あと  アト  ato

  

【後】
1.遅れて来る時。後方。

『あるかたち つくるいさわの ををんかみ あまのまなゐに みゆきあとホ1
『あるひたかまの みゆきあと もちこはやこお うちにめす』ホ7
『ひたかみの みくらのあとに またみやこ うつしてなつく たかのこふ』ホ11
『たちからを をやのあととて ここにあり みかりのをとも こふゆえに』ホ24
『ちちめすときは さはかなり われはおおわに ひめはかも あとにおくれと』ホ26

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2.陰。(陽陰の精製過程で先ず陽が上り、後に陰が下ったため)

『しかれとも あとさきかかり みそふかも』ホ1

 
あつ(褪つ・落つ)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「遅れて来る・後方にある」などの意。

変態:「のち(後)

 
 

【跡】
合わせ。写し。留めるもの。保つもの。残り。痕跡。

『ひたかみの みくらのあとに またみやこ うつしてなつく たかのこふ』ホ11
『のてむすひ のかせにかわく くこはにに ひつめのあとは のらとみち』ホ18
『ふむあとの のにひとうみて のるはのて ねわによろこふ ねわはこて』ホ18
『すせりみや むかしのあとに いまつくる うかわのみやに うつります』ホ25
『をにふのきちの ひたとへは あとおしたひて くちきたに』ホ26

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あつ(当つ・圧つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・写す・収める・留める・保つ」などの意。

変態:「あて(当て・充て)

  

10/01/11

  

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