす。
『いまわたりたの まるかかみ あててやたみの こころゐる』ホ17 『やなきあやなる はなかたは ゑかきまのりに あてうつし』ホ23 『ふたやせに あててころしつ おもむろお ここにおさめて みこのかみ』ホ31 『あいふへも をすしやかみの あてまもり ねこゑさすくる あなみかみ』ミ10 |
変態:「うつ(打つ)」「おす(押す・推す)」「なつ(撫づ)」「はつ(泊つ)」「まつ(待つ)」「わす(座す)」
派生語:「あと(跡)」「あたる(当たる)」「あち(味)」「あつく(預く)」「あたたら(充足)」「あつむ(集む)」「あた(仇)」「あたふ(能う・与ふ)」「あつさ(梓)」「あて(当て・宛)」「あつかわ(和つ川)」
【(離つ・放つ・外つ)】
B: 離れる/離す。放つ。払う。発す。そる/そらす。曲る/曲げる。
変態:「あす(褪す)」「いつ(出つ)」「うつ(棄つ)」「なす(鳴す)」「はす(発す)」「わす(忘す)」
派生語:「あち(彼方)」
【(辺つ)・当つ】
C: 行き来する/させる。回る/回す。配る。配当する。
『しのそのは つきのこまひく まめやかも ゐもかめくみの かてやあつらん』フしその |
変態:「うつ(移つ)」「おつ(復つ)」「いす(揺す)」「ゆす(揺す)」「もつ(戻つ)」
派生語:「あつく(預く)」
【(上つ・熱つ・栄つ・篤つ)・充つ】
D: 正の方向に離れる/離す。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る・実る」
『かれよみかえり みつほあつ よりてほつみの まつりなす』ホ31 『たにぬかつけは よみかえり やはりわかやき みつほあつ』ホ32 |
変態:「あす(填す)」「おす(仰す)」「なす(成す)」「はす(馳す)」「まつ(全つ)」「やす(養す)」
派生語:「あと(後)」「あち(阿智)」「あた(熱)」「あたはしる(熱走る)」「あたこ(愛宕)」「あつき(小豆)」
【(浅つ・褪つ・貧つ・果つ・落つ・篤つ)】
E:
負の方向に離れる/離す。「落ちる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」
変態:「あす(褪す)」「いつ(凍つ)」「うす(倦ず)」「おつ(落つ)」「はつ(恥づ)」「まつ(拙つ)」「やす(痩す)」
派生語:「あつしる(篤しる)」
【厚・篤・暑・熱・(中)】
D:
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
『ふくしかまえの あつさむも ころもかゆれと ほしにしむ』ホ17 |
「あつ(上つ・熱つ・栄つ・明つ・篤つ)」の名詞化。
変態:「あた(暖・温)」「いた(甚)」「いと」「いつ(逸・至)」「また(全)」
【篤・(褪・貧・拙・劣・穢)】
E:
負の方向に離れるさま。「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま
「あつ(褪つ・貧つ・果つ・落つ・篤つ)」の名詞化。
変態:「まつ(貧・拙)」「おと(劣)」「おつ(乙)」「はて(果て)」「はち(恥)」
10/02/19
【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】