【(当・宛・的・値・中・間)・仇・敵】
合い当るもの。相手。匹敵・対立・敵対するさま/もの。釣合う位置。中間。狭間。
『しもかうらやみ かなはねは おきておうらみ きみそしる これもあたなり』ホ16 『まつしきは およはぬとみお うらやみて うらみのあたに たねほろふ』ホ16 『こころいる いれものなれは やたかかみ つるきはあたお ちかつけす』ホ23 『しりそきて かみおまつりて ひのままに おそははあたも やふれんと』ホ29 『かれにみちをみ さかすれは あたなすことお おたけひて』ホ29 |
「あつ(当つ・中つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・当る・釣り合う・匹敵する・対する」などの意。
変態:「まと(的)」「あて(当て・宛て)」
類語:「てき(敵)」「かたき(敵)」「あいて(相手)」「あたひ(値)」「あいた(間)」「あたか(恰)」
【他・異・(外)】【徒・空】
別。異り。他。 空。
『しもめして いもとおとさん あたまくら ついにいつわり』ホ24 『さくらいあらは わかはらみ あたたねならは はなしほめ』ホ24 |
「あつ(離つ・外つ)」の名詞形。
ここでは「B: 離れる・それる・別れる・外れる・退く・空く」などの意。
変態:「むた(無駄)」「うつ(空・虚)」
類語:「から(空)」「はつれ(外れ)」「あっち(彼方)」
【(温・熱・篤)・婀娜】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
『むまはうまれて ものしらす あたはしるとき のりおつそ』ホ191 『ものつるは まさかきはなの いさおしも あたのやまひも もとにかえつる』フもつる |
「あつ(厚つ・篤つ・暑つ・熱つ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
変態:「また(全)」「いた(甚)」
派生語:「あたはしる(熱走る)」「あためく(婀娜めく)」「あただ」
10/09/23
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